期待のハイレゾフォーマット MQA のメリットは、従来のハイレゾと比べて様々な再生環境で利用できることです。
既に MQA-CDをCDプレーヤーでハイレゾ再生する方法をご紹介しましたが、今回はPCでのMQA音源の再生をご紹介します。
PCでMQAをハイレゾ再生するには
音源
何はともあれMQAフォーマットの音楽ファイルが必要です。
既に多くのMQA-CDタイトルが市販されていますから、通常のリッピングと同様にCDを取り込めばMQAフォーマットの音楽ファイルが手に入りますし、ハイレゾダウンロード配信サービスからMQAファイルを入手することもできます。
お試しで体験してみたいのであれば、ここ(http://www.2l.no/hires/)から無料ダウンロードする方法もあります。ページの「MQA stereo original resolution」列からダウンロードしてください。

2Lは過去記事でご紹介したようにノルウェーの素晴らしいレーベルです。次のYouTubeは2Lレーベルのオフィシャル映像です。※こちらの映像は MQA ではありませんが、上記ダウンロードサイトから同じ楽曲のMQAフォーマットファイルをダウンロードできます。
2L からダウンロードしたファイルです。すべてFLAC形式でMQAが入っています。

再生ソフト
MQAの開発元である英国MERIDIAN社のサイトでは、Windows環境で foobar2000が、Mac環境ではAudirvanaとVox が紹介されています。
ここでは試しにJRiver Media Center 24で再生してみました。

最初はハイレゾ再生されず通常のCD解像度(16bit44.1kHz)で再生されていたのですが、再度MERIDIAN社のサイトを見てみると次のように書かれています。
① PC/MAC側のボリュームコントロールを最大MAX値にしてください。
② PC、再生ソフト側のサウンドイフェクトやミキシング機能などは、すべて無効化してください。
通常はJRiverのプラグイン機能を使っているので、これをオフにしてボリュームもMAXになっていることを確認、再生してみると見事にハイレゾMQAで再生できました。※ 後述のMQAフルデコーダー搭載DACを使用する事が前提です
ググってみてもJRiverでMQA再生できる情報は見当たらなかったので、再生できたのは朗報でした。
DAC
MQAフルデコーダー搭載でPC接続可能なDACが必要です。
ニューヨークの MYTEK Digital 社製品の DAC は MQA にいち早く対応した数少ないメーカーでファームウェアの定期的に更新されているため安心して使えます。

MYTEK LIBERTY DAC の場合は、フロントパネルのインジケーターの色で MQA 再生されている事が確認できます。
スピーカー
ハイレゾ再生でつい見落としがちなのがスピーカーのスペック、中でも重要なのは超高域まで再生できる周波数特性とハイスピード(高レスポンス)です。
その点でも HEDD のアクティブスピーカーは申し分ないと言えます。

ハイスピードはカタログに現れにくいスペックですが、HEDD アクティブスピーカーのハイレスポンスな音を聴けば優秀なスペックであることが伺い知れます。
周波数特性も – 50kHz と余裕のスペックです。単にカタログスペックに留まらず HEDD 自慢の Air Motion Transformer ユニットの高域再生能力は他の追従を許しません。
HEDD Type 05はMK2になって更にパワーアップしました。
HEDD Type 05(写真左)は、シリーズ中で最もコンパクトなエントリー機ですが、高域再生能力は – 50kHz と上位機種と何ら遜色ありません。高域を受け持つ AMT(Air Motion Transformer)(写真右)は上位機種と同じユニットを採用しているとのことです
MYTEK DAC & HEDD アクティブスピーカーは MQA再生のベストソリューション
このように、MYTEK Digital社のDACとHEDDアクティブスピーカーのコンビネーションは、次世代ハイレゾフォーマットであるMQA再生においてもベストソリューションです。
また、多くの DAC 製品にはボリュームコントローラーが排除されていますが、MYTEK 社のDAC はボリュームコントロールを装備している点でも HEDDアクティブスピーカーのベストパートナーであると言えます。
MYTEK Digital DAC
HEDD アクティブスピーカー
関連情報
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