ありのままのサウンドクォリティ

MusicBrainz Picard

MusicBrainz Picard アイキャッチ画像

MusicBrainz Picardは信頼性が高く更に他では得られないようなメタ情報まで取得できるタグ編集のための強力なドネーションウェア(任意寄付)です。Windows、Mac、Lunuxその他のマルチプラットフォーム対応です。

目次

ダウンロードとインストール

オフィシャルサイトからダウンロードしてインストールします。Windows版はMicrosoft Storeからもインストールできるので簡単です。Mac版は.dmgの形式でダウンロードされます。Linux版も各種ありますがまだ試していません。

MusicBrainz Picard ダウンロードページ

使用感

タグ編集しないと扱いが厄介になりがちなコンピレーションアルバムの音楽ファイル(FLAC)を対象にWindows版で少し試してみました。Picardに対象アルバムの全曲を追加して検索を実行すると短時間でメタデータの取得情報が一覧表示されました。

次の画像の右上のペイン(2018 GRAMMY・・・と表示されているエリア)が追加した音楽ファイルのリストで、下半分の大きなエリアが選択した音楽ファイルのメタ情報です。

各タグの元の値と新しい値が表形式で表示されています。新しい値の列の緑色の文字が元の値になかった新たなメタデータを表しているようです。右端に表示されているカバーアート(アルバムアート)を含め有益となりそうなメタデータが豊富に取得されていることがわかります。

MusicBrainz Picard

中でも目を引いたのが「アーティスト(複数)」で、はじめから複数のアーティストが;(セミコロン)になっている点です。通常、xxx feat. yyyのような文字列で取得されるメタデータがセミコロンで区切られた複数の値になっている点は大いに評価できます。

試しにTuneBrowserのタグ編集画面となるプロパティで確認したところ、<>で囲まれたタグ名の覧にセミコロン形式のままで表示されています。

PCオーディオの醍醐味の1つは、メタデータに複数の値を格納して楽曲を横断的に渡り歩くことが可能な点ですが、Picardは大いに役立つツールになるであろうと感じています。

まだ試していないオーディオ・フィンガープリントのAcoustIDにも期待が高まります。

関連情報

音楽ファイル再生のメリットの1つがメタデータです。

Mp3tagはMusicBrainzの音楽データベースからタグを埋め込むことができるタグ編集アプリです。

目次