Spirit Torino イタリアのハイエンドヘッドフォンブランド by Spirit SounDesign

2017年設立のSpirit SounDesignは、世界初の直列デュアルドライバー「Twin Pulse Isobaric System(ツイン・パルス・アイソバリック・システム)」を実用化、これまでにない「濃厚なサウンド」に世界が注目!

Spirit Torinoはイタリアのハイエンド・ヘッドフォン・ブランドで、音楽を愛し、優れた音質を愛する人々に、ライヴ・コンサートにもっとも近いダイナミックスを実現することによって、並外れて自然な、洗練されたリスニング体験を提供します。この分野で尊敬を集めているエンジニア、アンドレア・リッチの長年にわたる経験から生まれたSpirit Torinoは、技術的観点(特にTwin Pulse Isobaric Systemという、自社開発による独占技術)からも、音響面でのパフォーマンスという観点からも、すでに市場にある最先端のモデルさえをも、過激に革新するものなのです。

Design

デザインのノウハウ、素材の選択、製造の専門技術、細部への細やかな配慮によって、Spiritはライヴ・リスニング体験を耳にもたらすために、再生スピード、音波の屈折、電気信号の効果的な伝送の間に、完璧なバランスを達成しています。耳の肥えた人々に対しても紛うことのないサウンドの特性を示し、「メイド・イン・イタリー」の優れたテクノロジーを新たに証明するものとなっているのです。

革新的な駆動方式 – Twin Pulse Isobaric System

ヘッドフォンのドライバーのコンセプトを革新するSpirit Torinoは、アイソバリックによるロード効果という概念を新たな手法で探求しようというものです。基本的なアイソバリックシステムの仕組みとは、2つのウーファーへ反対方向の負荷を与えると、正反対の位相でウーファーが動作し、また、共振現象によってウーファーの効率が良くなるというものです。Twin Pulseのシステムでは、2つのフルレンジドライバが「開放」状態で、同じ大きさの負荷がかけられます。これにより、2つのドライバがオーディオ帯域の全域にわたって同期した動きをすることが可能になります。Twin Pulseテクノロジーの設計上の利点は、ヘッドフォン・ドライバが振幅することによる空気の流れの開放と取り込みが、2つのドライバが一緒に働くことで生まれます。これによって、ドライバの背面に空気力学的「ブレーキ」が生まれるとともに、筐体内に含まれる空気の柱が原因で生じるハンマー効果が打ち消されて、空気の動きを止める能力がより大きくなるので、その結果空気の流れは、瞬間的な加速が生じても、その影響をあまり受けないのです。
Twin Pulse Isobaric Systemには、他にも重要な特徴があります:

  • ヘッドフォンの許容入力が増加します
  • 駆動能力に明らかな利点が生まれます
  • 音量が大きくてもドライバが線形動作を行うようになります
  • 磁束が増強されドライバの効率損失を抑えることができます

トゥルーバランス(セパレートマス)構成

私たちの考えでは、ヘッドフォンの真のポテンシャルは、トゥルー・バランス(セパレート・マス)駆動で聴かないとわかりません。残念ながらほとんどの場合、左チャンネルのマイナス極が一般に右チャンネルのマイナス極に接続され、2つのドライバがその動きに関して互いに依存し合っているという形の、標準的なヘッドフォンしか体験していません。低域でのインパルス・レスポンスを最大限にするためには、Spirit Torinoが採用しているセパレート・マス構成を使って、この相互依存から解放されることが必須となります。このバランス接続の利点は数多くあり、しかも、アンプがバランス回路で動作するように適正に設計されていれば、その数はさらに増します。

効果的な電流伝送

この分野へのSpirit Torinoのアプローチは、過激であると同時にシンプルでもあります。電流の分散を避け、アンプのエネルギーをドライバまでずっと保持し続けるのです。そのために、弊社の配線は、中間で接続することを回避して、直接ドライバに溶接しています。これによって、電流の分散の原因となる2つの溶接点とコネクターの接触を、経路から排除しているのです。このデリケートな任務に使うケーブルを探すのに、何年もの開発期間が必要になりましたが、その結果、決定的な構成に至ることができました。4本の低インダクタンス同軸ケーブルを備えた編み込みケーブルがそれで、非常に薄いクラス5OFC銅を使用して、イタリアの専門企業Tasker社が、弊社の仕様に合わせて製造しています。シングルエンド接続用にはドイツのViablue社のコネクターを選び、バランス接続用にはNeutrik社製のコネクターを選んでいます。

アコースティック・チェンバーとパッド内部のサウンドの反射処理

ヘッドフォンで適正なサウンド再生をするためには、この側面は非常に重要です。まったく空っぽの部屋で話をする時のことを考えてみてください。非常に強固なコンクリートの壁に囲まれていても、私たちの声は常に轟きます。これを避けるために、ヘッドフォンの内部の壁をフェルト・パネルで覆います。このフェルト・パネルが、その構造によって、内部反射を効率的にダンプしてくれるのです。ヘッドフォンの最終的なサウンドにとってもうひとつの決定的な要素は、パッドです。これは私たちの頭と接触する部分で、もうひとつチェンバーができるわけですから、その内部では、音の点で言えば多くのことが起こる可能性があります。Twin Pulse Isobaric Systemのデザインと、そのシングル・ドライバの誘導体は、パッドがオープン・タイプであることが必要条件になります。可動ドライバ群の動きに反発する圧力の影響を受けることなく、音圧の波を外に逃すためです。同時に、パッドの壁は内部のサウンドの反射を発生させてはいけないので、そのために2タイプの高密度ZFフォームのパッドを研究し、その結果、セミ・オープン・セル構造に加えて、快適さと、サウンドが放出される点からの正しい距離が確保される形状を作り出したのです。

個別の細やかなチューニング

こういったきわめて複雑なシステムでは、その最終的なセットアップこそが「Spirit Sound」の鍵となるのですが、ヘッドフォンのあらゆる側面の調査、開発、テスト、仕上げに3年かかりました。天然レザーを使用したパッド付きのヘッドバンド、レザー・ブレーキ上の軸となるスライド、ケーブルを柔軟で軽くするためのシースの選定などは、「Spirit Sound」の体験をさらに魅力的なものにするために私たちが注力した、ほんのいくつかの例にすぎないのです。

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