NmodeのDAC X-DP7:X-DP10との違いと活用法

NmodeのDAC X-DP7:X-DP10との違いと活用法

(2018/11/6更新、記事を大幅に追加しました。)

Nmode X-DP10のヘッドホンアンプレスモデルとも言えるX-DP7は、性能を落とすことなくプライスダウンされた魅力的なUSB DACです。

X-DP7とX-DP10の違いを比べる(※Nmodeサイト参照による)とともに、X-DP7の活用事例をご紹介します。

X-DP7 ≒ ヘッドホンアンプレスのX-DP10

X-DP7

X-PD7

X-DP10

X-DP10

フロントパネル比較では、ボリューム右のヘッドホン端子がX-DP7には無い

X-DP7は、主にはX-DP10からヘッドホンアンプが取り除かれたものと捉えてよさそうです。
DACチップはESS9028でX-DP10から変更なし、Bulk Pet(Win/Mac)ドライバーやJPLAYドライバー(Win)対応も継承されています。デジタル出力については、プレスリリース資料に記載が無かったので省略されているようです。

詳細な仕様をX-DP7とX-DP10で比較する表を作成してみました。両者の違いを赤文字にしています。

X-DP7 X-DP10
デジタル入力 USB×1、OPTICAL×2、COAXIAL×2、AES/EBU×1、CLOCK×1
デジタル出力 (なし) OPTICAL×1、COAXIAL×1、AES/EBU×1
アナログ入力 RCA×2、XLR×2
アナログ出力 RCA×1、XLR×1
PCM 24、32bit/32、44.1、48、88.2、96、176.4、192、352.8、384、705.6、768kHz
1bit(DSD) 2.8224、5.6448、11.2876Mhz(DoP、ASIO2.2に対応)
OS Windows 7、8、8.1、10 / Mac OS X 10.9、OS X10.10、OS X10.11、macOS 10.12 Windows7、8、8.1、10 /Mac OS X 10.8、OS X 10.9、OS X 10.10、OS X 10.11、macOS 10.12
ヘッドフォン出力 (なし) XLR×1、6.3mmステレオジャック×1
ヘッドフォンアンプサンプリング (なし) 1bit(11.2MHz)
USB USB2.0 B タイプコネクタ
電源電圧 AC100V 50/60Hz
消費電力 14W 28W
サイズ W420×H68×D320mm(突起物除く)
重量 約 5.9kg 約7.5kg
付属品 取説、保証書、電源コード、リモコン(各1)、単4型乾電池×2 取扱説明書、保証書、電源コード、ドライバーCD、リモコン(各1)、単四型乾電池×2

※ 表中PCMの行で出典(X-DP7プレスリリースのPDF)では「…44.1、44、88.2…」となっていますが、44はおそらく48の誤記と思われます。

ボリューム、JPLAY用ドライバー、ワードシンク入力などは健在

X-DP10の特徴であるボリュームノブやJPLAY専用ドライバーなどは、X-DP7にも引き継がれています。

民生機DACの多くは出力ボリューム調整ができないためパワーアンプやアクティブスピーカーへ直結できませんが、NmodeのX-DPシリーズはボリュームコントローラーが付いているため直結しても音量調整できる点は大きく評価できます。プリアンプの利用を想定してボリュームコントローラーを使わない固定出力に対応している点も評価できます。

また、JPLAYユーザーにとってはユニークなJPLAY専用ドライバーが提供されている点も見逃せません。

アップグレードパスとしてのワードシンク入力もX-DP10から継承されているため、クロックジェネレーター接続も可能です。

Nmode X-DP7の音質と特徴を引き出す活用事例

高音質DACのX-DP7を徹底活用するための組み合わせ事例をご紹介します。

X-DP7フロント&リア

PC向けのフィーチャーを活かす

DACの用途は様々でCDプレーヤーやネットワークオーディオプレーヤーの音質向上化もその一つですが、X-DP7はDSD対応、Bulk Pet/JPLAYドライバーなどのフィーチャーを活かしてPCに接続して使いたいものです。

PCならではの快適さと高音質を活かすためのベストプラクティスとして再生アプリにはJRiver Media Centorをおすすめします。

JRiver Media Center

Windowsなら純国産のTuneBrowserや定番のfoobar2000も長期間使ってきて素晴らしいアプリであることを体験していますが、JRiverをおすすめする最大の理由はiPadを使ったJRiverのリモートコントロールの快適性です(iPadに限らずiPhoneやアンドロイド端末でもよいのですが画面の広さやタッチ操作の快適さで iPadがベストです)。JRiverをリモートコントロールするにはiPadにJRemote専用のJRemoteアプリをインストールします。

iPad mini で JRemote を使用

JRemote & iPad mini でJRiverをワイヤレス操作

TuneBrowserやfoobar2000、その他のアプリにもLINN Kazoo、MonkeyMoteその他のリモートアプリはありますが、JRemoteはデザイン・快適性で抜きん出ています。

JRiver Media Centerは、Windows/Mac OS/Linuxといった幅広いプラットフォームに対応している点もおすすめする理由の一つです。OSごとに異なる再生アプリを使うよりも一つのアプリで統一したほうが操作を覚えるロスも減ってそのぶん使い倒せるというものです。

新たなUSB伝送技術として登場した国産技術のBulk Petドライバーを利用できる点もX-DP7の魅力になります。

Bulk Pet

Bulk Pet解説記事:独自USB伝送技術 Bulk Pet(バルク ペット)

JPLAYユーザーにとってはJPLAY専用ドライバーを提供しているX-DP7やX-DP10は特別な存在のDACといえるでしょう。

X-DP7に対応したドライバソフトが公開(2018/10/22)されています

http://www.nmode.jp/driverdownload/

高精度なボリュームコントロールを活かしたシンプルで高音質なシステム

X-DP7はフロントパネルに大きく設けられたボリュームも特徴の一つです。固定出力が多いホームオーディオのDACの中で、NmodeのDACにボリュームが付いていることは大いに評価できます。ボリューム精度、ギャングエラーといった観点でも有利です。

X-DP7のボリューム

X-DP7で音量調整できるためパワーアンプに直結するのも良いですが、更に前進してマルチアンプをビルドインした高音質アクティブスピーカー(パワードスピーカー)を直結して使う方法をおすすめします。高音質アクティブスピーカーの優位性は、シンプルでコンパクトであるにもかかわらず高度なマルチアンプシステムでスピーカーのポテンシャルを活かしきった高音質再生ができることです。詳しくは、「アクティブスピーカーのすすめ for Music Lovers」をご覧ください。

おすすめは、X-DP7とHEDD Type 20またはHEDD Type 30の組み合わせです。X-DP10とHEDD Type 20の組み合わせは既に評価済みですが、通常ですとこの組み合わせで十分満足できるレベルですし、これ以上を望むとなるとホームオーディオ機器なら倍以上の予算が必要になるでしょう。

HEDD Type 20HEDD Type 30

HEDD Type 20(左)とType 30(右):共にスピーカーユニットごとにアンプ(300W)をビルドイン。32Hz – 50kHzで極めてフラット、位相の揃った高レスポンスHEDDスピーカーはハイレゾにも最適

HEDD Type 20とType 30は、こちらも同時試聴で評価済みですが、正直なところ決定的な差はありませんからサイズと予算で決めてもらってよいと思います。サイズは高さと奥行きが同じで幅が358mm(Type 20)と530mm(Type30)ですから、設置スペースに制約があればType 20を、なければType 30にするとよいでしょう。というのも、比較試聴の極一部分の箇所でType 30のほうが余裕をもって再生している点を確認できたためです。エンクロージャーが大きいことによる優位性かと思います。

まとめ

X-DP7の基本性能の高さとフィーチャーを最大限活かすために、PCと高性能アクティブスピーカーとの組み合わせをおすすめします。

PCの再生アプリをJRiverにすることで設定に苦労することなくDSD再生できます。iPad、iPhone、Android端末にJRemoteをインストールして快適なミュージックライフを楽しみましょう。Balk Petドライバも是非組み込んでみましょう。JPLAYユーザーならX-DP7のJPLAY専用ドライバーで設定を楽しんでください。

X-DP7は本体と付属のリモコンで音量調整できるので、ドイツの高性能アクティブスピーカーHEDD Type 20 / Type 30と組み合わせることでシンプルと高音質を両立できます。音楽を楽しむには最善の構成です。

X-DP7を活かしたシステム

X-DP7はPCとアクティブスピーカーでシンプル&高音質を楽しみたい

お気に入りのスピーカーを既に所有しているなら、アンプにはX-DP7と相性の良いX-PM7を選択してみては如何でしょうか。

X-PM7

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