Precision Channel StripはApolloやUADアクセラレーターに標準バンドルされるプラグインの1つで、コンプレッサー/リミッターと5バンド EQを組み合わせたモジュールです。
すべてのバンドは 20Hz ~ 20kHz までの周波数レンジを持ち、各バンドを重ね合わせた複雑なレスポンス・カーブを作ることができます。最初の 2 つのバンド(LF1とLF2)は、ローシェルフ、またはハイパス・フィルターとして機能させることができます。同様に最後の 2 つのバンド(HF1とHF2)は、ハイシェルフ、またはローパス・フィルターとして機能させることができます。
Q=1~32の範囲で100Hzを6dB下げた場合のイコライザーカーブ
2バンド(100Hz/-6dB/Q=8、200Hz/-3dB/Q=4)によるイコライザーカーブの例
目次
ルームチューニングEQとしての利用例
周波数特性のトレース
上のグラフは左chスピーカーの周波数特性(茶)でピークが発生している箇所をPrecision Channel StripのEQカーブ(緑)でトレースしたものです。※右はPrecision Channel Stripの設定値
同様に右チャンネル。
このように周波数ポイントとQを柔軟に設定できるPresicion Channel Stripの5バンドEQは、ルームチューニング用としても利用できます。ステレオソースにインサートすると設定は左右共通となるため、左右独立したチャンネルに各々Presicion Channel Stripをインサートして個別に設定します。