オーディオのライトサイド

Lynx E22 高音質オーディオインターフェイス

Lynx
目次

製品情報

E22 は、プロフェッショナルなレコーディングスタジオや放送スタジオの厳しい要求を満たすべく生まれた Lynx の新しいサウンドカードです。優れた音質で定評のある Lynx L22 を礎としながらそれを凌ぐ性能を備え、史上最上級の PCI Express 型 A/D D/A コンバーターとして仕上がっています。

1998年以来、Lynx は24時間/365日のオペレーションにも耐えうるサウンドカードを供給し続け、高い信頼を獲得してきました。この “E” シリーズでもその伝統を継承し、さらなる入出力保護とシールディングが施されています。

特長

  • 2チャンネルの A/D D/A 変換
  • 2チャンネルの AES3 または S/PDIF 入出力
  • サンプルレート 44.1 / 48 / 88.2 / 96 / 176.4 / 192 kHz 対応
  • ジッターを極限まで抑えた SynchroLock™ サンプルクロックジェネレーター
  • V2 DMA エンジンが超低レイテンシーオペレーションを実現
  • 全てのアナログ入出力レベルはリレーコントロールによる固定設定もしくはトリム調整が可能
  • 電源オン/オフの際に自動でミュートされる出力
  • FPGA ベースの内蔵ハードウェアミキシング
  • Lynx Mixer アプリケーション

※本製品に接続用ケーブルは付属していません。

詳細

E22 は高い次元で優れたパフォーマンスを発揮できるよう、洗練された設計手法が採用されています。低ノイズと低歪みのための厳選されたコンポーネント、コンパクトでありながら外来ノイズに強い回路構成、高い信頼性と長寿命をもたらす固体誘電体によるコンデンサー、そしてシールドや配電部分に純度の高い銅をふんだんに使い、レイアウトにも細心の注意が払われたPCB等、こだわりが随所に詰まっています。

E シリーズのもうひとつのコアテクノロジー、それは FPGA (Field Programmable Gate Array) です。オーディオデバイスにFPGAを採用する手法は、Lynx によって開拓された革新的なものです。E シリーズは、CPU負荷を最小限に抑えながらPCIeバスのスループットを最大化する V2 DMA エンジンにより、並列処理のための豊富なリソースを備えます。そしてもちろん、このFPGAもアップグレードを行うことで、常に最新の状態を保つことができます。

主な用途

  • 究極ともいえる精確性、透明度で素材をキャプチャー、アーカイブ
  • 24時間365日のオペレーションが求められる放送局
  • オーディオコンテンツ制作
  • オーディオ再生
  • オーディオ測定
  • オーディオスペクトラムと高い信頼性、精度を必要とする医療、軍事および工業分野

技術仕様

アナログパフォーマンス

アナログ入出力入出力数 : 2イン / 2アウト、電子バランスまたはアンバランスレベル : +20 dBu フルスケール、または可変 +8.23 ~ +24 dBu フルスケール入力インピーダンス : 24kΩ バランス、12kΩ アンバランス出力インピーダンス : 100Ω バランス、50Ω アンバランス出力ドライブ能力 : 600Ω インピーダンス、静電容量 0.2µFA/D D/A 変換 : 24ビット、マルチレベル、デルタシグマ変換サンプルレート : 最大 192 kHz までの一般的な設定に対応
ライン入力(44.1 kHz、24ビット A/D 変換後)THD+N : -111 dB (0.0003%) @ -1 dBFS 1 kHz シグナル、22Hz – 22kHz BWダイナミックレンジ : 117 dB周波数特性 : 20 – 20 kHz、±0.05 dBクロストーク : -128 dB 以下 @ 1 kHz、-1 dBFS シグナル
ライン出力(44.1 kHz、24ビット A/D 変換後)THD+N : -108 dB (0.0004%) @ -1 dBFS 1kHz シグナル、22Hz – 22kHz BWダイナミックレンジ : 120 dB周波数特性 : 20 – 20 kHz、±0.05 dBクロストーク : -130 dB 以下 @ 1 kHz、-1 dBFS シグナル

デジタル入出力

入出力入出力数 : 2イン / 2アウト、24ビット変換、トランスフォーマーカップル、XLRコネクターフォーマット : AES3 または S/PDIF、ジャンパー設定
サンプルレート44.1 / 48 / 88.2 / 96 / 176.4 / 192 kHz

クロック入出力

クロックソース外部 : 1イン / 1アウト内部 : 1イン / 1アウト、オンボードヘッダー
レベル / インピーダンスTTL / 75Ω
クロックタイプワードクロック

ソフトウェア

Windows ドライバー(Windows 7 以降)MME / DirectSound / WASAPI (WaveRT) / ASIO 2.3
macOS ドライバー(OS X 10.9.5 以降)Core Audio
Lynx Mixer内蔵デジタルミキサーのフルコントロールとハードウェアに関する設定

接続

オーディオポートD-Sub 25ピン(DB25)メスコネクター x 1、全アナログバランス入出力
(別売の CBL-L22AUDIO が必要)
シンクポートD-Sub 15ピン(DB15)メスコネクター x 1、デジタルとワードクロック入出力
(別売の CBL-L22SYNC が必要)

その他

PCI Express バスPCIe x1 レーン
データ転送高効率 Lynx V2 DMA エンジン : バスマスタリング
消費電力+3.3V @ 630 mA、+12V @ 500 mA
出荷時重量約 454 g

動作条件

  • Windows 7 以降
  • Mac OS X 10.9.5 以降の Intel Mac
  • Intel Core 2 @ 1.6 GHz 以上のCPU
  • 2GB以上の空きRAM
  • PCI Express 空きスロット
  • 1024 * 768 以上の解像度のディスプレイ

ほとんどのプロオーディオアプリケーションにおいて余裕のあるコンピュータのリソースが要求されます。DAWをはじめとするソフトウェアの推奨するシステム要件を満たすか、それを超えるような環境を強く推奨します。

本製品はMac環境において、Thunderbolt – PCIe 拡張シャーシにも対応します。

  • Magma ExpressBox 3T
  • Sonnet Echo Express PCIe 2.0 Thunderbolt 拡張シャーシ
  • Sonnet xMac mini Server

仕様は予告なく変更となる場合があります。

オプションケーブル

CBL-L22AUDIO (E22 Audio Cable)

CBL-L22AUDIO

シールドツイストペアのアナログ入出力用ブレイクアウトケーブル
D-Sub 25ピンオス – 2つのXLRオス と 2つのXLRメス
長さ : 約1.8m

CBL-L22SYNC (E22 Sync Cable)

CBL-L22SYNC

シールドツイストペアのデジタル入出力とワードクロック入出力用のブレイクアウトケーブル
D-Sub 15ピン – 1つのXLRオス と 1つのXLRメスのデジタル入出力、2つのBNCメスのワードクロック入出力 (75Ω同軸仕様)
長さ : 約1.8m

CBL-XFDR18

CBL-XFDR18

XLR3ピンメスをRCAオスコネクターに変換するケーブル (デジタルアウトをS/PDIFで使用する際に必要)
長さ : 約46cm

CBL-XMDR18

CBL-XMDR18

XLR3ピンオスをRCAオスコネクターに変換するケーブル (デジタルインをS/PDIFで使用する際に必要)
長さ : 約46cm

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