プリアンプとは?
プリアンプはオーディオ機器のハブの枠割を果たします。アナログ音声、デジタル音声の入力を切り替え選択して、パワーアンプやアクティブスピーカー、ヘッドホンアンプ等に出力します。パワーアンプやアクティブスピーカーへの出力はボリュームを使って音量調整します。
機能は機種によって様々で、入力はアナログのみ/デジタルのみ/アナログとデジタルのタイプがあります。出力はライン可変出力の他にもヘッドホンアンプを搭載するタイプもあります。
- DAC:iFi audio ZEN ONE Signature
- フォノイコライザー:iFi audio ZEN Phono
- プリアンプ:ATOLL PR200
- パワーアンプ:ATOLL AM200
- スピーカー:HEDD TYPE 07 MK2
プリメインアンプとの違い
プリアンプ=プリメインアンプ-パワーアンプ
プリメインアンプからパワーアンプの機能を取り除いた機器がプリアンプと言えます。入力する機器はプリアンプもプリメインアンプも音楽プレーヤーやDAC等です。出力する機器はプリアンプがパワーアンプやアクティブスピーカーであるのに対してプリメインアンプはパッシブスピーカーです。
次の画像はATOLLの左から順にプリアンプ、パワーアンプ、プリメインアンプです。プリアンプとプリメインアンプは正面から見ても判別は付きません。
DACやヘッドホンアンプ、フォノイコライザーを内蔵する機種
プリアンプの中には標準またはオプションでDACやヘッドホンアンプ、フォノイコライザーを内蔵する機種もあります。
- USB DACを内蔵するプリアンプはPCとUSBケーブルで接続して音楽再生ソフトのデジタル音声を入力することができます。
- ヘッドホンアンプを内蔵するプリアンプはヘッドホン端子にヘッドホンを接続することができます。
- フォノイコライザーを内蔵するプリアンプは(フォノイコライザーを内蔵していない)レコードプレーヤーを(フォノイコライザーなしで)直接接続することができます。
用途に応じた機能にカスタマイズ可能なプリアンプ
ATOLLのプリアンプ(PR200 Signature/PR300 Signature/PR400 Signature)は入力モジュールをオプション追加することで用途に応じた仕様に仕立てることができるフレキシブルなプリアンプです。
- オプションのDA200(DAC ボード)により、プリアンプにUSB/Bluetooth/光/同軸の入力が追加されます。
- オプションのP100(フォノボード)により、プリアンプにフォノイコライザー(MM/MC)が内蔵されレコードプレーヤーを接続できます。
CDプレーヤー内蔵の多機能プリアンプ
audiolab 8300CDQは一見すると一般的なCDプレーヤーですが、実はCDプレーヤーを内蔵したアナログ/デジタル入力対応の多機能なプリアンプです。USB入力端子でPC接続できるためUSB DAC要らずでPCオーディオをすぐにでもはじめることができます。
オーディオインターフェイス
プリアンプとは無縁と思えるオーディオインターフェイスはプリアンプとしての機能が備わっているためPCオーディオ レディのプリアンプとして利用することができます。