KORG Nu IとHEDD Type 20の組み合わせは、今の音楽再生シーンの”あったらいいな”に応える大変魅力的なコンビネーションと言えます。
あなたはアナログ派?デジタル派?それとも両刀使い?
入り口を取りまとめてくれるのは次世代コントロールアンプ的存在のKORG Nu I です。
アナログに拘るのであればNu I はレコードやテープなどあらゆるアナログ音源を受け入れてくれます。レコード再生にフォノイコライザーは必要ありません。カートリッジがMMであろうとMCであろうと構いません。レコードを本来のポテンシャルに高めたいのであればNu I をPC接続してください。KORGが提供するソフトAudioGateは、レコード再生に最適な9種類ものイコライザーカーブを提供してくれます。
AudioGate搭載のイコライザーカーブ
デジタルに拘るのであればPCに接続してDSD11.2MHz・PCM384kHzを堪能してください。CD音源はすべてPCの大容量ストレージに取り込んで巨大なジュークボックスを楽しんでください。アナログ入力端子(バランス:XLR、アンバランス:RCA)はSACDなどデジタル出力できないデジタルプレーヤーの良き入り口になります。
デジタルでもアナログでも柔軟にわがままを受け入れてくれます^^
貴重なアナログ資産を一か所だけで聴くのは実にもったいない話です。Nu I とPCでお好みのデジタルフォーマットに録音すればリビングでも寝室でもアウトドアでさえ同じ音楽を楽しめるようになります。元の音との違いは判らないのではないでしょうか。
Nu I はPC接続で高音質レコーダーになります
シンプル・イズ・ベスト!パワーアンプは不要です
KORG Nu I がコントロールアンプならパワーアンプは何処に?
HEDD Type 20はアンプを内蔵したパワード(アクティブ)スピーカーですからパワーアンプの設置場所に悩む必要もなくNu I に直接接続することができます。しかも単にステレオアンプを内蔵しただけではありません。3wayスピーカーシステムのType 20は各スピーカーユニットごとにアンプが直結されたマルチアンプ構成をビルドインしています。通常なら3wayマルチアンプを組むために6チャンネル分のアンプ(ステレオアンプ3台分)と、3wayスピーカーユニットの各帯域にオーディオ信号を分割するためのチャンネルデバイダーが必要となりますが、HEDD Type 20はこれらすべてがビルドインされた先進的なスピーカーシステムです。これらの構成要素を個々に揃えた場合に優に倍以上の予算が掛かるであろうことは想像に難くない事でしょう。周波数帯域も32Hz~50kHzとアナログ音源やハイレゾ音源を再生するのに申し分のないワイドレンジです。また、一般的なマルチアンプシステムで悩みのタネとなるマスターボリュームの問題もありません(ステレオアンプ3台のマルチアンプなら3つのボリュームを入念に調整しなければならないでしょう)。Nu Iは音声信号を可変出力できるマスターボリュームが付いているのでパワーアンプ側でボリューム操作する必要はありません。
あなたはソリッドステート派?バルブ派?
真空管に代わるトランジスタが登場して久しい現在においても真空管の魅力が絶える事はありません。
KORG Nu I は真空管の魅力を損なうことなく真空管の欠点を見事にクリアした次世代真空管Nutubeを搭載しています。ソリッドステートサウンドもバルブサウンドもフロントのノブを切り換えて思いのままに楽しんでください。
スピーカーに高レスポンスなHEDD Type 20を使うとNutubeのバルブサウンド効果が如実に反応します。
次世代真空管Nutube
Nutubeの掛かり具合やオン/オフを設定可能
シンプルイズベストの鏡
このようにKORG Nu I とHEDD Type 20のコンビネーションは、アナログ音源・デジタル音源を問わず、しかもサウンドクォリティは妥協を許さないシステムを実にシンプルな形で提供してくれる時代の先端を行くハイブリッドなシステムです。
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