オーディオのライトサイド
TYPE 05 MK2
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正規輸入品

HEDD TYPE 05 MK2は小型で高音質なアンプ内蔵モニタースピーカーです。
DTMのモニター用途に、リスニング用途に、利用シーンを選ばない5inchウーファークラスの紛れもない最高峰です。

news! 生産を一時停止

TYPE 05 MK2は2022年2月~3月に生産を再開する予定です。

TYPE 05 MKII
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デジタルケーブル

HEDD TYPE 05 MK2
TYPE 05 MK2
目次

音質向上のための他に類を見ない先進技術

位相特性の問題を改善するHEDD Lineariserを内蔵

TYPE 05 MK2を含むMK2シリーズはスピーカーシステムが抱える位相特性の問題を劇的に改善するHEDD Lineariserが内蔵されています。先代モデルでHEDD Lineariserはパソコンのプラグインソフトとして提供されていましたが、このHEDD Lineariserをスピーカー本体に内蔵することであらゆるソースに対して位相問題をシンプルにクリアできるようになっています。

リニアフェイズと呼ばれるスピーカーは他にもありますが、HEDD Audioこそが真のリニアフェイズスピーカーと言えます。

Room EQ WizardでHEDD Lineariserの効果をビジュアル化

スピーカー再生の音質改善に欠かせないツールRoom EQ Wizardは周波数特性を手軽に測定できるソフトですが、HEDD Lineariserの効果を測定することもできます。

2種類ある周波数特性

通常、周波数特性と呼んでいるのは音圧周波数特性(振幅周波数特性)のことです。周波数ごとの音圧のばらつきが目視できる横軸が周波数(Hz)で縦軸が音圧レベル(dB)のグラフです。

もう1つの周波数特性は位相周波数特性です。横軸は音圧周波数特性と同じく周波数(Hz)で縦軸は位相(degree)のグラフです。

次の2つのグラフはHEDD Lineariserオン(紫)とオフ(青緑)の位相周波数特性です。

ご覧のとおり、HEDD Lineariserオフ(一般的なスピーカーの状態)では位相が大きく剥離しているのに対して、HEDD Lineariserオンでは剥離が大幅に改善されていることがわかります。100Hz~20kHzに渡ってほぼフラットになっている点は見事としか言いようがありません。

測定条件

スピーカーの音響軸あたりを狙って約10cmの距離に測定用マイクを設置

HEDD TYPE 05 MK2

音質改善

実際に聴こえる効果としては、特に低音楽器のリアリティの向上が印象的です。例えばロータムの革のしなり具合が心地よいです。HEDD Lineariserによる音の改善効果をあわせてご覧ください。


リアパネル(MK2シリーズ共通)は、先代モデルのつまみと比較して高級感のあるものに変更され信頼性を高めています。

測定
VOL±12dBのボリュームは細かいステップとクリック間の高い、再現性の高いものになっています。
LINEARISERリニアライザーのオン/オフスイッチです。(*)のポジションは現在未割り当てとのことです。
CoPMK2シリーズの目玉機能の1つとなるバスレフモードと密閉モードの切換スイッチです。
ANALOG/AES入力切換スイッチです。アナログ/AES Left/AES Right/AES Monoに切り換えます。

バスレフにも密閉にも変幻自在

スピーカーのエンクロージャー(キャビネット)の種類としてはバスレフ型と密閉型があり、市販のスピーカーシステムの多くはこの2つのどちらかであることがほとんどです。バスレフと密閉にはそれぞれ一長一短の特徴があるのでバスレフと密閉を共に使いたければそれぞれの方式のスピーカーを各々用意しなければなりませんでした。

HEDD AudioのMK2シリーズは1台でバスレフ型にも密閉型にもなる画期的なエンクロージャーのスピーカーです。通常のバスレフ型スピーカー同様のバスレフポートを塞ぐパーツが付属されていて、このパーツを使うことで密閉型として機能します。

しかし単にバスレフポートを塞いだだけでは密閉型としての理想的なエンクロージャー設計にはなりません。MK2シリーズのリアパネルにはバスレフモードと密閉モードを切り換えるスイッチがあり、各々のモードでスピーカーの動作が最適化されるような設計になっています。

1台でバスレフとしても密閉としても使えるスピーカーという他社に見られない離れ業を成し遂げているのもDSPを搭載したアクティブスピーカーならではのことです。

次の図はHEDD TYPE 05 MK2のウーファー手前10cmに測定用マイクを設置した周波数特性です。※クロスオーバーは2.5kHzです

バスレフモードと密閉モードの違いは測定からもはっきりわかりますが、青緑色の密閉モードが40Hzまでのびていてそれ以下から下降し始めているのは見事です。

バスレフモードと密閉モードの違い

バスレフ・密閉を好みに合わせて選択するも良し、音源に合わせて使い分けるも良し、HEDDのアクティブスピーカーはオーディオの未来を歩んでいます。

次のグラフはHEDD TYPE 05 MK2を密閉モードにした時の左右チャンネルの周波数特性(リスニングポジション)です。5インチウーファークラスのスピーカーでこの特性は見事です。

補足)補正としてVoiceMeeter Bananaの6バンドパラメトリックイコライザーをカット方向のみで使用しています。

密閉モードにした時の左右チャンネルの周波数特性

聴感上の印象は、HEDD Lineariserとの相乗効果でしょうか見通しの良い小気味よい重低音再生です。密閉モードを通常使い音源によってバスレフモードと使い分けるのが使い方として良いのではないでしょうか。

5インチまでの小型スピーカーとしてモニター用途にもリスニング用途にもトップレベルの性能と音質です。

製品情報

TYPE 05はLineariserによる理想的な位相特性と、CoPによるバスレフ/密閉両対応の独創的な小型高音質パワードスピーカーです。

Lineariser®とCoPを搭載した妥協のないコンパクト・モニター

TYPE 05 MKII
TYPE 05 MKII
ウーファー(ハニカムダイヤフラム)5 “(1.5″ボイスコイル)
ツイーターHEDD AMT
クロスオーバー周波数(48 dB / octフィルター)2.5 kHz
入力1:アナログステレオ(2チャンネル)/インピーダンスXLR /22kΩ
入力2:AES「in」XLR
出力:AES「スルー」XLR
ボリューム±12dB
入力感度(A / D変調)-10 / -4 / 0 / +4 dB
HEDDLineariser®、切断可能、遅延:10ミリ秒
シェルフフィルターの高/低(.5 dBステップ)±4dB
LF範囲(-3dB):通常/拡張/サテライト45/38/80 Hz
デスクフィルター:小/中/大180 Hz(-1 / -2 / -4dB)
AD / DA変換96kHz / 32ビット
周波数応答(-3dB)45〜40,000 Hz
最大 ペアあたりのSPL(音圧レベル):112 dB SPL
パワーアンプ/ユニバーサルメイン110-240V2×100 W ICEpower
サテンラッカー仕上げのキャビネットblack or white
寸法(H x W x D):308 x 180 x 245 mm
重量:6.4 kg
保証2年

マニュアルクイックスタート

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