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ZEN DACの設定手順

目次

設定と動作確認

以下の動作確認は、ZEN DACがMQAフルデコード対応前のMQAレンダラー対応の時に行っています。そのためMQAの動作確認にはMQAレンダラーDACに対応するAudirvanaを使っています。フルデコード対応以降のZEN DACであれば特にAudirvanaに限らずMQAをハイレゾ再生できるはずです。改めてTuneBrowserやJRiver Media Center等で確認してみる予定です。何れにしても、Audirvanaのライセンス形態が定期購読に変更されたタイミングでZEN DACがフルデコード対応になったことは好ましいと思います。

ドライバー インストール前

ドライバーをインストールする前に、USBケーブルでZEN DACとPCを接続するとWindows標準のドライバーが自動的にインストールされるのでシステムのコントロールパネルで確認してみました。

ZEN DACが既定のデバイスに設定されています。プロパティを開くとビット深度は32bit固定でサンプリング周波数が44.1kHzから384kHzまで選択できることがわかります。

Windowsのサウンドダイアログ

この状態(ドライバー インストール前)でMQA対応のAudirvana 3.5.1で再生確認してみました。

Audirvanaのスピーカーアイコンからドライバーを確認します。WASAPIを選択すると「スピーカー(iFi (by MAR) HD USB Audio)」が表示されますが、まだドライバーをインストールしていないのでASIOを選択してもZEN DACのドライバーは表示されません。

※Audirvanaについては「Audirvana:Win/Mac対応の高音質音楽再生ソフト」をご覧ください。

WASAPIの「スピーカー(iFi (by MAR) HD USB Audio)」を選択して設定画面を開くと、次の画面のとおりにSupported PCM rates:44.1から384、Supported DSD rates:DSD64, DSD128、MQAについてはMQA Rendererと表示されます。ZEN DACはDSD256にも対応していますが、この画面には表示されません。

デバイス設定画面

WASAPIでの再生

ZEN DACは再生しているオーディオフォーマットによってボリュームまわりに点灯するLEDの色が変わるのでPCM(88.2k / 352.8k)・DSD(128 / 256)・MQAの5種類で確認してみました。

確認に使用した曲はHoff ensembleのアルバムPOLARITYからInnocenceです。

プレイリスト
フォーマットの異なる同じ曲をプレイリストに登録
タグアイコン(画面右)のクリックでオーディオフォーマットを確認できます

WASAPI再生の場合、DSD256を除いてオーディオフォーマットに従ったLEDの色になりました。DSD256は本来ならLEDは青色になるはずですが黄色(PCM 176/192/353/384kHz)でした。Audirvanaの画面右下でも「32bit / 352.8kHz Stereo」と表示されているのでPCM変換して再生しているのでしょうか。

黄色LED
WASAPIの場合、DSD256は32bit / 352.8kHzとなりLEDは黄色

ドライバー インストール後

次に、ドライバーをインストールしてASIOとWASAPIで再生確認します。

ASIOでの再生

ドライバーのインストールはダウンロードページの案内に従ってZEN DACをPCにUSB接続した状態で、ダウンロードしたiFi (by AMR) HD USB Audio Driver 3.20.exeを実行します。

ダウンロードしたiFi (by AMR) HD USB Audio Driver 3.20.exeからインストールすると、AudirvanaのASIO一覧に「iFi (by AMR) HD USB Audio」が表示されるようになり、そこから設定を開くとWASAPIでは表示のなかったDSD256が表示されています。

ASIO
iFi (by AMR) HD USB Audio Driver をインストールするとASIOにiFi (by AMR) HD USB Audioが表示されるようになる

ドライバーインストール後は、ASIOのSupported DSD ratesにDSD256が表示される

デバイス設定画面

ASIO Driver SetupのOpenで開く「iFi (by AMR) HD USB Audio Control Panel」の内容についてはnano iONEの記事を参照してください。

DSD256を再生すると、今度はLEDは青になり画面右下の表示もDSD256 Stereoとなりました。

MQAは、Audirvanaの設定によって下表のように再生され方が変わります。MQAをネイティブで再生するには「MQA Renderer」を選択すればよいことがわかります。

Not MQA32 / 88.2 kHz StereoLED = 緑
MQA Renderer32 / 88.2 kHz StereoLED = マジェンタ
MQA Decoder32 / 44.1 kHz StereoLED = 緑

ASIOドライバーをインストール後のWASAPI

ASIOドライバーをインストールした後で再びWASAPIに戻してみると設定画面の様子が以前と異なっています。

Supported PCM rateから384がなくなり192までになっています。Supported DSD rateはDSD not supportedです。MQAはMQA Rendererのままです。

WASAPI設定画面

システムのコントロールパネルも様子が変わっていました。

384000 Hzがなくなり192000 Hz止まりです。かわりにビット深度が16 / 24 32 bitから選択できます。

ASIOドライバーをアンインストールすれば元に戻るのでしょうか。

サンプルレート選択

MQAフルデコード対応で音楽再生ソフト選びが柔軟に

ZEN DACの仕様変更(MQA対応がレンダラーからフルデコードへ)により、音楽再生ソフトにAudirvanaを使わなくてもMQA音源をネイティブ再生できるようになりました。

旧仕様のZEN DACはMQAフルデコード対応ではない(レンダラー対応)ためMQA音源をネイティブ再生するにはAudirvana3.5(Windows/Mac)が必要でしたが、Audirvana3.5は販売終了となりサブスクライセンス(¥890/月)のAudirvana Studioに置き替わりました。

旧仕様のZEN DACを使い続けてAudirvana StudioでMQAを再生するとなると2年で約2万円のサブスク代になるため、新仕様のZEN DACに買い換えた方が賢明かもしれません。

MQAフルデコード対応DACは再生ソフトを選ばずMQAをネイティブ再生できます。

フォーマットごとの聴き比べにはTuneBrowserが便利

MQA、DSD、PCMなどのオーディオフォーマットによる音の違いを聴き比べるにはTuneBrowserが便利です。

TuneBrowser

TuneBrowserのツリービューには、はじめからフォーマット別に分類する項目があります。

JRiver Media Centerはカスタマイズすることでフォーマット別に表示できます。Audirvanaは一曲ごとに情報を確認しなければなりません。

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