USB DACは据え置きとポータブルに分類できます。この記事では据え置きのUSB DACからピックアップした9機種の違いをわかりやすく書いているので使用目的に合った機種を見つけてください。
USBに特化したZEN Air DAC、ZEN DAC、ZEN DAC Signature V2
入力できるデバイス
入力がUSBオンリーといたってシンプルなDACが、iFi audioのZEN Air DAC、ZEN DAC、ZEN DAC Signature V2です。DACの用途がパソコンやスマホまたはZEN Stream等のストリーマーだけであれば必要十分な入力と言うことができます。
出力できるデバイス
ZEN Air DACとZEN DACはヘッドホン端子とラインアウト端子があるため、ヘッドホン・イヤホンにもスピーカーにも接続することができます。ZEN DAC Signature V2はラインアウト専用のハイグレード機でヘッドホン端子はありません。
アナログライン出力形式では、ZEN Air DACがアンバランス(RCA)のみでZEN DACとZEN DAC Signature V2はアンバランス(RCA)とバランス(4.4mm)に対応しています。
USBに加えてBluetoothとS/PDIF入力に対応するBTA30 Pro、ZEN ONE Signature、NEO iDSD
USBの他にもワイヤレス(Bluetooth)やS/PDIF(光・同軸)の入力に対応したDACが、FiiOのBTA30 ProとiFi audioのZEN ONE Signature、NEO iDSDです。
入力できるデバイス
入力はBTA30 Pro、ZEN ONE Signature、NEO iDSD共にUSB、Bluetooth、S/PDIF(光・同軸)です。パソコンやスマホからの入力はUSBでもワイヤレス(Bluetooth)でも可能ですからUSBでパソコンと接続しBluetoothでスマホと接続するといった使い方ができます。S/PDIFによりテレビやCDプレーヤーの音声をグレードアップすることも可能です。
出力できるデバイス
BTA30 ProとZEN ONE Signatureはラインアウト専用でヘッドホン端子はありません。NEO iDSDはヘッドホン端子とラインアウト端子があるため、ヘッドホン・イヤホンにもスピーカーにも接続することができます。
アナログライン出力形式では、BTA30 Proがアンバランス(RCA)のみでZEN ONE SignatureとNEO iDSDはアンバランス(RCA)とバランス(ZEN ONE Signatureは4.4mm、NEO iDSDはXLR)に対応しています。
DACに加えてアナログ入力に対応するK7、K9、K9 Pro ESS
DACに加えてアナログ入力に対応したプリアンプが、K7、K9、K9 Pro ESSです。
入力できるデバイス
K7、K9、K9 Pro ESS共通の入力はデジタルがUSB、S/PDIF(光・同軸)でアナログがアンバランス(RCA)です。K9、K9 Pro ESSはこれに加えてデジタル:Bluetoothとアナログ:バランス(4.4mm)入力があります。
アナログ入力によりフォノアンプを中継してレコードプレーヤーを接続するなど、アナログプレーヤーとデジタルプレーヤーを共存させることができます。
出力できるデバイス
K7、K9、K9 Pro ESS共にヘッドホン端子とラインアウト端子があるため、ヘッドホン・イヤホンにもスピーカーにも接続することができます。
アナログライン出力形式では、K7がアンバランス(RCA)のみでK9、K9 Pro ESSはアンバランス(RCA)とバランス(XLR)に対応しています。
関連情報
USB入力を持たないDACを含めたアイテム一覧はこちらの記事をご覧ください。
オーディオインターフェイスはDACとして利用することができます。