Spotifyのここが不便
新たな音楽に巡り合える、CDでは入手困難なアルバムが聴ける等々Spotifyはこれまで実現できなかった音楽体験ができる素晴らしいサービスです。
がしかし、こんな困った点も
- 海外のアーティスト名が英語だったり日本語だったりで探しづらい!
- My Libraryに保存したアーティストの曲をアルバム単位で表示してくれない!
海外のアーティスト名が英語だったり日本語だったりで探しづらい!
Spotify に限りませんがストリーミング配信サービスの多くは海外アーティスト名が英名だったり和名だったりで混在しています。アーティストを探しづらくてしょうがありません。


洋楽なら通常は英字がしっくりくると思うのですが。。。
登録したアーティストをアルバム単位で表示してくれない!
iTunes等の音楽再生ソフトの多くは、アーティストを選ぶとそのアーティストのアルバム一覧が表示されて聴きたいアルバムを直ぐに選択できます。ところがSpotifyの場合、アーティストを選ぶといきなりそのアーティストの曲リストが表示されます。このリストからアルバムを探さなくてはならず不便です。

先程の画像のアーティスト:Little Feat のアイコンをクリックするとジャケット写真一覧ではなくいきなり曲リストが!アルバムを見つけ辛いです。
My Libraryでは、アーティストで絞り込む他にアルバムもありますが、全てのアーティストのアルバムが一同に表示されるのでこちらも探しやすくはありません。やはりアーティストを選ぶとそのアーティストのアルバム一覧が表示されるのが辿り着きやすいと言えます。
プレイリストとフォルダで整理する
このような不便な点をなんとかしたいと思い対処したのが、プレイリストとフォルダを使って整理する方法です。少し手間ですが、一度作っておけば後の使い勝手が良くなります。
フォルダ作成機能はPC版アプリ(Win/Mac)とWeb Playerです。
※Web Playerのフォルダ作成機能は、Windows版Chromeで確認
PCで作ったフォルダはモバイル版アプリ(iOS/Android/FireOS)に反映されて利用できます。
作り方の前に、こんな風になりますというスクリーンショットを

画像をクリックして拡大してもらうとわかりやすいと思いますが、画面左側のプレイリストの中にアルファベットのインデックスフォルダー > アーティストフォルダー > アルバム単位のプレイリストがツリー表示され、ここからアーティストを選ぶと画面右側にアルバムがジャケット写真で一覧表示されます。
これで一発でアルバムを選べますし何より見ていて楽しいですよね。※Little Feat は音楽もさることながらジャケットもいかにもアメリカンなイラストで好みです。
“レオナ・ルイス” も “Leona Lewis” フォルダを作って “L” フォルダの中に入れたので、英語表記に統一されすんなりと見つけられるようになります。
プレイリストフォルダとアルバム単位のプレイリストの作り方
プレイリストとフォルダで整理するの画像のように、プレイリストを使ってアルバム単位で曲を管理する手順を紹介します。
二階層のフォルダー構造でそれぞれインデックスフォルダー(第一階層)とアーティストフォルダー(第二階層)を作成して、アーティストフォルダーの中にアルバム単位で作ったプレイリストを置きます。※プレイリストフォルダーはPCでのみ作成できます。
(インデックスフォルダー) > (アーティストフォルダー) > (アルバムごとのプレイリスト)
プレイリストフォルダーとプレイリストは、ドラッグ&ドロップで自由に移動できます。
※フォルダーの中にフォルダー(サブフォルダー)を作ることもできます。アーティスト数が多い場合などは、アルファベットの頭文字(インデックス)のフォルダの中にアーティスト名フォルダーを移動することでアーティストを探しやすくなります。
例)「L」フォルダー > 「Little Feat」フォルダー
アルバムそのまんまのプレイリストを作成する
アーティストページなどからアルバム単位でプレイリストを作る。
方法1:ドラッグ&ドロップ
アーティストページ等のアルバムサムネイルを左サイドメニューのプレイリスト一覧にドラッグ&ドロップする。
方法2:右クリックメニュー
アーティストページ等のアルバムをサムネイル表示している場合は、サムネイルをマウスオーバーして表示されるメニュー(…)から「プレイリストに追加」を選ぶ。

すると、画面左側のプレイリストの先頭に (アーティスト名) ‐ (アルバム名) のプレイリストが作られます。
いちいちプレイリスト名を入力しなくて済むので便利。
※アルバムがリスト表示の場合は、メニュー(…)はジャケット写真サムネイルの横に表示されます。
既にアーティストフォルダが存在するアーティストのアルバムをプレイリストとして追加する場合は、右クリックメニューからアーティストフォルダの中の新規プレイリストを選択すると手間が省けます。
アルバムからのプレイリスト作成はPC、iPhone/iPadが便利(2019/9/15)
Android/Fire OSデバイスの場合、アルバムをまるごと新規プレイリストにしてもプレイリスト名が(アーティスト名) ‐ (アルバム名) にはならないようです。
アルバムから「プレイリストに追加 > 新規プレイリスト」を選ぶとプレイリスト名を入力する画面になってアーティスト名もアルバム名も引き継いでくれません。

ここで「スキップ」を選ぶと”プレイリスト #xxx”といった形式の素っ気ないプレイリスト名になります。

iOS版はPC版と同じく(アーティスト名) ‐ (アルバム名) になります。
普段はPCを使っているので気づきませんでした。。。
プレイリスト、フォルダの並べ替え
iOS(iPhone, iPad等)
My Library > ミュージック > プレイリストの「検索条件を追加」(画面右上)をタップ
表示されるメニューの「次でソート」から並べ替え方法を選択
- 関連度順
- 最近再生した項目
- 最近追加した曲
- 名前
- カスタム並べ替え
並べ替え方法から”カスタム並べ替え”を選ぶと、PCで表示される並べ替えと同じになります。
Android/Fire OS(Fire 7等)
My Library > ミュージック > プレイリストの「検索条件を追加」(画面右上)をタップ
表示されるメニューの「次で並べ替え」から並べ替え方法を選択
- 関連度順
- 好きな順番に並べる
- 名前
- 最近再生した項目
- 最近追加した曲
並べ替え方法から”好きな順番に並べる”を選ぶと、PCで表示される並べ替えと同じになります。
注記
※iOS版の”カスタム並べ替え”、Android版とFire OS版の”好きな順番に並べる”を選んでもスマホやタブレット側で並べ替えできるわけではありません。あくまでPCの並び順と同じになるだけです。
※PC版のプレイリストの並べ替えはドラッグ&ドロップだけで、モバイルデバイスのようなキー項目による並べ替えはないようです。
まとめ
MY LIBRARYの使い辛さをプレイリストでカバーする
使い辛さ
- Spotifyは洋楽アーティスト名がカナ表記だったり英語表記だったりでまちまちなので、MY LIBRARYのアーティストを探し辛い。

- MY LIBRARYの「アーティスト」からアーティストを見つけてもアルバム単位で表示してくれない。(アーティストを選ぶといきなり曲一覧になる)
使い辛さはプレイリストとフォルダでカバーできる
- アーティスト名のプレイリストフォルダを作る。フォルダ名は洋楽アーティストの場合は英語表記またはカナ表記のどちらかに統一する。
- アルバム単位のプレイリストを作ってアーティストフォルダにまとめることで、アーティストを選んでそのアーティストのアルバム一覧をサムネイル表示できるようになる。
- MY LIBRARYのアーティストが増えると探し辛いので”A”や”あ”などのインデックスフォルダを作り、アーティストフォルダをその中に入れる。
プレイリストとフォルダーの並べ替え(PC)
- PC版Spotifyはプレイリストとフォルダーをドラッグ&ドロップで移動して並べ替えることができる。
- モバイル版Spotifyアプリの「好きな順番に並べる」で、PCを使って並べ替えた結果を表示することができる。
上記のプレイリストを使ったライブラリー管理は、オフライン再生時にも有効ですから、いつでもどこでも聴きたい曲に辿りやすくなります。

Spotifyは十分に高音質。イヤホン、ヘッドホンやDAP、DACはよいものを選びたいものです。


スピーカーを使ってSpotifyを聴くと、音楽がもっと楽しくなります。
