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スピーカーで高音質に音楽再生するための最も効果的な方法(まとめ)

スピーカーで高音質に音楽再生するための最も効果的な方法をご存知ですか?

答えは、ルームアコースティックの最適化です。

部屋には部屋ごとに固有の音響特性があり、ほとんどの場合は部屋の音響特性がオーディオ機器の本来の性能を大きく損ねています。概ねアンバランスで見通しの悪い音になります。部屋の音響特性のどこが原因で音質を損ねているかを知る事で、その悪影響を回避して再生することができます。これを”ルームアコースティックの最適化”と言います。ルームアコースティックの最適化により、はじめてオーディオ機器の本来の性能を発揮することができます。

ホームオーディオの場合はスピーカーによるオーディオ再生と部屋は切っても切れない関係ですが、何も手を付けていない部屋ではスピーカーその他のオーディオ機器の性能を発揮する事は絶望的です。詳しい説明は別記事に譲るとしてわかりやすく例えると、デコボコ道で車を走らせているようなもの、と言うことです。道を整備しない限りはどれだけ車をグレードアップしても空しいのと同じで、ルームアコースティックの最適化をしなければどれだけオーディオ機器をグレードアップしても得られるものは極僅かです。

オーディオをグレードアップする前にルームアコースティックの最適化を済ませておきましょう。それだけでオーディオのグレードアップよりも遥かに音質は向上します。更に、ルームアコースティックの最適化を済ませていればオーディオをグレードアップした時の効果も格段に高まります。

※仮に部屋対策が好結果につながらなかった場合は、オーディオシステムのどこかに問題がないかを検討しましょう。

目次

ルームアコースティックを最適化して高音質に再生するための手順

STEP
はじめの一歩:室内音響特性の測定

ルームアコースティックを最適化するにあたって最初にやるべきことは音響測定です。音響測定のためのツールを使うことで、どのような音響特性で音楽を聴いているのかが手に取るようにわかります。

多くの場合、周波数特性の100Hz~200Hzあたりに異常と思えるほどのピークが発生していて音質を大幅に損ねています。同様に中低域のどこかに極端なディップが発生しています。名機と呼ばれるオーディオ機器でも一般の部屋で再生するとこのような現象が起きてしまうことは避けようのない自然現象です。

また、通常は左右チャンネルを個別に測定するので、左右チャンネルの周波数特性を容易に比較することができます。一見しただけで左右チャンネルの周波数特性に大きなばらつきがあることがわかります。左右のばらつきは音質や音像定位を低下させています。

過去のオーディオでは、音響測定ツールを使うことなく感覚だけに頼って音響調整を試みていました。感覚だけに頼ると、何Hzから何Hzに渡ってどのような形状でピークが発生していてその最大値は何dBである、などと言い当てることは不可能です。また、その時々によって評価がばらばらになってしまいます。このような曖昧な評価を元にして最適化を試みても効果は得られないことは歴然としています。

以前であれば、個人レベルで音響測定ツールを手に入れることは不可能に等しかったため感覚に頼らざるを得なかったかもしれませんが、今日は数万円からの費用で音響測定ツール一式を入手できます。高価なオーディオケーブルやアクセサリーよりも遥かに安価です。

慣れない機器を使うことが億劫で感覚に頼ろうとしても目標に到達することはありません。音響測定ツールに慣れ親しむことは正に”急がば回れ”と言えます。

設置のみで改善できる夢のアイテム

PSI AudioのAvaaは測定することなく部屋に設置するだけで低周波(主に150Hz以下)を対象にルームアコースティックの問題を改善する魔法のようなアイテムです。
測定が億劫な方には最初にAvaaの導入をおすすめします。Avaaも設置する場所によって効果が異なるので、次のステップとして測定ツールを導入すれば、Avaaの最適な設置位置を見つけることができます。

Avaaは騒音対策にも有効な優れモノです。

測定ツールの種類

測定ツールは大きく3つの種類に分類することができます。

  • 1つ目は最も手軽な方法で、スマホに測定アプリをインストールしてスマホ内蔵のマイクで測定します。スマホにアプリをインストールするだけのお手軽さです。
  • 2つ目は最もポピュラーな方法で、マイクをパソコンに接続してパソコン用の測定ソフトを使います。マイクには測定用マイクを、マイクとパソコンの接続にはオーディオインターフェイスを用意します。
  • 3つ目はルームアコースティックを最適化するための専用機を使う方法で、専用機に測定用マイクを接続して測定します。測定から最適化までを専用機で賄うことができて便利な反面、費用が最も高額です。

スマホを使う方法が手軽で低コストなので入門におすすめしますが、高精度な測定は望めない簡易的な測定の位置付けです。

パソコンと測定用マイクによる方法は、用途や予算に合った機器の選択ができます。測定用マイク、オーディオインターフェイス、測定用ソフトはそれぞれお手軽な物からプロ御用達の本格的なものまで揃っています。また、この方法のメリットは測定に使うだけでなく測定ツールを多目的に利用できることです。マイクの代わりにラインレベルの信号を入力すれば高音質なオーディオレコーダーになります。録音用マイクを使えばスピーカーの再音を録音できます。ネット配信の優れたツールとしても活用できます。

測定の有用性と信頼性についてこちらの記事もあわせてご覧ください。

STEP
ルームアコースティックの最適化:実践

マイクによる測定で問題点を把握できたところで、実際に最適化に取り掛かります。

最適化の手段は大きく2とおりです。

1つ目はアクティブルーム補正(バーチャル補正)です。

部屋が音質に与える悪影響を回避するような再生方法です。具体的にはピークが発生している周波数帯域の音圧を下げて再生することで、部屋の影響によるピークの発生を相殺するといったイメージになります。
部屋自体には一切手を付けずにその時々の音響特性に合わせて柔軟に最適化できる点が大きなメリットです。最適化にはイコライザーを中心としたシグナルプロセッサーを使います。シグナルプロセッサーは単体のハードやパソコンのCPUで動作するソフトがあり、次に説明するパッシブルーム補正に比べて安価に済ませられる点もメリットです。

シグナルプロセッサーはどこにある?

アクティブルーム補正に使用するシグナルプロセッサーはどこにあるのでしょうか?

STEP1でも説明したルームアコースティックを最適化する専用機の場合は、それ自身にシグナルプロセッサーが含まれています。では、スマホやパソコンで測定する場合はどこからシグナルプロセッサーを調達すればよいのでしょうか?

最も汎用的に使えて高い品質を期待できるのがパソコンのソフトを利用することです。音楽再生にPCオーディオを利用していればスムーズに導入することができます。PCオーディオは利用していない、純アナログのオーディオシステムである、などと言った場合はパソコンをルームアコースティック最適化の専用機として既存のシステムに追加導入することができます。

モニタースピーカーの中にはルームアコースティックを最適化するための機能を内蔵したものがあるので、これを使えばあらゆるソースに対して最適化することができます。

DTMやPCオーディオにMacを使っているなら、オーディオインターフェイスに内蔵されたDSP上で動作するシグナルプロセッサーを利用する手もあります。

2つ目はパッシブルーム補正(フィジカル補正)です。

音響パネルなどを部屋に置いたり取り付けたりすることで、部屋が音質に与える悪影響を抑えるといった方法です。音響改善のためのリノベーション(オーディオルーム化)もパッシブルーム補正に含まれます。
この方法のメリットは、アクティブルーム補正が苦手な周波数特性のディップに対して効果を出しやすいことです。
デメリットは費用とフレキシビリティの低さです。賃貸住宅ではパッシブルーム補正の実現性は限定的になってしまいます。戸建てでも、模様替えや引っ越しになると最適化は1からやり直すことになります。

理想的なルームアコースティックの最適化は上記2とうりを上手く組み合わせることです。まず、アクティブルーム補正を実践して細かい部分をパッシブルーム補正で調整することをおすすめします。


良い音で音楽を聴くための全般的なチェックリストです。

手付かずのルームアコースティック(室内音響特性)が如何に音質の妨げになっているか、原因とどのような劣化を引き起こしているかがわかります。

定在波の現れ方はスピーカーを置く位置で変わります。その結果、左右チャンネルの周波数特性がばらついて音像定位を不明瞭にします。

ルームアコースティック測定の概要と、測定に必要なアイテムを紹介しています。

ルームチューニングとして使用するイコライザーの紹介です。

ルームチューニングに役立つPCソフト・スマホアプリ

アイテム

ピュアオーディオに実は欠かすことのできない存在:イコライザー

高解像度の天才ミニスピーカーiLoud MTMで最高の音楽体験を

ADAM Audio S2V内蔵DSPによるルームチューニング

測定マイク、マイクスタンド

測定用マイクやマイクスタンドはオーディナリーサウンド以外のオーディオショップでは手に入りません。

オーディオ測定のアイテムをセットにしました

音響パネル

静科
静香SDM-1800
静科
静香SDM-900
静科
静香Stillness Panel

アナログ イコライザー

EQ341
EQ355
elysia xfilter
elysia xfilter
elysia museq
elysia museq
MASSIVE PASSIVE STEREO TUBE EQ
MASSIVE PASSIVE STEREO TUBE EQ

ルームチューニング対応スピーカー

ルームチューニングソフトウェア(Win/Mac)

ARC System 3

ART(Automatic Room Tailoring)

すべてが自社開発のART(Automatic Room Tailoring)と呼ばれる「部屋矯正」システムを取り入れたiFi audioのAURORA

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