nano iONE
ホーム・オーディオの中心となる「ハブ」DAC。無線と有線の両方に対応。
nano iONEは現代のホーム・オーディオへの多様なソリューションを提供します。これ「ひとつ」で、数多くの異なったデジタル・オーディオ機器を使用することができ、様々な入力に対応することができるのです。
Bluetooth、S/PDIF、USBの各入力を経由して、スマートフォン、タブレット、コンピューター、テレビ、ゲーム機、メディア・ストリーマーなどの機器でのリスニング体験の質を高めます。
nano iONEは、各機器に内蔵されているDACの音質を改善し、高解像度の、オーディオファイル・グレードのサウンドを生み出します。最先端のワイヤレス接続が可能なので、Apple、Android、Mac、PCのどれでも高品質なストリーミングが可能になります。
iFi audio nano iONEはコンパクト&多機能&ローコストなおすすめの高音質DACです。
対応フォーマットは次世代ハイレゾフォーマットのMQAをはじめPCM、DSD、DXD(詳細は下表参照)と盤石、入力がUSBとS/PDIFに加えてBluetoothの3系統であることから実に様々な用途が考えられます。
どこにでも置ける・持ち運べるナノサイズ
写真はスピーカー(HEDD Type 20)の上に置いたnano iONEですが、隣の単三電池と比べるとnanoと名付ける理由がわかります。サイズ:64 (幅) x 25.5 (高さ) x 100 (奥行)mm、重量: 122gのナノサイズです。
PCのUSB DACとして利用する場合はバスパワー給電ですから持ち運びも楽々です。
入力はワイヤード2系統、ワイヤレス1系統
フロントパネルのINPUTスイッチでBT(Bluetooth)/USB/SPDIFを切り換えます。
S/PDIFは光/同軸対応
一見するとS/PDIFは同軸のみに思われますが光にも対応しています。デジタル出力端子は光あるいは同軸のみの機器も多いのでテレビやプレステなど様々な機種に接続できそうですね。
同軸、光対応のデジタル入出力端子
USB 3.0 compatible with USB 2.0
USB DACとしては数少ないUSB3.0端子を装備しています。
USB3.0端子はUSB3.0ケーブルおよびUSB2.0ケーブルで接続できます。実際にUSB2.0ケーブルでPC接続してみましたが問題なく再生できました。
aptXとAACエンコーディングを備えたBluetoothレシーバー
Bluetooth対応も抜かりはなくiOS、Androidのどちらのデバイスでも高音質ワイヤレス伝送が可能な仕様(aptX/AAC対応)ですから、スマホやタブレットでのSpotify再生を高音質なスピーカーで楽しむのにうってつけです。
ペアリングは一般的な方法で、PAIRINGボタン長押しでフロント表示部(ifiと表示されている箇所)が青と赤に交互点滅している状態からスマホなどの接続デバイスで「iFi HQ(aptX) Audio」を選択すると繋ぐことができました。
ペアリングするとifiの文字が青になります
PC再生
ドライバーのインストール(Windows)
iFi audioのサイトからドライバーをダウンロードしてPCにインストールします。マニュアルに従ってnano iDSDをPCにケーブル接続した状態でインストールしました。
ダウンロードページ:https://ifi-audio.com/downloads/
ページの「iFi (by AMR) HD USB Audio Driver 3.2.exe」をクリックしてダウンロードします。(2018/11/23現在)
インストールして「iFi (by MAR) HD USB Audio Control Panel」を開いてみました。11.2MHzのDSD再生時はCurrent Sample Rateが1128960kHzになっています。
JRiver Media Centerでの再生
「iFi (by MAR) HD USB Audio[ASIO]」をオーディオデバイスに選択して各種フォーマットを再生してみました。ビットストリーミングはDSDです。
nano iONEは再生フォーマットによってLEDカラーが変化するとのことであわせて確認しました。本体サイドパネル前側もうっすらと光ります。
44.1/48/88.2/96kHz:グリーン ※写真ではブルーグリーンに見えますが実際はグリーンです
176.4/192kHz:イエロー
352/384kHz:ホワイト
DSD64(2.8/3.1MHz)/DSD128(5.6/6.2MHz):シアン
DSD256(11.2/12.4MHz):ブルー
JRiverでMQAネイティブ再生できず
実はMYTEK Liverty DACで試したMQAのネイティブ再生をnano iONEでも期待していましたが、JRiverを含め一般的なプレーヤーではネイティブ再生は出来ないようです。リッピングしたMQAファイルを再生するとLEDはグリーン、iFi (by MAR) HD USB Audio[ASIO]で確認しても44.1kHzを表示しました。
iFi nano iONEはMQAレンダラー対応とのことで、調べてみるとTIDAL、Roon、Audirvana Plusなどのソフトやサービスとの組み合わせで再生できるようです。機会があればAudirvana Plusで試してみたいと思います。
iFi audioも対応で盛り上がるMQA、その再生のための基礎を徹底解説
MQAレンダラーとMQAデコーダー、ソフトとハードの組み合わせなど丁寧に解説されていて大変参考になりました。
iFi nano iONEの詳細仕様は以下のとおりです
仕様
出典:http://ifi-audio.jp/nanoione.html
電力ソース USB Bus power, embedded AMR Active Noise Cancellation® technology 対応フォーマット 44.1/48/88.2/96/176.4/192kHz(PCM) 2.8/3.1/5.6/6.2/11.2/12.4MHz(DSD)352/384kHz(DXD)※メーカー製品ページの仕様欄にMQAの記載なし DACシステム Bit-Perfect DSD & DXD DAC by Burr Brown (1-DAC Chip; 2-Channel; 4-Signals) デジタルフィルター PCM: Measure/Listen digital(選択可) DSD: Measure/Listen analogue(選択可) DXD: Bit-Perfect Processing, fixed filter 入力 USB 3.0 compatible with USB 2.0, Bluetooth (TM)with aptX & AAC support Codec, S/PDIF RCA & Optical(コンビネーション仕様) 出力 Coaxial S/PDIF for USB/Bluetooth (PCM up to192kHz) Audio RCA L/R 周波数特性 20Hz – 20kHz <+0/-0.5dB (44.1kHz SR, Measure Filter) 1Hz – 44khz <+0/-3.0dB (>= 88.2kHz SR, Measure Filter) 出力電圧: @ 0dBFS 2.05V (+/-0.05V) ダイナミックレンジ 109dB (A) SN比 109dB (A) @ 0dBFS 全高調波歪率 < 0.0015% 10k Load 出力インピーダンス < 50Ω 消費電力 < 2.5W 寸法 100 (l) x 64 (w) x 25.5 (h) mm 重量 122g バーコード 5081313081707(MQA非対応)/45896321461108(MQA対応済) 総務省技術適合認証取得/日本オーディオ協会認定ハイレゾロゴ取得/電気用品安全法(PSE)適合性検査合格証取得(USBアダプター)
仕様は予告なく変更になることがあります。
OrdinarySoundで販売しています
iFi nano iONEは手頃な価格でハイエンドフォーマットからBluetoothまでをカバーするナノサイズのDAC(DAコンバーター)ですから、あらゆる方におすすめできるアイテムです。
3系統入力はフロントスイッチで切り換えられますからテレビもPCもスマホもnano iONEで利用できます。
BluetoothでスマホやFire7等のタブレットをワイヤレス再生
S/PDIFでTV、プレステ、CDプレーヤー等の高音質化
USBでPC再生の高音質化