インターフェイスは 16 In / 16 Out の AD/DA コンバーターを搭載し、BiG SiX の SuperAnalogue™ シグナルチェインに直接接続
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製品情報
Overview
Advanced hybrid production
BiG SiX は SSL スタジオコンソールの特徴を最新のハイブリッドなワークフローと組み合わせた新しいプロダクションツールです。有名な ”Auto” リリースを搭載した G シリーズ・バスコンプレッサーと E シリーズ EQ 豊かなサウンドをもたらすマイクプリ、先進のモニタリングとルーティング機能、それらすべてが SSL の SuperAnalogue™ 技術によって設計され、さらに USB との統合も実現しました。BiG SiX はまさに SSL スタジオそのものです。
BiG SiX は、SiX が今の、そしてこれからのスタジオにふさわしくあるために進化したかたちです。様々な場所で活躍しているアーティスト、プロデューサー、エンジニアからのフィードバックを基に、BiG SiX はほとんどすべてのエリアでその能力を拡張しました。4つの SuperAnalogue™ マイクプリ、デュアルモノスイッチを備えた4つのステレオインプット、3バンドの E シリーズ EQ は全てのチャンネルに装備しました。2系統の独立したヘッドフォンアウトは、ソースマトリックスやさらなる機能を搭載しています。
SSL のアナログプロセッシングによってあなたの新しいコンテンツの創作やポストプロダクションをさらなる高みに到達させることも、先進のハイブリッドなワークフローでマルチトラックレコーディングやステムミキシングを効率的に行うことも、あらゆる目的において BiG SiX ならば驚異的なまでに自在に、創造的に実現できます。
Bus Compressor
BiG SiX のミックスバスには伝説的な G シリーズ・バスコンプレッサーが搭載されており、ドライブ感やエネルギー、そして最も重要な「完成した」サウンドをいつでも得ることができます。
SL 4000 G シリーズのオリジナル回路と全く同一の回路で設計された BiG SiX のバスコンプレッサーは 固定の 4:1 レシオと 30msec のアタックタイム、100msec のリリースタイムが設定されています。これらの「設定しっぱなし」セッティングは、多くの SSL ラージコンソールユーザーがまさに触らずに気づかずにセッションの最初の段階から入れっぱなしにしているものです。
そして BiG SiX のバスコンプレッサーには有名な ”Auto”リリース機能が搭載されています。オリジナルに忠実な粘りとパンチを生み出すコンプレッサーにさらなる自由度をもたらします。
USB interface
BiG SiX には、標準ドライバーで動作する 96kHz / 24bit の USB オーディオインターフェイス機能も搭載されています。インターフェイスは 16 In / 16 Out の AD/DA コンバーターを搭載し、BiG SiX の SuperAnalogue™ シグナルチェインに直接接続されています。最初の 12 チャンネルは BiG SiX の最初の 12 チャンネルとパラレルに分岐して接続されており、プリ・ポストフェーダーを切り替えることができます。USB チャンネルの 13-16 の In/Out は External Input と Master Bus にルートされており、さらに 9/10 と 11/12 はステレオ Cue バスから送ることもできます。
Preamps
速いレスポンスと高い解像度、そしてとてもとてもパンチのある BiG SiX の SuperAnalogue プリアンプは、その異常に広いゲインレンジと相まってリボンマイクを含む多種多様なマイクロフォンを快適にハンドリングできます。それぞれに Hi-Z を持ったライン入力や 48V、HPF と位相反転スイッチを備え、お持ちの新しいデバイスやビンテージ楽器などのラインレベルソースにも対応します。
Channel compressor
SSL のクラシックなチャンネルコンプレッションのキャラクターをスムーズかつ滑らかに付加します。BiG SiX の持つ3つのテイストのコンプレッサーのうちのひとつであるチャンネル・コンプレッサーは、 アタックタイム (8ms – 30ms) によって変化するコンプレッション、リリースタイムは約 300ms、ジェントルな 2:1 レシオのコンプレッサーは多様なコンテンツに対応できます。
3 band SSL EQ
BiG SiX のチャンネル EQ は SSL のクラシックな E シリーズをルーツに持ち、幅広いセッティングにおいて同等の EQ カーブを実現します。広い可変域の 3バンド・デザインは Hi (3.5kHz) と Lo (60Hz) にシェルビングフィルター、700Hz 固定のミッドレンジで ±15dB のゲインコントロールが可能です。HF と LF は独立してシェルビングとベルカーブを切り替えられます。そしてこの EQ は BiG SiX の全てのチャンネルに装備されています。
SuperAnalogue design
SL 9000 シリーズコンソールより開発された、アナログのパフォーマンスを次の次元へと高める SuperAnalogue™ 技術は BiG SiX にも息づいています。この SuperAnalogue™ 技術こそが BiG SiX、 そして SiX を本質的に他のデスクトップ・ミキサーとは明らかに一線を画す存在としています。揺るがない設計思想とたゆまぬ努力、そしてこれまで生み出してきた製品群を細部にわたるまで正確に受け継ぎ、専用設計の回路、低ノイズのゲインコントロール、サーボカップリングによるアンプ回路部など、様々な要素が組み合わされています。
Features
BiG SiX は創作の過程におけるあらゆる局面で生産性を拡張するよう設計されています。SSL コンソールグレードのフェーダーと先進のモニタリングセクション、18 チャンネルのアナログサミングでミキシングできる BiG SiX は世界中のエンジニアに認められた SSL コンソールそのものであり、あなたのデスクトップに限りない創造の可能性をもたらします。
Key features
- 4つの SuperAnalogue™ マイク/ライン入力には独立した Hi-Z / 48V / HPF / 極性反転スイッチを装備
- 4つのSuperAnalogue™ ステレオライン入力にはデュアル・モノスイッチを装備
- 96kHz/24bit、ルーティング可能な 16 チャンネルの USB オーディオインターフェイスを内蔵
- “Auto” リリースも装備したエッセンシャル・バージョンの G-Comp バスコンプレッサーを搭載
- 3バンドの SSL EQ を全てのチャンネルに搭載
- クラシックな SSL のチャンネルダイナミクスプロセッシング
- リッスンマイクコンプレッサーを搭載
- ソースマトリックスを持つ2系統の独立したヘッドフォン出力を装備
- 100mm ストロークのコンソールグレードフェーダー
- プロフェッショナルなメータリング機能
- 包括的で多機能なモニタリングセクション
- 2系統のステレオ CUE フィード
- Bus B / Mute スイッチング
- 2系統のバランス回路ステレオ外部入力
- 最大 18 チャンネルの入力をサミング可能
- Mix Bus へのインジェクションにより SiX または BiG SiX とのカスケード接続が可能
The design of BiG SiX
30 年に渡り SSL に在籍し、4000 シリーズ、9000 シリーズ、Duality と AWS、そして SiX と ORIGIN の開発とサポートに携わってきた、プロダクト・ディレクター Niall Feldman による BiG SiX の紹介動画です。 動画では、BiG SiX の開発の背景となっている設計思想から各機能の紹介、そして SiX から如何にして BiG Six に至ったのかを説明しています。
さらに、その時々に重要なトラックは、”フォーカスフェーダー” モードでマスターフェーダー部分 ( VPOT を含む) に呼び出してコントロールすることができます。この時、チャンネルフェーダー部に呼び出されているレイヤーとは無関係に重要なトラックのコントロールができますので、ミックスダウン時などにはとても便利な機能です。
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Stereo inputs
BiG SiX は4つの SuperAnalgue™ ステレオラインレベルインプットを搭載しています。これらは背面の 1/4″ TRS バランスジャック入力から、または切り替えてUSBからのDAコンバーターをソースとして立ち上げることができます。USB からの入力はトリムゲインコントロールの手前となっています。さらに自由度を高めるため、4つのステレオ入力はもし L 側だけにしか信号が無い場合は自動的に、あるいは任意に手動でデュアル・モノラルへと切り替えることができます。
Monitoring / Headphones
メインとオルタネイティブのラウドスピーカー出力に加えて、BiG SiX は2系統の独立したヘッドフォン出力を搭載しています。ソースはデフォルトではモニターソースセレクトに追従していますが、モニターセクションとは独立してステレオ CUE バス1と2を切り替えて聞くこともできます。
Stereo cue
BiG SiX の各チャンネルには、独立したレベルコントロールを持つ2系統のステレオ CUE センドが装備されています。CUE センドはプリフェーダー、ポストインサートのポイントから送られます。マスターセクションではそれぞれの CUE センドを他のソースと組み合わせて FX センドやヘッドフォンミックスへとルートできます。さらにハイブリッドなワークフローに対応すべく、USB チャンネルの 9/10 と 11/12 へとルートできるため、お使いの DAW へ ITB (In The Box) のエフェクト・プロセッシングに最適なの専用の CUE フィードを送ることができます。
Console grade faders
BiG SiX のチャンネルレベルは 100mm ストロークの “ロングスロー” SSL フェーダーでコントロールします。もし SSL のラージコンソールを使った経験があるならば、BiG SiX は他のデスクトップミキサーとは全く違うものだと気づくでしょう。0dB 付近の広いスイートスポットにより、繊細なコントロールを自信を持って行えます。
The notorious LMC…
BiG SiX の最上部には、SL 4000 E シリーズコンソールのセンターセクションに搭載されていた伝説のリッスンマイクコンプレッサーが搭載されています。80 年代のプロデューサーたちが好んでドラムサウンドに使用していた、全てを叩き潰すコンプレッサーです。
Professional metering
速いレスポンスと正確性、そして高い視認性を持つ BiG SiX のメータリングは、+24dB と +18dB の基準に対応し、アナログとデジタルの信号に正確に調整されたプロフェッショナルな仕様であり、プロセッシングやコンバーターへどこまでレベルを突っ込めるかを正確に把握できます。