追加したConpornentやfoobar2000の設定について記します。
foobar2000公式サイト:https://www.foobar2000.org/
- ダウンロード:https://www.foobar2000.org/download
- foobar2000 Free Encoder Pack:https://www.foobar2000.org/encoderpack
- Compornents
foobar2000 v2.0
foobar2000がメジャーバージョンアップしてv2.0になりました。なんと12年ぶりのメジャーバージョンアップとのことです。
大きな変更点は64bit版のリリースでしょうか。個人的には嬉しいのはreFasetsの標準搭載です。
Run servicesも問題なく動作するのでAlbum Art Downloaderとの連携は従来どおりに利用できます。
Compornents
foobar2000の優れた点は、必要最低限の基幹部分を始めにインストールして目的に応じた機能をコンポーネントとして自由に追加できるところです。
このような仕組みになっているため初心者には敷居の高いソフトとされていますが、フリーソフトであるためかインターネットの情報量が抜きん出て多いため、下手な市販ソフトよりも柔軟性の高い音楽再生のシステムを構築することが可能です。
以下は、オーディナリーサウンドが使ったことのあるfoobar2000コンポーネントの一部です。
- ASIO support
- WASAPI output support
- VST 2.x/3.x Adapter
- Binary Comparator
- Facets
- Masstagger
- Run services
- SoX Resampler
ASIO support
foobar2000をASIO対応にするためのコンポーネントです。
VST 2.x/3.x Adapter
VST2/VST3プラグインを利用できるようになります。
Run services
メタデータをパラメータにして外部ソフトを呼び出すことができます。
Album Art Downloaderとの連携は快適にジャケット写真を収集することができます。
Classic Properties Dialog
埋め込みジャケット写真を外部ファイルとして抜き出すための「Manage attached Pictures」機能がfoobar2000 v1.5以降で使えなくなっています。
「Manage attached Pictures」を復活させるためのコンポーネントがこのClassic Properties Dialogで、以前のように右クリックメニュー「Tagging」の中に「Manage attached Pictures」が表示されます。
Facets
foobar2000 v2.0からFacetsに置き替わるreFacetsが標準搭載されました。
foobar2000でiTunesのカラムブラウザ相当の機能を提供するコンポーネント。Default User Interfaceで導入できるので敷居が低いです。
アルバムアーティストリスト(左)からアーティストを選択すると、アルバムリスト(中央)が そのアーティストのアルバムに絞り込まれます。アルバムを選択するとトラックリスト(右)がそのアルバムのトラックに絞り込まれます。
Binary Comparator
同じ曲の異なるファイルを比較して同じかどうかを教えてくれます。同類のソフトに有名なWaveCompareがありますが、WaveCompareはWAVしか扱えません。Binary ComparatorならFLACにも対応しているので実用性が高いです。2021-08-09リリースの2.3が最新バージョン(2021/9/18現在)です。
以下は過去ブログの転載です。
Windowsでリッピングにこだわる人はきっと「WaveCompare」というフリーソフトを利用したことがあると思います。同じ曲のファイルが複数ある場合に、これらの曲データが同じものかどうかが簡単にわかって便利ですよね!作者さん、有難うございます♪
ただ残念なのはWAVEファイル専用であることです。私は通常FLACですからWaveCompareを使うには一旦FLAC to WAVE変換する必要がありいつも不便に感じていました。
foobar2000のComponentsページを久々に見てみると「Binary Comparator」なるものがあるので、もしやと思いチョットだけ試してみました。
1アルバムぶんのFLACファイルを一気に比較すると数十秒で「All tracks decoded fine, no differences found.」と表示されました。どうやらWaveCompareと同じくオフセットを考慮して比較するようなので便利ツールに仲間入りしそうです。
右クリックメニューでBit-compare tracksを選択すると比較が始まります。
Spotifyにオリジナルサウンドトラック盤のthe harder they comeはありませんでした。
標準搭載の機能
Embedded Cue Sheet Editor
Embedded Cue Sheet Editorを開くには、選択した楽曲を右クリックして開くメニューから「Ultilities > Edit cuesheet」を選びます。
注)foobar2000 v1.4以降、Embedded Cue Sheet Editorがデフォルトでメニューから消えました。
Edit Cue Sheet Option Gone.
https://hydrogenaud.io/index.php/topic,116407.0.html
これを復活するには、「File > Preferences > Display > Context Menu」の「Utilities」を開いて「Edit cuesheet」にチェックを入れます。
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