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TuneBrowserをインストールしたら最初にすることの一つに再生デバイスの設定があります。
シンプルでわかりやすいTuneBrowserのデバイス選択
Windowsの多くの音楽再生ソフトは、デバイスとドライバーの選択が複雑になりがちで、これがWindowsでの音楽再生が敬遠される理由の一つではないかと思います。
TuneBrowserは、ドライバーとしてASIO(存在すれば)/WASAPI/Nullが列挙され各々その中にデバイスが列挙されるといったシンプルでわかりやすいものです。
再生に使用するデバイス | |
再生に使用するデバイスの選択 | 再生に使用するデバイスを指定します。 |
再生のレジューム | |
再生位置を覚える | 次回起動時に、再生していた時刻位置を再現します。Noにすると、トラックの先頭が再生候補になります。 |
曲ごとに再生位置を覚える | Yesの場合、曲ごとに最後に再生していた時刻位置を記録します。記録した再生位置は、再生していない状態では、各トラックの経過時間の部分に()付きで表示されます(既定の設定の場合)。また、Player Viewのトラック上では”LAST”として表示します。その部分をクリックすると、その位置にシークすることができます。この情報は次に再生停止時に更新されます。また曲全体を再生し終わった場合には消去されます。 |
再生が終了してもトラックを変えない | Yesの場合、再生が終了しても、再生していた曲にフォーカスを維持します。Noの場合、次の曲、または次の曲がない場合は先頭にフォーカスを移動します。 |
スタンバイ復帰時に再生を継続する | PCをスタンバイ状態にするときに再生が行われていたら、つぎにPCがスタンバイ状態から復帰した時に、そのまま再生を再開します(ただしデバイスの状態によっては再生に問題の出る場合があります)。 |
「現在のトラックの再生が終わったら停止」をリセットする | ここをYesに設定すると、トラックの再生が終了した時に、「現在のトラックの再生が終わったら停止」をリセットします。Noに設定すると、「現在のトラックの再生が終わったら停止」は維持されます。 |
Playback Queueを保存する | 終了時にPlayback Queueの内容を保存します。 |
再生対象曲を保存する | 終了時に再生対象曲を保存します。 |
再生の操作/確認の設定 | |
選択されたアルバムを再生対象にする | Yesの場合、選択されているアルバムを再生対象にします。プレイリストを開いている場合は、この設定にかかわらず、プレイリスト内の全曲を再生対象にします。 |
楽曲のダブルクリックで再生する | Yesの場合、楽曲(トラック)をダブルクリックすると再生を開始します。Noの場合、表示形式の切り替えを行います。 |
再生を停止するときに確認する | Yesの場合、停止/終了操作以外の操作で再生が停止する場合に、確認のメッセージボックスを表示します。 |
終了時に再生していたら確認する | Yesの場合、TuneBrowserの終了時に再生が停止する場合に、確認のメッセージボックスを表示します。 |
その他の設定 | |
コンテンツ境界を考慮する | 再生の機能において、コンテンツ(連続するトラックのまとまり)境界を考慮するかどうかを指定します。「タグによる」はCONTENT GROUPのタグの値に従います。「トラックの継続性データによる」はトラックの継続性の判断結果に従います。「タグとトラックの継続性データ両方」はその両方の結果を利用します。 ここで指定した方法は、ランダム再生とRAMDecorderで使用されます。 |
n秒スキップのn(秒) | n秒スキップ秒戻すの操作を行う際のn秒を指定します。 |
再生停止時に再生位置を戻す(秒) | 「停止してそのまま」を実行したときに、再生位置を指定した秒数だけ戻します。 |
デバイスのリセット時に再生位置を戻す(秒) | 設定の変更時など、再生デバイスをリセットするときに、再生位置を指定した秒数だけ戻します。再生条件を変えたときの音質の比較に便利です。 |
TuneBrowserのデコードオプション(設定 > 再生の設定 > デコードの設定)は豊富です。RAMDedoce、HDCD、De-emphasis等に対応します。
ファイルアクセス | |
通常の読み込み時のキャッシュサイズ | 通常の逐次ファイル読み込みを行う時のキャッシュメモリサイズをKB(キロバイト)単位で指定します。RAMDecodeの場合、この値は無視されます。 設定値:256(デフォルト) |
RAMDecode | |
RAMDecodeを使用する | RAMDecodeとは、再生開始時に、対象ファイルを全てメモリに読み込み、その後のデコード処理はメモリ上で行うしくみのことです。 RAMDecodeを使用すると、再生中のディスクアクセスを抑制することができます。そのかわり、再生開始時に対象のファイルをすべてメモリに読み込むため、状況によっては再生開始まで時間のかかる場合があります。 設定値:No(デフォルト) |
RAMDecodeのモード | RAMDecodeのモードを指定します。 「すべて」は再生対象の楽曲をすべて読み込みますが、読み込んでいない部分の再生にさしかかると、再生を停止し、つづきをメモリに読み込んで、再生を再開するようになります(原理上、再生が一時的に停止します)。 「自動」の場合は、再生対象のファイルサイズから、最適な読み込み単位を決定します。 |
RAMDecodeの並列読み込み | 1以上の数値を指定すると、指定した数だけ並列化して読込みます。環境によっては読込み時間が短縮します。デバイスによっては逆に時間のかかる場合もありますので、注意してください。 |
自動判定時に「コンテンツごと」に移行する最大サイズ(MB) | この項目は、RAMDecodeのモードが「自動」の場合のみ有効です。再生対象のファイルサイズの合計がここで指定したサイズより大きい場合は「1曲ごと」または「コンテンツごと」に移行します。 |
RAMDecodeの最大メモリサイズ(MB) | RAMDecodeを行う際の最大メモリサイズをMB(メガバイト)単位で指定します。再生対象のファイル群の合計がこの容量を超えた場合、RAMDecodeは行われず、通常の逐次読み込みを行います。0で無制限です。あまり大きな値を指定すると、OSによってメモリがページファイルに割り付けられ、結局ディスクアクセスが発生することになりますので、注意してください。 |
デコード処理 | |
バッファ時間(ミリ秒) | デコード結果を保持するバッファ時間をミリ秒単位で指定します。短い時間を指定しても、対象フォーマットのフレームサイズによっては、ここで指定した以上の時間分のバッファを使用する場合があります。 |
シーク後のバッファ時間(ミリ秒) | 演奏開始時あるいはシークしたあと、最低限確保するデコード結果のバッファ時間をミリ秒単位で指定します。短いと、シークの反応がよくなりますが、デコーダ待ち(音の途切れ)が発生する可能性があります。 |
デコードのその他の設定 | |
HDCDデコードの自動適用 | Yesに設定すると、一部のCDで利用されているHDCD技術を自動で検出し、24ビットでデコードします。適用される条件は、CDの取り込み時、可逆圧縮形式および非圧縮形式での再生時の最初のフレームに基づいて判断します。 |
De-emphasisの自動適用 | Yesに設定すると、古いCD向けの規格であるDe-emphasisの適用条件を自動で判断し、24ビットでデコードします。適用される条件は、CD取り込み時のトラック情報に含まれるpre-emphasisフラグ、あるいは再生時のPRE-EMPHASISタグの値(1で有効)に基づいて判断します。 |
デコードエラーを検出した場合 | デコードエラーを検出した場合の動作を指定します。どの場合も、エラーを検出するとLog ViewのPlayerタブにはエラー内容が報告されます。 |
クリップを検出する | float型のデコード処理(MP3やAACなど)は、クリップを発生させる可能性があります。ここをYesにすると、クリップをチェックするようにして、検出したらスペクトル表示のピークメータを赤く表示させます。 |
デコードテスト | |
並列処理する | Yesにした場合、マルチコアCPUの場合、検査速度が向上します。そのかわり、ログが見にくくなります。 |
PCM波形の検査を行う(実験的) | デコードしたPCM波形の検査を行うかどうかを指定します。この下のパラメータは、ここがYesの場合にのみ有効です。 エラー(ヒント)は、「変化なし」レベルの一定サンプル数の連続と、その前後の「変化大」レベルの発生で検出します。こうした検出方法は、作者の経験に基づく推論であり、誤検知や見逃しなどがないことを保証するものではありません。 重要:MP3などの不可逆圧縮形式の場合、報告するサンプル一の波形はアプリケーションによって大きくズレる場合があります。これはアプリケーション間でディレイ類とフレームの処理が異なるためです。 |
MP3の処理 | |
MP3ファイルの解析モード | MP3ファイルを解析してMPEGフレーム検索するモードを指定します。Easyに設定すると、事前定義されたメタデータを採用しながら、ファイル冒頭から順番に有効なフレームをデコードします。 |
MP3の許容断片化 | MP3ファイルに含まれる断片化された不連続フレームを許容する最大回数を指定します。この値を超えるとエラーと見なします。0で無制限(エラーなし)です。 |
MP3の許容スペック違いフレーム数 | MP3ファイル内でスペック(サンプルレートなど)の異なるフレームの出現回数の上限を指定します。この回数を超えると、ファイル破損とみなしてエラーにします。0で無制限(エラーなし)です。スペックは検査したフレームのうち、最後に登場したフレームのものを採用します。 |
CBRの確認フレーム数 | CBR形式の場合に、確認するフレーム数を指定します。0で全フレームです。「MP3ファイルの解析モード」がEasyの場合にはこの値は使用しません(フレーム確認を行いません)。 |
ABRの確認フレーム数 | ABR形式の場合に、確認するフレーム数を指定します。0で全フレームです。「MP3ファイルの解析モード」がEasyの場合にはこの値は使用しません(フレーム確認を行いません)。 |
インストールされているASIOドライバーごとに設定することができます。
DSD関連の設定 | デバイスにDSDデータを送出しない | Yes/No(初期値) ここをYesにすると、このデバイスがASIO 2.1 Native DSDに対応していても、強制的に対応していないとみなします。また、下のDoPに関する設定も無視されます。 |
DSDモードをチェックできないデバイス | Yes (初期値) /No 一部のデバイスは、DSDモードかどうかをチェックしても正しい応答を返さない場合があります。その場合はここをYesに設定してください。 | |
DoPに対応しているデバイス | Yes/No(初期値) | |
DSDの安定性をチェックする | しない(初期値)/ある範囲内かチェックする/厳密にチェックする 楽曲の冒頭の無音データが変則的なパターンになっていると、デバイスによってはブツッというノイズを発生させることがあります。ここをYesにすると、再生前にDSDデータを簡易的に確認し、ノイズを発生させる可能性がある場合はエラーとして扱うようになります。 |
ASIOデバイスの場合、選択したオーディオデバイス名のサブツリーとしてチャンネルアサインがあります。「チャンネルアサイン」をクリックすると、デバイスに応じてチャンネルの一覧が表示されます。※おそらく該当するASIOドライバーに問い合わせた結果が一覧表示されるものと思われます。ZEN DACの場合は空白画面でした。
Apollo Twin USBのASIOのチャンネルアサインを選択した場合は、上の画像のとおりになります。
Apollo Twin USBなどのUAD-2プラグインを利用できるオーディオインターフェースの場合は、チャンネル一覧の中のバーチャルチャンネル(VIRCHUAL 1~VIRCHUAL 4)にTuneBrowserの出力をアサインすることでUAD-2プラグインを再生音に適用することができます。ステレオ音源であればVIRCHUAL 1を左(Front Left)にVIRCHUAL 2を右(Front Right)にアサインすればよいでしょう。
チャンネルアサインすることによって下の画像のようにTuneBrowserの出力をApollo Twin USBのバーチャルチャンネルに送ってUAD-2プラグイン(DSP動作のオーディオプロセッサー)を使うことができるようになります。
関連記事:Apollo Twin USBでリスニング用途にDSPオーディオプロセッサーを試す(Windows)
WASAPI固有の設定(1) | 排他/共有モード | Shared Mode/Exclusive Mode(初期値) WASAPIの動作モードを設定します。Shared Mode(共有モード)かExclusive Mode(排他モード)を指定します。排他モードを指定した場合でも、排他モードの設定ができなければ、自動的に共有モードでの設定を試みます。 |
バッファモード | Event Mode(初期値)/Push Mode WASAPIのバッファに関する動作モードを指定します。Push ModeかEvent Modeを指定します。Push Modeは、TuneBrowser側でタイミングを計ってバッファにデータを入れます。Event Modeは、デバイス側のイベントを合図にバッファにデータを入れます。Event Modeでデバイスの動作に支障が出る場合、Push Modeを指定してください。 | |
バッファ時間(ミリ秒) | 200(初期値) WASAPI再生に使用するバッファ時間(バッファの大きさ)をミリ秒単位で設定します。Exclusive ModeでEvent Modeの場合は、WASAPIの仕様によりこの値は適用されず、バッファ時間としてデバイス呼び出し間隔が使用されます。またExclusive ModeでPush Modeの場合は2000ms以下でなければいけません。 | |
デバイス呼出し時間(ミリ秒) | 30(初期値) WASAPI再生の際に、バッファ更新する時間間隔をミリ秒単位で指定します。Exclusive ModeでEvent Modeの場合は、バッファ時間にもこの時間が適用され、またWASAPIの仕様上、500ms未満でなければいけません。100ms以上など大きな値を指定するとスペクトル表示が滑らかに表示されない場合があります。0を指定すると、デバイスから取得した値を基に決定します。 | |
WASAPI固有の設定(2) | NORERSISTフラグを指定する | Yes(初期値)/No WASAPIデバイスの初期化時に、AUDCLNT_STREAMFLAGS_NOPERSISTを指定するようにします。このフラグを指定すると、ボリュームなどの情報がOSに保存されなくなりますが、効果はデバイスによって異なります。 |
セッションID | Null固定/TuneBrowser固有値(初期値)/動的生成 WASAPIデバイスの初期化時に適用するセッションIDの方式を指定します。 | |
バッファ境界の調整時の動作 | なにもしない/リセット/再生時(初期値) デバイスからバッファ境界の調整を求められたときの動作を指定します。問題がなければ、変更する必要はありません。 |
「再生の設定」のサブメニュー「再生の詳細設定」は次の別記事をご覧ください。