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配置次第で激変するスピーカーの周波数特性

スピーカーの音質は、使う部屋によっても置く位置によっても大きく変化します。今回、部屋のレイアウトを変更したので、スピーカーを置く位置によってリスニングポジションの周波数特性にどのような変化が起こるのか測定してみました。試してみたのは次の2パターンです。

  • Aパターン:出窓にスピーカーを設置
  • Bパターン:デスクトップにスピーカーを設置

オーディオで”音が激変”は誇大表現としてしばしば用いられますが、ルームアコースティックに限っては正に”激変”に相応しい変貌ぶりであることが周波数特性を見るだけでも明らかです。実際に音を聴かなくても容易に想像できるレベルです。

図のリスニングポジション(緑色の〇)に測定用マイクiSEMcon EMX-7150を設置して測定した結果が以下の周波数特性となります。

部屋の平面図
部屋の平面図

一見して明白なのは左右チャンネル共に、出窓に設置した時は100Hz、150Hz付近にディップが発生していることです。44Hz付近のピークもデスクトップ設置よりも大きくなっています。

デスクトップ設置は100Hzから200Hzのピークの度合いが出窓設置に比べて大きくなっています。100Hz以下のディップは出窓設置に比べて大きくなっていますが、出窓設置に見られる局地的なディップはありません。

出窓にスピーカーを置くのは良くないことは知っていましたが、実際に測定するとその理由がよくわかります。ブックシェルフスピーカーを出窓に設置している方は一考の価値があります。

ピークだけに着目すると出窓設置がルームアコースティックの影響が少ない(特に100Hz~200Hz)といえますが、対策が難しいディップの補正を考えなくてはいけません。デスクトップ設置は100Hz~200Hzのピークは大きいもののイコライザーで補正可能であることとディップの程度も少ないことから、デスクトップ設置でデジタル&アナログによるルーム補正に取り組んでみることにします。※ディップ対策が上手くいった場合は、出窓設置が良いかもしれません。

次の図はデスクトップにスピーカーを設置した時の左右チャンネルの周波数特性です。このままの状態ではピークとディップが大きく音質にも大きな影響が出るため、デジタル&アナログによる補正を色々と試してみることにします。

ルーム補正前
デスクトップ配置の左右チャンネルの周波数特性(ルーム補正前)

以前のスピーカー配置に比べると左右チャンネルの周波数特性が結構変わっています。顕著な例は100Hz~200Hzの最大ピークで、以前のピークは120Hz付近だったのですが、今回の場合は170Hzにピークが移動しています。

もう1点は、以前の配置に比べて左右チャンネルの周波数特性の差が少なくなったことです。おそらく、左右側面の壁に対してシンメトリーに近い位置にスピーカーを置いた結果であろうと思われます。(以前は壁に対して右よりの設置でした)

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