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オーディオケーブルの種類と選び方

オーディオケーブルの種類と選び方(アイキャッチ)

PCやスマホをスピーカーで高音質に再生するには、有線か無線(Bluetooth等)どちらかで接続することになります。無線の場合は正しく設定しさえすれば概ねつながるようになりますが、有線接続の場合はアナログかデジタルかの他にも、音声伝送方式(バランス/アンバランス)や接続コネクターの形状、入出力レベルなど知っておくべきことが沢山です。

この記事では、オーディオ機器の接続方法によってどのようなケーブルを使えばよいのか、またその予備知識としてどのようなコネクター(プラグとジャック)があるのか等を紹介します。

ケーブルの種類
目次

アナログ接続

オーディオ機器のアナログ入出力端子はアナログケーブルで接続します。アナログ入出力はバランス伝送アンバランス伝送があるため、接続ケーブルもそれぞれに対応した種類を選ぶ必要があります。同じ伝送方式でもケーブルのプラグ形状が数種類あるのでこれも確認しておきましょう。

※アンバランスをシングルエンドと表記する場合もあります

バランス接続

バランス接続で主に使われている端子は、XLR/6.3mmTRS/4.4mmバランスの3種類です。ケーブルの両端にこれらの何れかのプラグが付いています。

バランス接続について詳しくは別記事にしてあるので、そちらをご覧ください。

アンバランス接続

アンバランス接続で主に使われている端子は、RCA/3.5mmステレオの2種類です。ケーブルの両端にこれらの何れかのプラグが付いています。

デジタル接続

オーディオ機器のデジタル入出力端子はデジタルケーブルで接続します。デジタル音声入出力は規格としてS/PDIFとAES/EBUがあります。S/PDIFは更に伝送方式として同軸(コアキシャル)と光(オプティカル)があります。

また、パソコンが音楽制作や音楽再生に使われるようになって、USBやThunderbolt、LANケーブル等もデジタルオーディオの伝送手段として使われるようになりました。何れもオーディオデータに限らず様々なデジタル情報を伝送するためのインターフェイスですが、S/PDIFやAES/EBUよりも多くの情報を扱うことができます。

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