iSilencer+|iDefender+

USBオーディオをノイズのない至福のサウンドで

USBインターフェースは、オーディオに使用する場合は本質的に「ノイジー」です。iFiの新製品iSilencer+(アイサイレンサー・プラス)とiDefender+(アイディフェンダー・プラス)は、オーディオ信号に歪みを与える電気ノイズを除去し、接続された装置のサウンドのポテンシャルを引き出します。
近年、ますます多くの音楽愛好家が主要なオーディオ・ソースとしてコンピューターを使うようになっています。多くの場合、コンピューターはUSBを介してオーディオ・ギアに接続されます。USBは、デジタル・データをひとつのハードウェアから他のハードウェアに受け渡すことを可能にする、ユニバーサル・インターフェースです。
 これには賛否両論があります。USBインターフェースは、ハイレゾ・オーディオ・データを最大限の解像度で伝送し、しかもエイシンクロナス伝送によって、オリジナル・ソースのデータをビットパーフェクトで伝送することを可能にします。が、これは、机上の理論です。実際にはUSBは、電力とデータの両方を伝送するために設計された、複雑な、多用途を想定した(つまり、オーディオ専用に作られたのではない)コンピューター・インターフェースなのです。電気ノイズ、とりわけコンピューターの電源からの電気ノイズの影響を受けやすく、これが音質に不利な影響を与えることがあるのです。
 iFiは、USBオーディオの品質を向上させるデバイスをいくつか作っています。その中でもいちばん人気の高い2つが、iSilencerとiDefenderです。これらは親指サイズの「スティック」で、コンピューターのUSBソケットに差し込んで、コンピューターとDAC(単体製品であろうとアンプ内蔵のものであろうと)間のリンクとして動作します。これらのデバイスはUSBオーディオを苦しめる様々な問題に対処するように設計されていますが、現在のバージョンであるiSilencer3.0とiDefender3.0に代わって、新しい改良モデルが発売になりました。「iSilencer+」と「iDefender+」です。

iSilencer+

iSilencerurlencodedmlaplussign

「USB Audio Class」のデバイスは、USBハードウェアとソフトウェアに対して、たとえばプリンターやハードドライブといった周辺機器に使用されている「バルク/バースト・モード」よりも大きな要求をします。エラーチェッキングは使用していますが、「サイクリック・リダンダンシー・チェック(CRC)」(巡回冗長検査)エラーのイベント中の再伝送は行いません。USB信号の電気ノイズはCRCエラーの原因となり、その結果データ・ロスが生じ、信号の純度も低下します。これらのことが、オーディオ信号の歪み、様々なノイズ(クリック音やポップ音)、レイテンシーといった症状を生み出すのです。つまりこれらはすべて、コンピューター・ベースのオーディオ・システムのパフォーマンスに影響を与える可能性があるということです。iSilencer+は、ソースの電気ノイズ(EMI/RFI〔電磁干渉/無線周波数干渉〕を含む)を除去することによってこの問題を解決し、DACへのオーディオ・データのビットパーフェクト伝送を可能にするのです。

iSilencerurlencodedmlaplussign

ネットショップで購入

種類: 数量:

PayPalで購入

準備中

ユニークなのは、パッシブ・フィルターとiFiのANCII(Active Noise Cancellation II)回路を組み合わせて、これを実現している点です。軍用レーダー・テクノロジーから開発されたANCIIは、アクティブ・ノイズ・キャンセリング・ヘッドフォンと同様の方法で機能します。入ってくる電気ノイズとまったく同じ信号を、正反対の位相で発生させて、アクティブにノイズを打ち消すのです。

iDefenderurlencodedmlaplussign

これは、低域と中域のノイズを除去するのにきわめて有効です。一方、パッシブ・インシュレータリング・フィルターの方は、もっと高い周波数帯域で動作します。この組み合わせは、パッシブ・フィルタリングだけに依存するデバイスよりも、USB信号を損なうノイズを根絶するにあたって、かなり高い効果を生み出します。

iSilencer+(CC)をiPadのUSB-C端子に接続

ノイズを除去するとともに、iSilencer+はジッターの発生も低減します。ジッターは、データの「パケット・エラー」の原因となって、その結果、冷たくきついサウンドを生じさせるデジタル歪です。

iDefenderurlencodedmlaplussign

iSilencer+はまた、iFiのREBalanceテクノロジーを使用して信号を「再バランス化」し、どのようなオーディオ・フォーマットでも、DACが受け取るデジタル信号がオリジナル・ソースのものとまったく同一になることを確保します。

iSilencerurlencodedmlaplussign

新しいiSilencer+は、これまでのiSilencer3.0と比較して、いくつかの点を贅沢に強化しています。入出力フィルタリング用にlow-ESR(Equivalent Series Resistance 等価直列抵抗)のタンタル・キャパシターを使用することでフィルタリング容量が10倍になり、これによってノイズ撃退機能を高めています。USBの様々なタイプに対応しています。iSilencer3.0はUSB-Aコネクター仕様のみでしたが、iSilencer+は、新しいUSB-Cコネクターも含めて、3つのバージョンを用意しています。

iSilencer+(AA)をコンピューターに接続
  • USB-A – USB-A(AA)※USB-A端子オス – USB-A端子メス
  • USB-C – USB-A(CA)※USB-C端子オス – USB-A端子メス
  • USB-C – USB-C(CC)※USB-C端子オス – USB-C端子メス
iSilencerurlencodedmlaplussign
(上から)iSilencer+のCC、CA、AA
iSilencerurlencodedmlaplussign
(左から時計回り) 同上

どのバージョンも、「スーパースピード」のUSB3.0規格に準拠しています。もちろん、下位のUSB2.0互換です。高品質な金メッキ・コネクターを装備し、最適な信号伝送を実現します。

iSilence+は、コンピューターとDACの間のアクティブなUSB出力に差し込みますが、iSilencer+の「スティック」を複数個、空いたUSBポートに差し込んで、さらにEMIの放射を低減させることができます。スティックの数が増えれば(つまりANC回路の数が増えるということです)、ノイズの低減能力も倍増していくのです。外付けハードドライブとミュージック・サーバーとの間にiSilencer+を使うこともできます。
正確には、iSilencer+が音質に与える効果は、システムによって異なりますが、典型的な効果としては、明瞭度の向上、ダイナミックレンジの拡大、エッジの鮮明度の向上を期待することができ、これによって音楽がより生き生きとオープンに響くのです。

iSilencer+仕様

  • スーパースピードUSB3.0(USB2.0下位互換)
  • USB3.0金メッキコネクター
  • AA、CA、CCの三種類のバリエーション (AA)※USB-A端子オス – USB-A端子メス、(CA)※USB-C端子オス – USB-A端子メス、(CC)※USB-C端子オス – USB-C端子メス
  • サイズ:50mm(長さ)×20mm(幅)×9mm(高さ)
  • 重量:7g(0.25オンス)
  • 発売日:2020年4月20日
  • 保証:12ヶ月
  • 価格:AA、CA、CC 各8,800円(税別)
  • バーコード:5060738780327(AA)、5060738780310(CA)、5060738780020(CC)

※上記仕様は予告なしに変更になることがあります。

iDefender+

iDefenderurlencodedmlaplussign

iDefender+は、さらに専門的なUSBオーディオ・デバイスで、コンピューター・ベースのシステムに関係する問題(スピーカーから苛々するようなバズ音やハム音が生じるのが典型です)の原因となるグラウンド(あるいはアース)・ループに対処するために設計されています。

ネットショップで購入

種類: 数量:

PayPalで購入

準備中

iDefender+は、ソース・デバイスのUSBソケットに差し込むと、グラウンド・ループ(アースが複数あるのが原因で、これによってノイズが増加する)があるかどうかを検知します。そして、コンピューターのアース接続を「賢く」遮断して、システムのノイズ・フロアを劣化させる原因となるグラウンド・ループ・ハムを根絶し、解像度とダイナミックレンジを改善します。

iSilencerurlencodedmlaplussign

家庭用のコンセントや内蔵バッテリーではなく、コンピューターのUSB電源に依存するDAC(バスパワー駆動の製品など)と一緒に使用すると、iDefender+はさらに効果を増します。外付け電源をスティック側面のUSB-Cソケットに接続すると、コンピューターからの電力供給をブロックして、外付け電源からDACに電力を供給します。iFiのiPowerのような、高品質な低ノイズの電源アダプターを使用すれば、USB DACのパフォーマンスが著しく改善するでしょう。

iDefender+(CA)をコンピューターに接続
iDefender+(AA)をコンピューターに接続
AppleカメラアダプターとiDefender+(AA)を5v外部電源を介してDACに接続

iSilencer3.0の場合と同様に、現行のiDefender3.0に入出力フィルタリング用のlow-ESRタンタル・キャパシターを加えて、iDefender+にアップグレードしました。これもまた、接続する装置に合わせて、以下の3つのバージョンを用意しています。iSilencerと同様USB3.0とUSB2.0の規格に準拠しており、コネクターは金メッキ仕様になっています。

iDefenderurlencodedmlaplussign
iDefender+(上から)CC、CA、AA
iDefenderurlencodedmlaplussign
(左から時計回り) 同上
  • USB-A – USB-A(AA)※USB-A端子オス – USB-A端子メス
  • USB-C – USB-A(CA)※USB-C端子オス – USB-A端子メス
  • USB-C – USB-C(CC)※USB-C端子オス – USB-C端子メス

iDefender+仕様

  • スーパースピードUSB3.0(USB2.0下位互換)
  • USB3.0金メッキコネクター
  • サイズ:50mm(長さ)×20mm(幅)×9mm(高さ)
  • 重量:6.6g(0.23オンス)
  • 2020年4月20日
  • 保証:12ヶ月
  • 価格:AA、CA、CC 各8,800円(税別)
  • バーコード:5060738780303(AA)、5060738780297(CA)、5060738780037(CC)

※仕様は予告なしに変更になることがあります。

ガルバニック・アイソレーション

iGalvanic3.0

iGalvanic3.0
iGalvanic3.0

Part.1 コンピューター・オーディオの「聖杯」

杯だらけの洞窟のシーンの中で(映画「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」)、インディ・ジョーンズは、最後の晩餐で使われた聖杯を選ばなければなりませんでした。USBオーディオの世界も、USBコンピューター・オーディオの音を良くする最良の機器を選び出すにあたっては、同じような命題に溢れています。仰天するほどの選択肢が目の前にずらりと並んでいるからです。もっとも効果的なUSBのソリューションのひとつがガルバニック・アイソレーション(絶縁)であると広く考えられていますが、実際にはそれがほとんど実行されていないことを見ると、技術的に乗り越えるべき独自の問題などないとは言えない壁があるのだということがわかります。調査に2年を費やした結果(それ故に私たちはこの製品をもっと早くに発表できなかったのです)、私たちは心からこれに同意します。iGalvanic3.0は、私たちにとって、より「技術的な挑戦となる」企画となったのです。しかしiFiのチームは、今こそ歓喜してその到来を発表します(予想よりは多少遅れてしまいましたが)。

iGalvanic3.0は、USB3.0上で超高速ガルバニック・アイソレーションを実現することができる機器のひとつです。USBオーディオを改良する機器の海の中にあって、iGalvanic3.0こそが「聖杯」なのです。 この段階で仕事を終え、製品を市場に出すこともできましたが、それはAMR/iFiのDNAに反した行為になります。ここを出発点として、私たちはさらに時間をかけて、追加の機能を開発しました。そしてこれによって、この製品はUSBコンピューター・オーディオの究極のソリューションとなったのです。
iGalvanic3.0はオーディオ再生の品質を「莫大に」高めるだろうと、私たちは信じています。

iGalvanic3.0とは何か?

iGalvanic3.0は、すべてのコンピューター・オーディオファイルのためにUSBオーディオの品質を高める、「すべてが揃った」ソリューションです。

1) REclock2/ REgenerate2/ REbalance2 + オーディオファイル・グレードのUSB3.0/2.0ガルバニック・アイソレーション +
2) 超低ノイズのUSB電源*
*ノイズの測定値は、500mAの負荷で0.5μV(0.0000005V)です。iFi製以外のUSB機器をはるかに超えています。これに勝るのは、micro iUSB3.0だけです。

コンピューター・オーディオ・システムの音質を高める、ゼロから開発された、専用の、スタンドアローンのソリューションなのです。

iGalvanic3.0はどういう場合に有益か?

コンピューター・オーディオにUSBを使用しているすべての人にお使いいただけますが、もっと具体的に言うと、iGalvanic3.0は以下の場合の理想的なソリューションになります。

グラウンドループ(アースループ)を遮断したい場合
高速なUSB伝送を必要とするアプリケーションで、ノイズが合体するのを避けたい場合

こうしてiGalvanic3.0は、USBデジタル・オーディオ・システムから最高の音質を引き出すことが求められる録音スタジオに至るまで、コンピューター・オーディオファイルのための完璧なソリューションとなっているのです。

Part 2: 並外れた性能を持つ部分もあります

iGalvanic3.0には、他の機器では凌駕できないだろうと私たちが考えている、3つのスペシャルな側面があります。

i. ガルバニック・アイソレーションの前後にREgenerate2 / REclock2 / REbalance2を「ダブルで」装備
ii. iFiのUSBプラットフォーム上でUSB3.0及びUSB2.0のガルバニック・アイソレーションを実現
iii. PanasonicのOs-Conを使用した、パワー・ステーション・ステルス・コンバーターによる超低ノイズ・オーディオファイルUSB電源

以上がiGalvanic3.0の3つの際立った特徴ですが、さらなる特徴も備えていますので、もっと詳しく述べることにしましょう。

i. REclock2 / REgenerate2 / REbalance2を「ダブルで」

iFiでは、iUSB3.0機器の開発中から、USB信号(及び電源)を改善するためのトップクラスの社内ノウハウを持っていました。iGalvanic3.0にはこれが反映されています。すべてのデータフローが、iGalvanic3.0の精密なマスタークロックシステムによって再生成されるということです。 私たちはそれだけにとどまりはしませんでした。iGalvanic3.0のREgenerate機能が1ステージだけのものと2ステージのものを使って、社内および社外で試聴を行った結果、だれもが2ステージのものを好むことがわかったのです。 iGalvanic3.0は、1ステージだけにとどまるのではなく、(ガルバニック・アイソレーションの前段と後段に)2つのステージを持っているので、「REgenerate2/REclock2/REbalance2」と表記しています。それは、他の商用機器を「はるかに超えた」ものなのです。 これを実現するには余分な費用がかかることは明白ですが、私たちが知る限り、iGalvanic3.0はREgenerate2/REclock2/REbalance2機能を「ダブル」で備えた唯一のガルバニック・アイソレーション機器です。私たちの基準においては、これが「唯一の」方法だったのです。

ii. すべてが新しいUSB3.0ガルバニック・アイソレーション「及び」USB2.0ガルバニック・アイソレーション

iGalvanic3.0は、USB3.0ガルバニック・アイソレーションを実現する、世界で唯一の製品です。伝送ラインと受信ラインがそれぞれ独立しているので、大量のデータを扱う際にはUSB2.0よりも優れており、将来的にも長く使い続けることができます。 iGalvanic3.0は、プロ用のオーディオ用途(USB2.0だと、マルチチャンネル録音において帯域が「飽和」してしまう)にも適した、唯一のガルバニック・アイソレーション製品です。 iGalvanic3.0は、USB3.0(そしてUSB2.0)に完全に準拠しているので、すべてのスピード(1.5Mbps~5Gbps)とすべての伝送モード(アイソクロナス・オーディオ・ストリーミングを含む)をサポートしています。

iGalvanic3.0は、明確に分離した2つのガルバニック・アイソレーション・ステージを備えています。ひとつはUSB3.0用、そしてもうひとつはUSB2.0用です。これらは同じであることは「あり得ません」。基本構成が異なっているからです。

– USB3.0は伝送用と受信用のラインが独立しています。
– USB2.0はひとつのラインを共有して双方向通信を行います。

USB3.0ガルバニック・アイソレーション・ステージとUSB2.0ガルバニック・アイソレーション・ステージは、どちらもゼロから開発された、コンピューター・オーディオファイル・システム専用の(そして他では利用できない)新しいプラットフォームなのです。

USB2.0ガルバニック・アイソレーション・テクノロジー(第一世代) vs USB2.0(AMR/iFiが実現していること)
第一世代はSerDES(シリアライズ/デシリアライズ; https://en.wikipedia.org/wiki/SerDes)を基準にしています。USB信号を一度分解してから再び構築するというこの方式は、理想とはほど遠いものです。何よりレーテンシー(データ処理の遅延)が生じるからです。

AMR/iFiは、早い段階でこのSerDesプラットフォームを考察して捨て去り、まったく新しいプラットフォームを開発しました。私たちの考えでは、こちらの方が技術的に優れていると見ています。

たとえ話:USB2.0第一世代 vs USB2.0次世代
第一世代がやっていること - SerDes(シリアライズ/デシリアライズ)
自分のトラック(自動車)(USB信号をトラックにたとえて考えています)が通るには狭すぎて、トラックの重さにも耐えられない橋(ガルバニック・アイソレーションを橋にたとえて考えています)がかかっているルートを選ばなければならない場合を、ちょっと想像してみてください。橋にさしかかると、トラックを分解して、各パーツごとに運んで、橋の出口で再び組み立てることが必要になります。

次世代- AMR/iFiがやっていること
トラックは、まったく異なったルートを選択します。現代の静かな4車線の橋を通るのです。このルートを選べば、トラックは苦もなく橋を渡ることができます。

第一世代のUSB2.0よりも優れている点は:

1. 100%透明な絶縁 - SerDes(シリアライズ/デシリアライズ)(USB2.0双方向)アプローチに関係するデータの分解と再構築、互換性の問題や課題がまったくありません。
2. 「USBから信号を送る - アイソレーション - 信号を受け取る」という3つのステージしかありません。これに比べると、第一世代のUSB2.0におけるアイソレーションは7つのステージを持っていました。

iii. オーディオファイル・レベルの内蔵電源部

簡易に使用できるように、iGalvanic3.0はUSBバスパワーで動作します。USB3.0ポートを使用する方が良いでしょう。そちらの方が作りがしっかりしており、電力も多く供給することができるからです(USB2.0が0.5Aなのに対して、USB3.0は0.9Aを供給することができます)。 USB3.0以上のポートで使用した時には、iGalvanic3.0は0.9Aまでの独立した低ノイズ電力を引き出すことができます。 ノイズの測定値は、500mAの負荷で0.5μV(0.0000005V)です。これに勝るのはmicro iUSB3.0だけで、iFi製以外のあらゆるUSB機器をはるかに超えています。 最終的には、リニア電源のご使用はお薦めできません。非常に高価なのに、ノイズ面ではほとんどまったく良好なパフォーマンスを示さないからです。その代わりとして、私たちはiDefenderとiPower(5Vタイプ)の組み合わせをお薦めします。システムのタイプにもよりますが、iDefender3.0とiPowerの組み合わせをiGalvanic3.0の「前後」に挿入して高電力を得ることが可能です(詳細は後述します)。

iv. 主要なハム源に対するGroundLink(グラウンドリンク、アースリンク)

コンピューター・オーディオ・システムはきわめて多様です。アース・システムの設計が異なれば、異なった構成が必要になります。私たちはこのことがわかっているので、iGalvanic3.0は真摯なコンピューター・オーディオ用途専用に開発しました。ハム音やバズ音の問題を解消するために、様々なグラウンド/アースの構成に対応することができるのです。端から端まで、「ゼロから設計された」ものなのです(私たちのGroundLinkは、ground-up design〔ゼロから設計されたもの〕なのです…と、ダジャレを言わせてください)。
グラウンドリンク・スイッチ*はシステム内のアイソレーションを最適化するために設けられています。

フル・アイソレーション(デフォルト設定 - 中央ポジション)
DCからRFへのソフト・グラウンドリンク(アースのないシステムでハムを回避する - 上ポジション)
RFソフト・グラウンドリンク(RFアースのないシステムでオーディオの欠落を回避する - 下ポジション)

* アース/グラウンド・ループは広く見られますが、このスイッチはアースがない場合と、アースが複数ある場合の両方に対応します。 It is best to start in the center position and then to try the other settings. 中央ポジションからスタートして、その後に他のポジションを試すのがいちばん良いでしょう。

v. 架空の部品? AMRにお任せください。

iGalvanic3.0の発売は、当初の計画より数ヶ月遅れましたが、それは、通常では用いられないが不可欠な部品=「高周波電源(HFP)トランス」の大量生産ができなかったからです。
これがiGalvanic3.0で実際に使用しているHFPトランスの写真です。 これは通常の電源トランスではありません。なぜなら…

高周波で動作するので、キャパシンタンス(静電容量)対ノイズ比が最高になるからです。つまり、大きさが10分の1なのに、フィルター効果は10倍になるということです。
ノイズフロアが、通常サイズのトランスと比べると無視できるほど、並外れているからです。 私たちが使っているドイツの部品業者は、これらを必要な耐久性の基準に合わせて製造することができませんでした。私たちは過去数ヶ月を費やして私たちの厳格な要求を満たすトランスを探しましたが、そのようなものは存在しないように見えました。

AMR/iFiの哲学があるからには、これで引き下がるわけにはいきません。状況が厳しくなると、ますますやる気が出てきます。 こうして私たちは、材料を購入し、実験し、社内で手巻きしたのです。

これを製造するのは、大変困難なことです。
1. 純粋な6N OFHC線を使わなければなりません。

2. 特別な構造に適合するように、巻きは手作業で行わなければなりません。機械による巻きはほぼ不可能です(実際にやってみましたが)。

3. 線を巻いた芯が完成したらシールドが施され、特製のレジンが注入されます。

4. 続いて、オーブンに入れて120℃で5分間焼きます。以前に作ったものの写真がこれです。

幅が10ミリしかなくて小さいので、取り扱いはむずかしいです。

Stealth Converter Technology(ステルス・コンバーター・テクノロジー)に必要な周波数で動作する電源トランスを作るためには、オーディオ用トランスに関する私たちの過去の経験をかなりの程度導入しなければなりませんでした。
こうして生まれたのが、AMRのHFPトランスで、非常にすばらしい測定値を示します。

vi. Panasonic製の Os-Con — AMRで使用できるだけの十分な性能を持っているなら…

iGalvanic3.0用に、私たちはこれまでに試作してきたユニットと比較して、サウンドを「ほんの少しだけ」向上させています。 AMRでは、2006年に開発したCD-77のコンパクト・ディスク・プロセッサーからスタートして、10年以上にわたって、部品に関する経験を積み上げてきました。それにはPanasonicのOs-Conも含まれています。

AMRのCD-77から流用したデジタル・エンジン

AMRから技術を取り入れたiGalvanic3.0は、Panasonic製のOs-Conの恩恵を「ほんの少し」受けた最新の製品となります。オリジナルで最高。それがSanyo/Panasonic製のOs-Conです。Sanyo/Panasonic製のOs-Con(Organic Semi-Conductor導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ)は、もともとSanyoが製造していたもので(Sanyoは2009年にPanasonicに買収されました)、デジタル回路用の究極のキャパシターであると広くみなされていました。私たちもこれには同意見です。視覚的には、この部品は鮮明な紫色のマークを付されており、(私たちの意見では)最高の製品なので、最高に高価なものでもあります。通常の電解キャパシターの値段の何倍もすることがよくあり、約50万円以下の製品ではめったに使われることはありません。iGalvnic3.0は5万円以下ですが、どうぞ気にしないでください。

Os-Conは、かなり長い期間市場に出回っています。電源部に使用して有用な、より高耐圧な(定格電圧の高い)キャパシターのなかでは、このOs-Conは特別な位置を占めています。Wireless World誌(電子技術雑誌)(訳注/Electronic Worldの間違いだと思われる、Wireless Worldは1986年に廃刊になっている)で1990年代後半から2000年代の前半にかけて公表された、キャパシターのパフォーマンスを特集する草分け的な連載においては、高周波ではシリル・ベイトマンが性能的に常に他を圧倒し、低歪みの点では第2位でした。そして第1位は、エルナー社のシルミックのタイプでした。
PanasonicがSanyoを引き継いでからは供給ルートが変わってしまい、OS-Conは入手が困難になってしまいました。ところが、ごく最近になって、iFiの比較的小型の製品に必要な、小さな数値、電圧、サイズでも利用できるOs-Conが開発されました。 こうして、猛烈に高いコスト(一般の電解キャパシターの10倍程度)にもかかわらず、micro iDSD Black Labelはそれを最初に使った製品となったのです。

もっと安価なOs-Conに誘惑されてはいけない。
ついでに述べておきますが、数年前にOs-Conの特許権期間が切れた時には、他のメーカーが独自の試みでOs-Conに便乗しました。私たちはこういった他メーカー製の代替品のOs-Conをテストしましたが、それらが通常の電解キャパシターとほとんど同じ程度の性能でしかなく、オリジナルのSanyo製品には劇的なほど劣っていることがわかり、驚いたのでした。つい誘惑に負けそうになりながらも、Panasonic製以外のOs-Conには決して乗り換えなかったことがわかり、安心していただけたのではないでしょうか。 もっと安価な模造品よりも16年前に開発されたSanyo/Panasonic製のものが(私たちの意見では)今でも最高であり、だからこそiGalvanic3.0はこのOs-Conを使っているのですが、それはまったく理にかなったことなのです。

送り出し側のREgenerate2/REclock2/REbalance2の部分の電源に2個搭載しています。出力用電源には1個搭載しています。

vii. EMI/RFIシールディングのための航空機グレードのアルミニウム

iGalvanic3.0は、iFiのトレードマークであるアルミニウム筐体を使用しています。このエンクロージャーは有害な電磁干渉及び無線周波数干渉(EMI/RFI)をシールドする役割を果たし、ノイズをさらに減少させます。PCからのあらゆるノイズをブロックすることで、音質は大幅に改善されます。アルミニウム以外の素材を使用すると、EMI/RFIはほとんど、あるいはまったくシールドすることができません。

Part 3 – iGalvanic3.0とiUSB3.0を一緒に使用するには?
ガルバニック・アイソレーションの「聖杯」を求める人は、たいていの場合はiGalvanic3.0をスタンドアローンで使用すれば大丈夫ですが、DACに外付けクロックを追加する場合と同じように、micro iUSB3.0でiGalvanic3.0を補強することができます。音質をさらに5~10%改善したい場合、そしてまた以下の状況で音質を改善したい場合、micro iUSB3.0をiGalvanic3.0に追加して使用することができます。

絶対的に最高に静かな電源を実現したい場合、「そしてさらに」
Gemini USBケーブルを使用して、オーディオ+電力のデュアルヘッド出力を実現したい場合、「そしてまた」
デュアル・ポートを使用したい場合(SSD/HDD専用ラインとDAC伝送専用ライン)

US$10000ドル以上のDACを使った、レファレンス・クラスの、金に糸目を付けないシステムを所有し、パフォーマンスに最後の一滴を加えて絶対的な頂点を求める完璧主義の人は、micro iUSB3.0で補強するのが良いでしょう。デュアル・ポートや0.1μV(0.0000001V)のノイズフロアという、iGalvanic3.0の機能外の利益を追加できるからです。

通常の接続例
※セルフパワーでなく、バスパワー駆動のDACの場合、
USB端子からの電力が不足することもあります。(詳細は後述)

iUSB3.0との接続例
これまでにサポート窓口で受け取った数多くの質問から、コンピューター・オーディオ・システムには様々な組み合わせがあることを知っています。セットアップには「非常に」幅広い選択肢があるので、私たちは使用者のみなさまにご自身のシステムをご自身で最適化していただく必要があると考えています。

以下に、iFiのiDefender、及びiPowerとの組み合わせによる、どんなシステムでも最高の状態にすることができる4つの異なった組み合わせをご提案します。

コンフィギュレーション1 – DACがセルフパワーで動作する場合。
iDefender3.0とiPowerをPC側に配置し、PCの電源を完全に切り離します。これによってPCのソフトウェア・ジッターを低減することができ、PC再生が向上します。

コンフィギュレーション2 – DACがUSBパワーで動作する場合(「高」出力のヘッドフォン出力の場合)。

iDefender3.0とiPowerをiGalvanic3.0の送り出し側に配置します。これによって通常のUSBよりも強力な電流を供給することができ、ノイズをさらに低減することができます(例:500mW以上のヘッドフォン出力を備えたDACを使用する場合)。

コンフィギュレーション3 – DACがUSBパワーで動作する場合(通常のヘッドフォン出力の場合)。

iDefender3.0をiGalvanic3.0の上流側に配置してPCの電源を遮断します。これによってiGalvanic3.0とDAC(例:iDAC2)の上流側にクリーンな電力を供給します(iGalvanic3.0の上流と下流の両方を試してみて、音の良い方を選んで接続します)。

コンフィギュレーション4 – 外付けハードディスクドライブなど、他の機器で使用する場合。

iDefender3.0とiPowerを他の機器(例:ハードディスクドライブ)で使用します。iGalvanic3.0は基本的に同様のノイズ・パフォーマンスを示します。コンピューターに接続されたハードドライブから負荷を除去します。

iGalvanic3.0は他とは比較になりません
他のUSBガルバニック・アイソレーション機器は、Full Speed(12Mbps)とLow Speed(1.5Mbps)の伝送に限定されています。

比較すると、iGalvanic3.0は次世代を代表する仕様を備えていることがわかります。遅いスピードはもちろん、USB Hi-speed(480Mbps)とUSB3.0 Super-speed(5Gbps)を伝送することができ、しかもデータと、電力&アース・ラインの両方にフル・ガルバニック・アイソレーションを実現することができるのです。 他製品がUSB2.0ガルバニック・アイソレーションで止まっているところで、私たちはUSB3.0ガルバニック・アイソレーションからスタートして、この機器にターボチャージをかけて、USBオーディオの究極にまで押し上げたのです。

REgenerate2/REclock2/REbalance2の「ダブル」ステージ
USB3.0ガルバニック・アイソレーションを実現し、それをハイパフォーマンスのコンピューター・オーディオ専用にしました。
電源:ステルス・コンバーター - 全体にわたって超低ノイズの、レギュレーションされたUSBパワーを実現しました。

まとめ
iGalvanic3.0がどのようにして形を見たのかについてのテクニカル・ノートを、楽しく通読していただけたと思います。USBコンピューター・オーディオを使用していらっしゃるどのような人にとっても、そしてすべての人にとって、音質の改善は微妙という程度ではありません。コンピューター・オーディオとアース設定のためにゼロから開発された、専用のUSB3.0アイソレーションによって、いかなるコンピューター・オーディオ・システムにも、そしてあらゆるコンピューター・オーディオ・システムに、完璧に、他製品にはない高度な技術で対応する準備ができているのです。 それは、部品カタログからチップやキャパシターを適当に選んで寄せ集めたものなどではありません。ほんとうに時間をかけて、ずっとともに歩んできたのです。これこそが、USBオーディオの唯一の「聖杯」なのです。

この記事が気に入ったら最新ニュース情報を、
いいねしてチェックしよう!
アクセサリー / ケーブル
OrdinarySoundをフォローする
オーディナリーサウンド Official Site
タイトルとURLをコピーしました