オーディオのライトサイド:OrdinarySound

TuneBrowserの使い方 まとめ

TuneBrowserは、インストール初期状態ですぐに充実の機能を利用できるWindowsの音楽再生ソフトです。この記事は、基本的な使い方から更に使いやすくカスタマイズする方法、スマホでTuneBrowserをリモート操作する方法などをまとめています。

各種設定は「設定」画面から行います。

目次

基本的な画面操作

画面構成

TuneBrowserの画面は、次のビューから構成されています。

画面構成
  1. アルバムビュー
  2. プレーヤービュー
  3. ツリービュー
  4. キーワードビュー

この他にも、リリックビューとログビューを表示することができます。

ビューの表示/非表示

メインウィンドウとなるアルバムビューを除いた各ビューは表示/非表示することができます。

ビューを表示/非表示するには

  • 「表示 > ドッキングウィンドウ」のサブメニューの各ビューを選択します。
    ※各ビューの「閉じる」ボタン(右上の×マーク)でも非表示にできます。

ビューを別ウィンドウ表示/ドッキング表示するには

ビューの表示方法として、アルバムビューにドッキングまたは別ウィンドウで表示することができます。

  • 各ビューのタイトルバー(一番上の〇〇ビューと書いてある領域)をドラッグします。
    • ドッキング状態を別ウィンドウにするには、メインウィンドウ(アルバムビューのある画面)の外にドラッグ&ドロップします。
    • 別ウィンドウをドッキングにするには、メインウィンドウの中にドラッグ&ドロップします。

ドッキングしたビューを折りたたむには

ドッキングしたビューは折りたたみ表示にして使う時だけ表示させることができます。

  • 各ビューのタイトルバー右側の押しピンのアイコンをクリックすると、アニメーションしながら折りたたまれます。
  • 折りたたまれた状態で〇〇ビューと書かれた部分をマウスオーバーするとアニメーションしながらビューが一時的に表示されます。
  • 折りたたみ表示を元に戻すには、押しピンのアイコン(タイトルバー右側)をクリックします。固定表示されるようになります。

TuneBrowserの便利な使い方一覧

TuneBrowserをネットワークオーディオの強力なコントロールセンターに

TuneBrowserはネットワーク上のプレーヤーへ音声出力して再生コントロールできる機能を試験公開しています。最強ともいえる音楽ライブラリー管理機能を持つTuneBrowserは、従来のネットワークオーディオの弱点を払拭する再生環境の強力なコントロールセンターになります。

TuneBrowserでイコライザーを使う方法

TuneBrowser 5.0.0からVST3プラグイン対応になりました。これにより、有償無償の豊富なイコライザーを含むプラグインが使えるようになりました。

TuneBrowserにイコライザー機能はありませんが、TuneBrowserの音声出力を別のイコライザーに入力することで対応できます。具体的には以下の方法が考えられます。

  1. パソコンの音声出力をハードウェアのイコライザーに入力する。※最も簡単な方法です。
    EQ341EQ355
    左:ATR EQ341 右:ART EQ355
  2. イコライザーを内蔵したオーディオインターフェイスをDACとして使う。
    Apollo Solo USB
    UNIVERSAL AUDIO Apollo Solo USB
  3. WindowsのシステムワイドイコライザーであるEqualizer APOを使う。※ただし、ASIOやWASAPI排他モードでは利用できません。
  4. JRiver Media Centerを使う。
    JRiver Media Centerの仮想ASIOドライバーをTuneBrowserの音声出力に設定することで、JRiver Media CenterのDSPスタジオの持つ音声処理機能からイコライザーを使うことができます。VSTプラグインのイコライザーを使うこともできます。
    ※音楽再生ソフトを2つ(TuneBrowserとJRiver Media Center)使うことになるのですが、音楽管理再生が得意なTuneBrowserと音声処理が得意なJRiver Media Centerを使うといった方法は理に適った使い方といえます。

TuneBrowserの出力をJRiver Media Centerに渡す方法は、TuneBrowserがVST3対応となった今では無意味なように思えます。ただし、VST2にのみ対応しているプラグインの場合は、この方法が有効です。

  1. VoiceMeeter Bananaを使う。
    VoiceMeeter Bananaに内蔵されたイコライザーを使うことも、DAWソフトのようなVSTホストアプリケーションにVSTプラグインのイコライザーを組み込んで使うこともできる、リーズナブルで柔軟な方法です。

TuneBrowserの設定

設定画面の開き方

「ファイル‐設定」メニューで「設定」画面を開きます。

「ファイル‐設定」メニュー

設定メニュー一覧

TuneBrowserの設定画面は、左右2つのエリアで構成されています。

左側は設定項目がツリー状に分類されていて、プラスのアイコンをクリックすると下の階層が表示されます。下の階層が表示されている時はアイコンはマイナスになり、クリックすると下の階層が表示されなくなります。

ツリーの中からいずれかのメニュー(文字列)をクリックすると、該当する設定項目が右側に表示されます。右側の設定項目もプラス/マイナスで下の階層が開閉されます。

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