ありのままのサウンドクォリティ

ZEN ONE Signature:USB/Bluetooth/SPDIF DAC

ZEN ONE Signature
ZEN One Signature
ZEN One Signature
iFi audio

正規輸入品

mqa

ZEN ONE Signatureは、これまでUSB入力にのみ対応するZEN DAC各シリーズに加えてBluetoothとS/PDIF(光/同軸)に対応したDAコンバーターです。

また、ZEN DAC Signature V2同様にヘッドホンアンプは持たず、電源部にはiPower II (5V)が同梱されています。

出力部はバランス/アンバランスのアナログ出力以外にもS/PDIF(同軸)で出力することが可能です。ZEN ONE Signatureはボリュームノブを持たず固定出力専用です。

ZEN ONE Signature
ZEN ONE Signature
目次

ZEN ONE Signatureとは

冒頭で書いたようにZEN ONE Signatureを簡単に説明すると次のようになります。

ZEN DAC Signature(※with iPower 5v) + ZEN Blue + S/PDIF入出力機能 – ヘッドホンアンプ機能 – ボリュームコントローラー機能

ZEN DACシリーズ(ZEN DAC / ZEN DAC Signature)はUSB入力専用のDACですが、ZEN ONE SignatureはUSBの他にS/PDIFの入出力に対応し更にBluetoothレシーバーを内蔵しています。

S/PDIF入力
ZEN DACシリーズのDAコンバーター機能はUSB入力のみが対象ですが、ZEN ONE Signatureは光/同軸S/PDIF入力端子が追加されたことでS/PDIF出力対応機器のDAコンバーターとしても利用できます。
例えばパソコンはUSB接続、ZEN StreamはS/PDIF接続といった使い分けができるようになります。
MQAフォーマットを利用するなら、CDプレーヤーとデジタル接続することでMQA-CDをフルデコード再生できるため、MQA対応CDプレーヤーを必要としません。(ZEN DACシリーズはMQAフルデコード対応ながらもCDプレーヤーとデジタル接続不可のためMQA-CDに非対応=リッピングが必要)

Bluetoothレシーバー
これまでZENシリーズでUSB DAC機能とBluetoothレシーバー機能を使うにはZEN DAC(またはZEN DAC Signature)とZEN Blueを揃える必要がありましたが、ZEN ONE Signatureだけで実現できるようになります。

S/PDIF出力を追加
S/PDIF出力に対応したことで、USB入力に対応していないDACをPCオーディオのDACとして活用することができます。

出力はライン固定出力のみ
ZEN DACにあってZEN ONE Signatureにない機能はヘッドホンアンプとライン出力のボリュームコントローラーです。

システム例
接続例

上図はZEN ONE Signatureをフル活用した接続例です。デジタル/アナログソースのバランス接続システムを容易に構築することができます。

  • 3系統のデジタル入力(USB/SPDIF/Bluetooth)でZEN Stream(ネットワークプレーヤー)、パソコン、DAP等を接続します。
  • バランス出力対応を活かしてボリュームコントローラーにもバランス入出力対応機を使います。Baby RAM(Heritage Audio)は複数系統のバランス入出力セレクターを備えた優れたボリュームコントローラーですから、システム全体のバランス接続を容易にします。
  • ボリュームコントローラーのバランス入力を活かしてアナログソース(レコードプレーヤー→フォノEQ)もバランス接続します。

Baby RAMは、民生機では実現し辛いバランス入出力対応のオーディオセレクターとして重宝します。

ZEN ONE Signature vs ZEN DAC & ZEN Blue

DACにUSBとBluetoothの入力を求める場合、ZEN ONE Signature(59,400円)とZEN DAC & ZEN Blue(66,000円)は近い価格帯になるためどちらが良いのか悩みどころです。

DACとしての入力ソースは同軸/光のS/PDIFにも対応したZEN ONE Signatureがネットワークオーディオトランスポート(ストリーマー)やMQA-CD対応のためのCDプレーヤーとも接続できる点で有利です。また、ZEN ONE Signatureはデジタル出力(同軸S/PDIF)にも対応しているため、USB/Bluetooth非対応の高音質DACを有効活用することも可能です。

更にZEN DACのヘッドホンアンプ機能も可変ライン出力機能も必要ないのであれば、ハイグレードなパーツを使ったZEN ONE Signatureに分があるでしょう。※プリメインアンプに接続するのであれば必ずしもDACに可変ライン出力機能は要りません。

加えて、ZEN ONE Signatureには高品質なセルフパワーに対応するiPower IIが同梱されますが、ZEN DACにはiPower IIは同梱されず追加費用(14,300円)を伴います。

はじめからUSBとBluetoothに対応したDACを想定しているなら、音質も価格もZEN ONE Signatureが有利です。

ZEN One vs ZEN DAC

ZEN ONE SignatureでPCオーディオ

iFi audio ZEN ONE SignatureはUSBを含む多彩なデジタル入力に対応したUSB DACです。PCオーディオ入門機として、サブのオーディオシステムとして利用できます。ライン出力が固定のためアンプはプリメインアンプを使います。

プリメインアンプはATOLL IN50 Signatureを、パッシブスピーカーはamphion Argon1、DYNAUDIO Evoke 10をおすすめします。

ZEN ONE Signatureの組み合わせ例

パッシブスピーカー

小型で高音質なZEN ONE Signatureはデスクトップオーディオ用途にも適したDACです。

同じく小型で高音質なamphion Helium410Argon0等のパッシブスピーカーは、音量調整可能なハーフサイズプリメインアンプのNmode X-PM3 FTにつなぎます。

ZEN ONE Signature おすすめ組み合わせ
プリメインアンプNmode X-PM3 FT
スピーカーamphion Argon0
組み合わせの例

アクティブスピーカー

ZEN ONE Signatureの音質とコストパフォーマンスにあわせたアクティブスピーカーの紹介です。ADAM A4VとADAM A7VはZEN ONE Signatureに勝るとも劣らないコストパフォーマンスのアクティブスピーカーです。A7Vは誰もが認めるワールドスタンダードA7Xの後継機、A4Vは一まわり小型の弟分です。

ADAM A4V
ADAM A4V
ADAM A7V
ADAM A7V

仕様

電源入力DC5V(iPower II 5V付属)
デジタル入力USB-B3.0(USB2.0互換)、S/PDIF(同軸/光)、Bluetooth5.1
対応フォーマットPCM44.1kHz~384kHz / DSD64~DSD256 / MQAフルデコード
Bluetooth対応コーデックaptX, aptX HD, aptX Adaptive, aptX LL, LDAC, LHDC/HWA, AAC, SBC
チップセットBit-Perfect バーブラウン製 DACチップ、Qualcomm QCC5100 Bluetoothチップセット
出力S/PDIF同軸デジタル、RCAシングルエンドライン、4.4mmバランスライン
周波数特性5Hz-80kHz +/- 3dB
出力4V/2V max.(BAL/UnBAL)
出力インピーダンス<=72Ω/36Ω(BAL/UnBAL)
S/N比105dB(A)@0dBFS(BAL/UnBAL)
THD+N<0.002%@0dBFS(BAL/UnBAL)
消費電力無信号時 ~0.7W/最大 ~1.0W
サイズ158x100x35mm
重量485g
保証12カ月
JANコード5060738785674
※仕様は予告なく変更する場合がございます
ZEN ONE Signature
ZEN ONE Signature
ZEN ONE Signature

関連情報

ZEN ONE Signatureに機能を追加するアイテム

ZEN ONE SignatureはZEN CAN Signature MZ99(またはHFM/6XX)と組み合わせることで、ヘッドホンアンプ機能とライン出力の音量調整機能を追加することができます。

ZEN ONE SignatureとZEN CAN Signatureシリーズのバランス接続には4.4mm to 4.4mm Cable (iFi)等を、アンバランス接続にはPerformance Audio Graphite (QED)等を使います。

関連アイテム

USB、Bluetooth、S/PDIF入力に対応する据え置きDAC

目次