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ホームオーディオでは一般的に普及機=アンバランス、高級機=バランスですが、オーディオインターフェイスやアクティブモニタースピーカーは普及機においてもバランス接続に対応した機種が主流です。また、DAPやポータブルDACもバランス接続に対応した機種が増えてきました。
この記事ではバランス接続端子やオーディオケーブルの種類と接続事例について説明しています。
バランス接続(XLRケーブル)は高価なだけで利用価値はない?
「家庭でリスニングに使うオーディオ機器の接続はRCAケーブル(アンバランス接続)で十分。高価なXLRケーブルを使うメリットはない。」との考えがありますが本当でしょうか。
確かに短いケーブルで配線可能で更に外来ノイズの影響を受けなければ、アンバランス接続で十分と言うこともできます。
ただし、PCオーディオをはじめとするデジタルオーディオを取り入れる場合は、ケーブルが外来ノイズを拾う可能性が高いためバランスケーブルを使った方がノイズ対策として有利です。PCに接続したUSB DACをアンバランス(RCAケーブル)で出力すると発生するノイズがバランス接続(XLRケーブル)に変更することで改善した経験が実際にあります。
家電量販店や専門店でXLRケーブルは高価ですから高級品のイメージがありますが、実はこのような店で売られているRCAケーブルと同等以下の価格で高品質なXLRケーブルやその他のバランスケーブルは沢山あります。
上記を踏まえると、アンバランス接続でノイズ対策のアクセサリーを使うよりも、バランス接続のほうが不要なアイテムを排除し安価に済むのかもしれません。
気を付けたいのは大型ネットショップで見かける見栄えは良さげだが異常に安く無名なXLRケーブルです。見かけはバランスケーブルでも内部結線はアンバランス接続のものもあるようです。
バランス接続のメリットについて
バランス接続のメリットは外来ノイズを受けにくいことです。ノイズが侵入してもノイズを打ち消し合う仕組み(ノイズキャンセリング)のケーブルです。音質云々というよりもノイズに強い事がバランス接続のメリットです。ライブやコンサート会場でバランスケーブルが使われる理由は、必然的に長いケーブルを使わなければならない事に対するノイズ対策です。
バランス接続といっても端子の種類は様々で、主にXLR・6.3mmTRS・4.4mmバランス等が使われています。コンボジャックと呼ばれるXLRプラグでも6.3mmTRSプラグでも利用できるジャックもあります。
XLRはバランス接続用の標準的な端子です。オーディオ機器の入力端子にはXLRメスジャックが、出力端子にはXLRオスジャックが使われています。
XLRケーブルのプラグは両端で形状が異なりオス(画像左側)とメス(画像右側)になっています。オーディオ機器の出力端子にケーブルのメスプラグを、オーディオ機器の入力端子にケーブルのオスプラグを接続します。1本で1チャンネルの信号を伝送します。
下図はXLRのバランス入出力端子を持つヘッドホンアンプ2機種(Pro iCAN Signature、Nmode X-HA3 FT)の接続例です。
入力端子:XLRメス(female)ジャック、出力端子:XLRオス(male)ジャック
XLR端子の接続としてはヘッドホンアンプの他にも、DAC(またはオーディオプレーヤー)とパワーアンプ(またはパワードスピーカー)の接続等があります。マイクをオーディオインターフェイス等に接続する場合もXLRケーブルを使います。(XLRケーブルはマイクケーブルとも呼ばれますが特に違いはありません)
※オーディオインターフェイスの多くは、XLR入力と6.3mm入力を兼ねたコンボジャックが使われています。
6.3mmTRSはオーディオインターフェイス等に多く採用されているバランス接続端子です。機器の入出力端子には6.3mmTRSジャックが使われています。
6.3mmTRSケーブルのプラグはヘッドホンの6.3mmステレオプラグと同じものですが、バランスの場合は1本で1チャンネルの信号を伝送します。
6.3mmTRS端子の接続としては、オーディオインターフェイスとオーディオセレクター(バランス)やボリュームコントローラーの接続等があります。
コンボジャックは、ケーブルのプラグがXLRでも6.3mmフォーンでも接続可能なジャックです。次の画像のように多くのメーカーが採用しています。
※機種によってXLRはマイク入力のみでライン入力は6.3mmなど仕様が異なるため事前にチェックしておきましょう。また6.3mmTSプラグでアンバランス対応する機種もあります。
4.4mmバランスは小型のオーディオ機器で採用されているバランス伝送の端子です。機器の入出力端子には4.4mmバランスジャックが使われています。
4.4mmバランス端子の接続としては、Bluetoothレシーバーやフォノイコライザーとプリアンプ&ヘッドホンアンプの接続等があります。
接続機器どうしのバランス接続端子の種類が異なる場合はどうしたらよいのでしょうか。
オーディオインターフェイスのバランス出力ジャックの多くは6.3mmTRSですが、出力先のアクティブモニタースピーカーやパワーアンプのバランス入力ジャックの多くはXLRです。
入力の場合もオーディオインターフェイスのバランスライン入力は6.3mmTRSですから、XLRケーブルではオーディオプレーヤーのXLR出力と接続できません。
このように、接続したいバランス出力とバランス入力の端子の種類が異なる場合に使うケーブルが市販されています。
上の画像では、DAC(固定出力)のXLR出力とボリュームコントローラーの6.3mmTRS入力を接続しています。さらに、ボリュームコントローラーの6.3mmTRS出力とパワードスピーカーのXLR入力を接続しています。
4.4mmバランス入出力のオーディオ機器(iFi audioのZEN DAC、ZEN CAN等)とXLR(または6.3mmTRS)のオーディオ機器を接続するには、そのような接続を想定した各種変換ケーブルが市販されているのでこれを使います。
4.4mmバランスは1つの端子で左右2チャンネルですから、XLRや6.3mmTRSバランスに変換するには左右チャンネルを2つのプラグに分岐するケーブル(Yケーブル)の形状になります。
※アンバランスで3.5mmステレオをRCAプラグ2つに変換するYケーブルはよく見かけますが、このYケーブルのバランス版ということになります。
ZEN CANのバランス入出力端子はどちらも4.4mmバランス端子ですから、ZEN CANにバランス入力する場合はXLRメス(または6.3mmTRS)- 4.4mmバランスケーブルを、ZEN CANからバランス出力する場合は4.4mmバランス – XLRオス(または6.3mmTRS)ケーブルを使います。
バランス出力機器をアンバランス入力機器に接続したい場合は、バランス信号をアンバランス信号に変換するためのアダプターを使います。
ART Clean Box Proは、XLRで入力したバランス信号をアンバランスに変換してRCA、3.5mmステレオで出力します。
アンバランス出力機器をバランス入力機器に接続したい場合は、アンバランス to バランス変換アダプターを使います。
ART Clean Box Proは、RCA、3.5mmステレオで入力したアンバランス信号をバランスに変換してXLRで出力します。
おすすめのバランスケーブル
オーディオケーブル全般については次の記事をご覧ください。
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