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ルームコレクション(室内音響補正)はイコライザーと吸音パネルで解決

マイクで室内音響特性を測定すると問題点を具体的に示してくれるので、的を得た問題解決(音質向上)に取り組むことができるようになります。問題解決には様々なアプローチがありますが、広く一般向けの方法はイコライザーによる補正です。イコライザ―補正に加えて吸音パネル等の音響アクセサリーを併用することも有効手段でしょう。

この記事ではルームアコースティックの影響を回避するにはどのような方法があるか?とおすすめの方法について説明しています。

目次

ルームコレクションにはどのようなアプローチがあるか

オーディオルーム

ルームアコースティックの解決策として、音響的に最善な部屋を所有する方法は古くから存在しています。

ある意味で理想的とも思えますが、以下のようなデメリットがあり多くの場合、現実的な選択肢になりません。

  • 多大な費用:通常、専門業者に依頼します。
  • 工期:新築・改築など条件にもよりますが一定期間を覚悟しなければなりません。
  • フレキシビリティが低い:
    • オーディオルーム以外で効果を発揮することはない(当たり前ですが。。。他の部屋で音楽を聴きたいこともあるはず。単身赴任の期間はひたすら我慢。)
    • 一旦施工した部屋ですから、その後の室内環境の変化(調度品の変更等)に追従できない。
    • 賃貸住宅では実現不可能。持ち家の場合も、建て替えや引っ越しすれば一からやり直し。

吸音パネル

部屋そのものには極力手を加えずにルームアコースティックを解決する方法として、吸音パネル(音響パネル、調音パネル)を設置する方法があります。

様々なメーカーから様々な種類のパネルを選択できますが、測定結果に基づいて具体的にこうすれば良いという答えは無く試行錯誤を伴います。部屋の様々な場所に設置するとなると、リビングなど家族共用スペースでの使用は難しくなります。

オーディオルームと比べるとフレキシビリティは高くコストは低いため試す価値はあります。

イコライザー

イコライザーはオーディオルームや吸音パネルを使う手段とは別のアプローチをとります。オーディオルームや吸音パネルがルームアコースティックそのものを改善しようとするアプローチであるのに対して、イコライザーはルームアコースティックの問題を回避するように、スピーカーから出力される音声の特性を制御して結果的に最適化します。

イコライザーによるアプローチはフレキシビリティの高い解決策を取ることができるといったメリットがあります。部屋の音響特性の変化に柔軟に追従でき、高い再現性があります。賃貸住宅でも、部屋の模様替えをしても、単身赴任先でも補正効果を維持できます。

費用面でも最も安価に済ませられるのがイコライザーです。イコライザーと一言でいっても実に多様性に富んでいて価格帯もワイドですが、極端な例では無料ですから試さない手はありません。注)測定アイテムの費用は除きます。測定せずに補正だけなら無料ですがあまりおすすめできません。

おすすめの補正手段

ルームアコースティックの解決(ルームコレクション)方法としては、上記の様にオーディオルーム、吸音パネル、イコライザーがあります。適切に補正すればどの方法を取ったとしても多少なりとも改善効果を得ることができます。しかし、闇雲に手を付けたのでは逆効果になることもあるので気を付けたいものです。

オーディオルームは先に述べたように実現の可能性が極めて限定的ですから、現実的には吸音パネルやイコライザーを使うことになります。

万人向けはイコライザー、賄えない部分を吸音パネルで補強

既におわかりいただけたと思いますが、あらゆる観点でイコライザーの利用をおすすめします。

イコライザーはルームアコースティックの最大の問題である定在波に特に有効(主に低音域対策)ですが、中・高音域を改善するために吸音パネルを併用する価値があります。

吸音パネルだけの場合は低音域対策が不十分になりがちですから、一にオーディオプロセッサー、二に吸音パネルです。

イコライザーを正しく理解して活用しよう

ホームオーディオからイコライザーの姿が消えて久しいためか、またはヘッドホンオーディオが主流になったためか、イコライザーへの理解と評価が適正であるとは言えません。これを機にイコライザーへの理解を深めてください。

イコライザーは好みの音に加工するためだけのものではない

イコライザーはその名のとおりに元の状態に戻すこと(復元)を目的に生まれた装置です。レコード再生に不可欠なフォノイコライザーも変調して記録した音声を復元するために使われます。その後、創造的なアーティスト達の手によって積極的に音を加工する手段としてもイコライザーが使われていることは言うまでもありません。

イコライザー=グライコではない

以前にホームオーディオで見かけたイコライザーのほとんどがグラフィックイコライザー(グライコ)だったからでしょうか、イコライザーとグライコが同義語として語られていることがあります。

イコライザーの種類は大きくパラメトリックイコライザー(パライコ)とグラフィックイコライザー(グライコ)に分類されるため、「イコライザー=グライコ」は誤りで正しくは「イコライザー>グライコ」です。

補正におすすめはパラメトリックイコライザー(パライコ)

グライコとパライコの詳細な違いは別記事に譲るとして、室内音響補正には断然パライコをおすすめします。

グライコが決められた周波数を増減できるだけであるのに対して、パライコは任意の周波数を増減できるばかりか周波数帯域の適用範囲も任意に調整できるため理想的な補正カーブになります。

パライコは一見すると難しそうですが慣れるとグライコよりもむしろ簡単です。スピーディな調整が要求されるプロの現場ではグライコも重宝されますが、ホームオーディオではじっくり調整しても構いませんし一度調整すれば頻繁に弄る必要もありません。

イコライザーを使うと音質劣化するという迷信

イコライザー否定派はイコライザーを使わない理由に音質劣化を掲げます。劣化の原因の多くは使用するイコライザーそのものの品質と使い方です。

イコライザーを否定することは音楽メディア再生の否定につながりかねません。何故なら、音楽メディアでイコライジング処理されていないものは皆無に等しいからです。特にアナログレコードの場合は100%が2回のイコライジングをプロセスします。(原版カッティング時に1回、再生時に1回。アナログレコードはイコライジング無しで成り立たないメディアです。)

今日ではアナログ/デジタル共に十分にハイクォリティなイコライザーが手に入ります。要は使い手次第です。

まとめ

スピーカーで音楽を聴く時は、部屋が音(音楽)に及ぼす影響を避けては通れませんからオーディオプロセッサー、イコライザーを使って問題解決しましょう。

イコライザーは、プレーヤー、アンプ、スピーカーと並ぶ第4のオーディオ機器です。部屋の及ぼす悪影響を取り除いてはじめてスピーカーを使ったオーディオシステムの本領が発揮されるのです。

イコライザー以外にも反射音を解決する方法はありますが、万人が利用できる手軽で現実的な手段はイコライザーの利用です。

イコライザーなら、部屋のレイアウト変更やリフォーム、引っ越しなど環境の変化にも追加コストなしに柔軟に対応できるという点も他の手段に無いメリットです。

より良い音で聴くためにスピーカーその他のオーディオ機器をグレードアップしたり、スピーカーケーブルやインシュレーターなどのアクセサリー類をグレードアップしたりしがちです。しかし、部屋の対策に手をつけない、もしくはなんとなく適当に音響アクセサリーなどで対策すると、グレードアップの費用対効果は激減します。少しでも改善できればまだ救われますが、グレードアップしても思ったように改善されずに負のスパイラルに陥ってしまい最悪の場合は音質向上を諦めてしまうことさえあります。これは「オーディオ地獄」などと呼ばれます。

オーディナリーサウンドは通常のオーディオショップと異なり音響測定ツールも取り揃えていますのでお気軽にお問い合わせください。

イコライザーで補正する場合に、測定結果に基いて補正するか、聴感にのみ頼って補正するかでは結果に大きな差が生じます。聴感のみに頼ると前述のグレードアップの話と同様に負のスパイラルに陥って諦めてしまいがちです。

テレビやカメラなどビジュアル系の製品は誰もが手軽に高画質を手に入れられるようになりましたが、オーディオの中でも特にスピーカーで聴く場合は良い製品を使えば高音質が手に入るといった状況にはまだまだ行きついていませんし誤った情報も氾濫しているように思います。イコライザーは他のオーディオ機器と同等以上に重要な役割を果たす存在です。

最後に、プライベートスタジオで音楽制作しているビギナーのクリエイターの方々も、できるだけスピーカーを使いイコライザーによる部屋の対策をした上で作品をリリースされることを望んでいます。


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