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XI AUDIO

XIAudioロゴ

XI Audioは2017年にMichael Xiaoによって設立されました。長年の放送機器をはじめとした業務機のマネジメントを手掛けていた彼が手掛ける製品は、業務機としての質実剛健さに加え音楽を楽しむためのエッセンスが組み込まれています。業務機、民生機、あらゆるオーディオ機器がたどり着くことが出来なかった”真実の音”を表現するのが最大の目標です。

XI Audioのアンプのボリュームは、全て11時(XI)の位置からスタートします。これは普通のアンプはボリューム位置がおおよそ11時よりも上で使うことを想定して設計されているのに対して、XI Audioは絞り切りでさえそれらの性能を超えているという自信の表れです。

Formula P1000

フルバランスプリアンプ

Formula P1000 設計背景

私、XI AUDIO主催のMichel Xiaoは2000年頃から、アクティブスピーカーGenelec 1030Aを使っています。その時は1030AがTEC受賞スピーカーでもあり、書斎に使うちょうどいいサイズでもあったのです。今まで十数年使っていく中でエージングも進んで、音がなじんできたように思います。ただ、モニター的な部分ではなく音楽の感動を上手に再生してもらうためには、さまざまな工夫が必要でした。特にパワーアンプ付きスピーカーともいえるアクティブスピーカーの音を決めるプリアンプは、複数のメーカーのものを試しました。
その結果、たどり着いたのは2008年に自作した真空管のプリアンプです。真空管で整流し、5687で電圧を安定させ、増幅回路と出力にECC81とECC82を使ったものです。最大出力が94.5Vrmsもあり、音が陶磁器のように輝いて滑らかな音です。ただ、自己満足としてはいいですが、商品化するまでのクオリティではありませんでした。
自作した真空管プリアンプの経験を用いて制作したのがA級動作、フルバランス、左右分離、DC増幅、ディスクリート回路設計のFormula P1000です。真空管プリアンプに対してスペックはいうまでもないことですが、更に音楽性の高さが際立っていると自負しています。長年使用したモニタースピーカーである1030Aから、品位が高く、感動を生むハイエンドスピーカーの音がするのです。
Formula P1000は、ボーカルの帯域が厚く、楽器が奏でる音から楽器自体の振動まで細部にわたり再生できるほど分解能が高く、音楽の生々しさを再現し、高域から最低域までフラットであり、またダイナミクスもあり、私の最高傑作であると自負しています。

Formula P1000は現在デジタル機器の出力レベルがやや高くなっている傾向に合わせて、ゲインを一般的なプリアンプよりも低く設定しています。11時から始まるXI AUDIOのボリュームを上げ気味にして音楽をお楽しみください。

アンプの設計概念を生かした電源回路

ICを使わず、ディスクリート方式設計にこだわるXI AUDIOははパワー部にMOS-FETを使っています。アンプ設計の概念で、電源回路の音を調整しています。MOS-FETを使った電源は真空管のようになめらかな音がするのです。
P1000はフルバランスのため、L/R Hot/Coldの合計で4つの出力があります。それぞれ別電源仕様とするために4つの出力を持つ電源を設計しました。

フルバランス、ディスクリート、A級動作

P1000は、ディスクリート設計を実現するために、400個以上の部品を用い、全部部品の環境温度、動作温度、電流、電圧といった部品特性を一つ一つ細かく測定し、ユーザの実際使用環境を想定しながら、一番最適な組み合わせを選び出しました。また、回路構成、配線を最適化した結果として、筐体はコンパクトなサイズになっています。
Formula P1000の出力は、駆動力に優れているプッシュプル回路です。プッシュプル回路はバイアス電流によって、A級動作とB級動作に分けることができます。AB級動作はその中間です。B級動作は、シンプルかつ信頼性が高い、一般的な方式です。

出力段TR1が信号のプラス側を担当し、信号がマイナスの時はオフになります。
出力段TR2が信号のマイナス側を担当し、信号がプラスの時はオフになります。
信号電流は緑の矢印のように流れています。どのような場合でも一つのトランジスタしか動作せず、相互に干渉しません。一見、問題なく動作しているように見えますが、実は、各トランジスタは頻繁にオン/オフ動作を繰り返す必要があります。複雑な音楽信号では、非常に悪く聞こえるし、理想的な動作とは言えません。したがってオーディオ製品には、B級動作を採用しないことが共通認識となっています。

Class Aの動作原理は下記の図をご覧ください。


TR1とTR2はオフになりません。TR1とTR2はプラスとマイナス、どちらの時も信号電流を制御します。同時にさらに大きい電流が常にTR1とTR2にかかっています。これにより、各トランジスタのオン/オフ動作を避けることができ、音の滑らかさを高めることができます。A級動作とB級動作の音色の違いは容易に聞き分けられます。

A級動作で一番重要なのは、バイアス電流をどの程度の量にするかを決めることです。ヘットフォンアンプやパワーアンプなら、バイアス電流は出力信号の電流よりやや大きくすれば問題ありません。さらに電流量を大きくすると、音はよくなりますが、発熱が深刻になり、使用するトランジスタは本来必要な特性より倍以上の特性を持つものを用意しないと安定動作しません。したがって、一般的によく見られるA級動作のヘットフォンアンプとスピーカーアンプが必要最低限のバイアス電流による”浅層A級動作”です。

Formula P1000はプリアンプであり、スピーカーをドライブするのは後段のパワーアンプですから、必要な出力信号電流はそれほど高くありません。これによりFormula P1000は究極的に音質を追求する回路設計を採用できました。P1000のバイアス電流を本来必要な出力信号電流の10倍にしたのです。動作状態は”極深度A級動作”です。また逆に言えば信号電流はバイアス電流の1/10となりますからFormula P1000は滑らかに動作しています。音質傾向は鮮度が高く、歯切れのいい、濃厚な音です。これが世の中にめったにない”極深度Class A”ならではの音なのです。

入力は2系統、配線長を最短とするために、あえて入力切替スイッチを背面に設置しました。出力ゲインは2段階切替の6dBと15dBを用意しました。昨今のデジタル機器の高出力レベル化にあわせ、やや控えめなゲイン設定を採用しています。

製品の仕様

入力端子XLR 2系統
出力端子XLR 1系統
ゲイン切り替え機能6dB(Low), 15dB(High)
入力インピーダンス10kΩ
周波数特性DC – 100 kHz
THD+N0.0005% (A-weighted)
S/N比125dB
最大出力レベル15Vrms
AC電源入力100V
消費電力9W
サイズ360 x 75 x 160 mm(W/H/D)

※受注生産
※上記仕様は製品品質向上のために予告なく変更する場合がございます。

Formla P1000と組みたい

SagraDAC

真実の音を奏でるために

仕様

入力端子並びに対応フォーマット

  • USB:44.1kHz ~ 384kHz/32bit / DSD64 ~ DSD256(Native, DoP)
    • 対応OS:Windows 7/8/10, Mac OS 10.6.8以降
    • USB Audio Class 2.0準拠:WindowsではASIO NativeによるDSD再生、Mac OSではDoPによるDSD再生が可能です
    • Windows 10用ドライバー:https://amanero.com/drivers/combo384_drivers_w10_1062.zip
    • Windows 7/8用ドライバー:https://amanero.com/drivers/combo384_drivers_xp_win7_win8_1057.zip
    • Mac OS 10.6.8以降:OS標準ドライバーで動作します
  • HDMI(I2S – PS Audio方式対応):32kHz ~ 384kHz/32bit / DSD64 ~ DSD256
  • S/PDIF RCA1 75Ohm: 32kHz ~ 192kHz/24bit アイソレータ内蔵
  • S/PDIF RCA2 75Ohm: 32kHz ~ 96kHz/24bit S/PDIF Blade機能搭載
  • S/PDIF BNC 75Ohm: 32kHz ~ 96kHz/24bit S/PDIF Blade機能搭載
  • Toslink: 32kHz ~ 96kHz/24bit
  • AES/EBU 110Ohm: 32kHz ~ 96kHz/24bit
    S/PDIF RCA2、 S/PDIF BNC、TOSLINK、AES/EBUの各入力はディエンファシス処理に対応しています。
  • 出力端子:XLR/RCA 各1系統 ※同時使用可能
  • 出力電圧:XLR 4Vrms, RCA 1.4Vrms
  • THD@-1dBFS:0.008%
  • THD@-60dBFS:0.03%
  • ジッター(RMS): 0.8 pS typical
  • ダイナミックレンジ:130.5dB
  • S/N比:127dB
  • 電源電圧:AC100V
  • 消費電力:29W
  • サイズ:240 x 85x 260 mm (W/H/D)
  • 重量:4kg(実測値)

※受注生産
※上記仕様は製品品質向上のために予告なく変更する場合がございます。

現代によみがえるR-2Rテクノロジー

XI AUDIO SagraDACの根幹をなすDAC部は、独自の最先端ディスクリートR-2Rサイン・マグニチュード・テクノロジーをベースにしています。プログラミング可能な大型ロジック・チップですべてのデジタル処理を行い、非常に高精度な薄膜抵抗を多数使用してDA変換を行うのです。

ほとんどすべてのデジタル録音は、いわゆるPCM(パルスコード変調)を使用して行われます。アナログ信号を一定の解像度とレートでサンプリングするのです。CDの場合は、1秒あたり44100のサンプルで、サンプルあたり16ビット、もっと新しい録音方式では、1秒あたり384000サンプルで、サンプルあたり24ビットです。16ビットのサンプルは-32768~+32767までカバーし、24ビットは-8388608~+8388607までカバーします。デジタル録音を変換して再びアナログに戻すための最適な方法は、R-2Rコンバーターを使用して、直接アナログに変換することで、これは当初、デジタル録音を再生する時に行われていました。しかし、優良なR-2Rチップは製造に高いコストがかかるので、しばらくしてデルタシグマDACテクノロジーが使われるようになりました。それは、こちらの方が優れているからではなく、低コストでありながら大量のチップ処理を使用して製造できるからなのです。これによって、マルチビットDACチップに必要とされる、コストのかかるトリミング工程を回避することができるのです。

デルタシグマDACは、16~24ビットのサンプルを受け取って、それらを1ビットのサンプルに変換し、その後にずっと高速に2~5ビットのサンプルに変換します。この時に高レベルのノイズが生じるのですが、デルタシグマ変調器の次数を増やす(5次が典型)ことによって、そのノイズを可聴帯域よりも上の周波数帯域に移すことができます。ところが、残念なことに、そういった高度なデルタシグマDACは原理的に不安定であり、数多くの副作用が生じます(デルタシグマDACチップの製造業者のすべてが、これを低減させようと努力しています)。つまり、デルタシグマDACは、サイン波のようなシンプルな信号を送った時はどれも良好に動作するのですが、音楽のような複雑な信号を送ると、問題が生じるのです。

今、R-2R DACが戻ってきました。これによって、サウンドがずっとナチュラルになります。プログラミング可能なデジタル・ロジック・チップのコストが下がったこと、そしてまたより低コストでありながらきわめて高精度な薄膜抵抗が入手できるようになったことの利点を生かして、さらには最先端の表面実装テクノロジーで製造した基板を使用することによって、独自のR-2Rテクノロジーを開発したのです。

R-2Rコンバーター・チップには、基本的に2つの種類があります。ひとつは、典型的な工業用DACのような、シングルR-2Rネットワークを使用したものです。もうひとつは、サイン・マグニチュード・コンバーター(オーディオ用のDACが典型です)と呼ばれる、デュアルR-2Rネットワークを使用したものです。デジタル・オーディオ・サンプルは、0を中央にして、±の数で表されます。R-2Rネットワークは、シングル・ネットワークを使用する場合は、きわめて高精度でなければいけません。というのも、どんな非直線性も信号と相対関係にある、つまり信号レベルによって変動するからです。仕様上0.001%の歪み率のR-2Rコンバーターは、理論上は良好に見えますが、この歪み率はフル信号レベル時の数値なので、結果的には、信号レベルが下がるにつれて歪みが増加します。-60dBの信号レベルでは、歪みは1%にもなるのです。

SagraDACが使用しているサイン・マグニチュード・テクノロジーが、デュアルR-2Rネットワークを使用することによって(ひとつを「+」信号用に、もうひとつを「-」信号用に使用します)介入するのは、まさにこの部分です。この結果、非直線性は実際の信号レベル(フル信号レベルではなく)と相対関係を持つようになります。つまり、仕様が0.01%の歪み率のサイン・マグニチュード・コンバーターは、-60dBFSでも同じく0.01%の歪み率になるのです。音楽は微細な部分が数多くあるので、きわめてダイナミックですが、それがあらゆるレベルで、ずっと良好でナチュラルな音質になるということです。

では、もっと新しい技術であるDSD録音はどうなのでしょう? DSDは、基本的には、デルタシグマ変換の主要部分をプレーヤーから録音過程に移したものなので、デルタシグマ処理の不利な点をすべてそのまま持っています。さらに悪いのは、1ビットにロックされているということです。CDプレーヤーの1秒あたり16ビット/44100のサンプルという古いシステムでは改善が見られるかもしれませんが、高解像度の良質なPCM録音には太刀打ちできません。SagraDACはDSD録音もサポートすることにしています。一部の音源では配信されている唯一のフォーマットの場合があるからです。DSDを再生する場合は、FPGAがDSDビットストリームのローパスフィルターの役割を担います。SagraDACのFPGAは、完璧なデジタル処理でDSDからPCMへの変換を行っています。つまり、SagraDACはDSD録音の再生でもPCMと変わらずにR-2Rのメリットを最大限享受して音楽を楽しむことができるのです。

SagraDACに搭載されているのは、Soekris社製 サイン・マグニチュード27bit精度仕様の特注R-2R DACモジュールです。各デジタル信号は上図の処理を経て、216個の0.0012%超高精度抵抗による27bit精度のR-2R部を通って出力されます。シグナルプロセスが単純ではないことに驚くかもしれません。R-2Rの仕組み自体は昔から使われていた原理的なものですが、そのメリットを最大限享受するためには高精度なアップサンプリングが欠かせないのです。サイン・マグニチュード R-2R DACチップとして有名なTI(BB) PCM1704はアップサンプリング周波数として705.6kHz/768kHzをデザインリファレンスとして挙げていましたが、適正なフィルタを用いることができ、各パーツのスルーレートが十分ならば最終的なR-2R部で変換するサンプリングレートは高ければ高いほどいいのです。SagraDACが2.8MHz/3.1MHzといった往年のDACチップから更に4倍も高いサンプリングレートを達成できているのは、技術の進歩、そして各パーツの高精度化の恩恵を最大限生かしているからです。
また、特にFIRアップサンプリングといった計算が集積する演算を行う場合、信号のビット深度と同じ精度で演算を行ってしまうと演算結果の丸めが起きてしまい、誤差が増大し、精度が極端に落ちてしまいます。演算による精度の低下を避けるために、FPGAによるSagraDACのアップサンプリング処理は67bit精度で行われます。
R-2R部はシングルエンド構成であり、そのまま出力するアンバランスRCA出力と、バッファー回路を通したバランスXLR出力があります。

S/PDIF Blade機能

SagraDACのS/PDIF RCA2, S/PDIF BNC入力には、S/PDIFデジタル信号の0/1認識における閾値を変えることでロックの安定並びに音質向上を図った機能、S/PDIF Blade機能が搭載されています。
S/PDIF (Sony/Philips Digital InterFace)はSonyとPhilips共同で策定したコンシューマー向け短距離転送専用のデジタルオーディオ転送規格です。S/PDIFの転送データは、バイフェーズ符号と呼ばれる簡単な方法で、クロックとデータを合成しています。

SagraDAC

上記の図だけ見れば、このように簡単な合成によって作られているS/PDIF転送データには何ら問題がないように見え、単純にデジタル信号の01010101を送ればいいと考えがちです。
しかし、本当はシンプルに考えていい問題ではありません。0と1を正しく伝送するほかに、もう一つ、0と1がどのタイミングに出るのかの問題があります。このタイミングの正確さで、伝送されるクロックの精度に影響を与えます。いわゆるジッタと呼ばれる問題です。

現実には、完璧な矩形波の転送は不可能だといっても過言ではありません。矩形波はいったん転送されると必ず変形してしまいます。コネクタとケーブルには帯域幅制限があるため、矩形波が減衰し、非対称な台形となってしまうのです。

SagraDAC

このような非対称な台形の波形をベースにしてしまうと、正しいクロックを復元することができず、転送は不安定になり、復元できたとしても精度は低く、ジッタは避けられないのです。
更に詳しく説明しましょう。
理想的な矩形波は90度の角度で立ち上がり、同様に90度で立ち下がります。言い換えれば、精密な時間特性を持っています。一方で、台形波形では、ある判断基準が必ず必要になります。例えば、信号がある閾値VIHより大きい時にデータが1と判断し、VILより小さい時に0と判断すると仮定すると、ある矩形波が復元できます。

SagraDAC

しかし、VIHを違う値に設定すると、出力波形が明らかに変化します。下記のAとBの違いをご覧ください。

SagraDAC

AとBでは、VIHAとVIHBの基準値が違うため、結果も大きく異なります。0と1は正しいですが、出てくるタイミングが正確ではありません。このデータを使って、復元したクロックも言うまでもなく不安定であり、ジッタが発生するのです。

VIHのほかにVILの値も変わることを考えると状況は更に複雑になり、結果として、正確のクロックを伝送することがほぼ不可能となるのです。上記の矩形波の分析は、理想的な帯域幅制限に基づいたものです。しかし、実際は更に複雑です。例えば、インピーダンスマッチング、ケーブルとコネクタの寄生容量、ノイズなどが矩形波に影響を与え、下記のようになります。

SagraDAC

このような波形となってしまったら、DACが立ち上がりと立ち下がりのどちらも正確に判断することができず、この波形の平均値を取るしかありません。平均値を判断基準にすると、ナイフで横から切るような形、下図となります。

SagraDAC

この処理が一番正確で、他に良い方法は残念ながらないのです。DACからみれば、波形の変形原因と変形度合を判別することができず、これ以上のことができないのです。更にSagraDACは、この基準値を環境に合わせて設定できるようになっており、下図のように1から9の9段階から選ぶことができます。

SagraDAC

ぜひこの効果を確かめてください。どの基準値が一番良いかはシステムによって違います。相性が一番良い値に設定したときには、信号認識が安定するだけではなく、音も一番よくなります。矩形波を横一文字に斬る剣士になってみてください。S/PDIF Bladeの名前の由来はこれから来ています。

CDトランスポートとDACなど製品の組み合わせによってロックが安定しなかったり、音質が悪い時がある、それはS/PDIF送信電圧と受信電圧のマッチングが取れていない可能性があります。SagraDACはS/PDIF受信電圧の閾値を切り替えることで、あらゆるデジタルソース機器で真価を発揮できるDACなのです。

Amanero社製 特注USBインタフェース

Amanero社の代理店でもあるXI AUDIOは同USBインタフェースの扱いを熟知しています。SagraDACにはAmanero社にSagraDAC専用仕様として特注したUSBインタフェースが搭載されています。

特注トランス、ディスクリート電源回路

信号を生み出す源となる電源回路にはアンプの設計概念を生かしたディスクリート仕様となっています。SagraDACの構成では全部で9系統の電源が必要になるのですが、相互の干渉を避けるために、9つ全ての系統を独立させて電源供給しています。この電源部には電源はMOS-FETとBJTの両方を採用しております。これは、それぞれに最適動作域の違い、ついては音質の違いがあり、両方の良さを生かすためです。

SagraDACの名前は、スペイン・バルセロナのサグラダ・ファミリア(Sagrada Família)に由来しています。XI AUDIOの主任設計者であるMichel Xiaoはサグラダ・ファミリアを初めて見たとき、あまりの感動に地面に座り込み、いつか同じような感動を与えられる製品を作ると心に刻んだのです。R-2R DAC SagraDACは最大級の音楽の感動を届ける製品です。

Formula S

XI Audioは2017年にMichael Xiaoによって設立されました。長年の放送機器をはじめとした業務機のマネジメントを手掛けていた彼が手掛ける製品は、業務機としての質実剛健さに加え音楽を楽しむためのエッセンスが組み込まれています。業務機、民生機、あらゆるオーディオ機器がたどり着くことが出来なかった”真実の音”を表現するのが最大の目標です。
XI Audioのアンプのボリュームは、全て11時(XI)の位置からスタートします。これは普通のアンプはボリューム位置がおおよそ11時よりも上で使うことを想定して設計されているのに対して、XI Audioは絞り切りでさえそれらの性能を超えているという自信の表れです。

特徴

  • 妥協がない部品選定と厳密な回路設計
  • アルミ製のパネルと本体
  • 1/4″ (6.3 mm)アンバランス駆動と4 pin XLR, 3 pin XLR x2 バランス駆動に対応
  • ALPSのVRを使い、11時(XI)の位置からスタート ※普通のアンプはおおよそボリューム位置が11時よりも上で使うことを想定して設計されていますが、XI Audioは絞り切りの位置でさえ、それらの性能を凌駕します。
  • ヘッドフォンの損傷を防ぐ、電源切り替え時のタイマー式リレー保護回路搭載
  • 専用電源を接続するための丸形電源端子(後日発売予定)

仕様

入力端子RCA1系統
出力端子1/4″ (6.3 mm), 4 pin XLR, 3 pin XLR x 2
ゲイン切り替え機能10dB(Low), 16dB(High)
出力パワー2.1W(2100mW) (46Ω負荷)
インプットインピーダンス10kΩ
入力感度1V
THD0.0006%(300mW出力時)
ノイズフロア-110dBV
サイズ24 x 29.3 x 13(cm)
重量4.8kg
カラーバリエーションシルバー、ブラック

※受注生産
※上記仕様は製品品質向上のために予告なく変更する場合がございます。


駆動力が足らないと思った時、XI Audioなら強力なパワーが得られます。

新ブランドが世界へ真実の音楽を表現する。ソリッドステート・デュアル・モノアンプは、信じられないスピードで透明度の高い音を出力します。BassやDrumsの鋭いアタック、CymbalとStringsの美しくも滑らかなチューブライクな余韻は経験したことのないものです。Formula Sは超優秀録音と応答性が高いヘッドフォンのためにチューニングされています。申し分がないほどバランスがよく、クリアで滑らかに音源を表現し、優れた低域を出すアンプです。シンプルでありながら素晴らしい、あなたのシステムに欠かせないものです。
“XIAUDIO ‘Formula S’ high purity Headphone amplifer”, Abyss Headphones CEO, Joe Skubinski

設計ストーリー

長年業務向け音響のマネジメントをしていた私たちがなぜヘッドフォンアンプを作ろうと思ったのか、きっかけはやはりJPS LabsとAbyssの社長Joe Skubinskiです。初めてJoeとAB-1266ヘッドフォンと出会ったのは2014年1月のCES Showでした。この出会いは昨日のことかのように思い出すことができます。私たちが業務機の経験をもとに初の民生機を出すことになり、そのCES ShowではJoeと私たち、他のいくつかのブランドが1つのVenetian hotelのルームをシェアしたのです。JoeはNew Yorkなまりのある英語でおしゃべりをしていました。しかし、そのJoeよりも関心を引いたのはAbyss AB-1266です。こんなヘッドフォンがあるとは、とびっくりしてしまいました。
このAB-1266で音楽を聴くと、自然と目を閉じて、思わず体が音楽のリズムに合わせ、揺れてきました。止められませんでした。2014年 AB-1266がヘッドフォン市場へ一石を投じ、ダイナミック、透明度、サウンドスデージ、想像できないエネルギー、聞いたことのない低域、静電型システムと比較できる細かいディテール等々、今までのヘッドフォンで実現できなかった要素を、全て高い次元で実現できていました。

しかし、良いヘッドフォンには欠点があるもので、このAB-1266は想像できないほど良い音が出るものの、一方、想像できないほど駆動しにくいのです。その時は電源分離型のWoo Audioの真空管アンプで駆動していました。そのアンプは何十キロもあり、移動するには何人も必要なほどの物量でした。
2016年、色々な偶然ときっかけで、私たちはAbyssとJPS Labsの代理店となり、その時AB-1266をうまく駆動できるヘッドフォンアンプを作ることに決心しました。AB-1266がいくら良いヘッドフォンであっても、駆動できるヘッドフォンアンプが無ければ意味がありません。今のFormula Sとなる前に、約50回のチューニングが必要でした。
JoeはこのFormula Sを気に入り、自ら機器内部配線のJPS Labs ケーブルを選定し、本体にWired with JPS Labsのマーキングを許可してくれました。そのケーブルがFoumula Sの完成度と音楽性をさらに高めて、Formula SとAB-1266がベストカップルとなったのです。

スピーカー用のプリ/パワーアンプとヘッドフォンアンプの設計は違い、全く違う分野だと思います。ここでスイス NAGRAのChief DesignerであるPhilippe Chambonにも深く感謝しないといけません。彼が回路設計のコツを一切留保なしに指導してくださいました。彼のお陰でいろいろな発想ができるようになりました。ここ数年、会うたびに回路設計の基本から、テクニカルなディテールまで話し合い、大変勉強になっています。彼がいなければ、Formula Sが新しいブランドの初めての作品で、ここまでHigh-End市場でトップクラスのヘッドフォンアンプとして評価されることはなかったでしょう。改めてこの場で感謝します。

Formula SでAB-1266を駆動する意義

AB-1266は駆動しにくいヘッドフォンのため、ユーザーは一般的な出力の大きいアンプと組み合わせがちです。結果としてAB-1266が粗く聞こえる、キツイ、いわゆるアメリカンスタイルな音だと思われてしまいました。これはいけない!ふさげた話です。このような感想が出るのは、そのアンプは出力が大きいだけで、制御力なんかを重要視していないせいです。AB-1266そのものは綺麗な音で、透明感も高く、繊細な部分まで伝えるヘッドフォンです。AB-1266の真価をFormula Sの組み合わせでようやくユーザーに見直していただきました。彼らはサウンドスデージの広さ、繊細クリアーな音、驚くほどのエネルギー感、何を言ってもやはりその低域に感心していました。
Formula Sで鳴らせばAB-1266をアメリカンローカルの筋肉マンサウンドだという人はいないでしょう。

なぜバランス入力ではないのか

Formula Sについてよく聞かれるのは、なぜバランス入力ではないのか、ということです。簡単に言うと、シングルエンドからバランスに変えるには、コストが倍になるのにもかかわらず、増幅モジュールをLRで2つ増やすだけでしかないのです。
バランスのとれた平衡構造は、偶数高調波は打ち消すものの、奇数高調波が重畳し、最終的に奇数高調波の割合が増加します。聞くとさらにHiFi、音がさらに”素直”になります。しかし、一方で音が硬くなり、繊細な表現を失ってしまいます。またアンプの出力が大きければ大きいほど影響が大きくなるため、ハイパワーアンプではこの方式はふさわしくないでしょう。バランス入力に対応しているハイエンドアンプをよく見ると、内部はバランスではなくシングルエンドだったりします。

Fomula SはA級なのに、なぜ熱くならないのか

またこのような質問を受けたことがあります。
Formula Sは本当にA級アンプですか、なぜそんなに熱くならないのですか。

Formula Sはもちろん純A級アンプですが、出力は約2W+2Wで、4Wをちょっと超えたくらいです。設計効率は約20%、消費電力は20Wちょっとです。温度が高くならないように設計しており、長い間使えるようになっています。あるA級アンプが卵を焼けるくらいの温度にさせるのはやりすぎではないかと思います。効率を低くさせたところで、音質がよくなるとは限らず、またこのように熱くさせたら、使われた高価な部品の寿命問題が浮上し、長期的な耐久性が心配です。

Formula Sの設計追求は回路の仕組みだけではありません。部品1つ1つを動作タイミングが1番いいところで使うべく、温度まで追求し、お互いの相性を何回も実験しながら、やっと相性が最高の部品選定を達成したのです。XI Audioは回路設計だけのいい製品はただ単のよくある機器だと思っています。

Formula Sでは、私たちが長年積み重ねてきた業務機への経験とハイエンドオーディオ機器の新解釈を用いて、良い相性を具体的に実現することができました。このセンスが機器に魔法を加え、機器が機器の枠組みを超え、魂がある音楽を再生するための重要な役割を持つようになるのです。

MOS-FETかBJT(バイポーラ・トランジスタ)か?

オーディオ愛好家の方々は誤解なされているではないかと思います。MOS-FETは真空管みたいな音、要するに滑らかで暖かい音だとよく言われますが、それ勘違いだと思います。MOS-FETの入力抵抗は真空管と同等レベルですが、寄生容量は真空管の何倍もあり、比較になりません。MOS-FETを使えば真空管みたいな音がするわけではないと思います。よくできている真空管アンプはもちろん良い音がしますけど、バイポーラトランジスタは、MOS-FETよりはるかに優れた素子です。

Formula S

Formula Sはリファレンスクラスの回路設計、構造のディスクリート, A級、そしてBJT出力のソリッドステート・シングルエンド(Solid State Single End)アンプです。従って、Formula Sと名付けしました。

Formula Sがシングルエンドの仕組みで、巨大な駆動力でありながら、制御力を持ち、繊細なサウンドを実現できて、私は一デザイナーとしてとても満足しています。
Formula Sと駆動の難しいヘッドフォンを組み合わせて聴いてみてください。個人的にも好きなHE1000 V2、抵抗の高いHD800といったヘッドフォンとも相性が良く、サウンドスデージが広くなり、中域の密度が出て、HD800にも低域があることが分かります。Formula Sは駆動力が求めているヘッドフォンの最高のパートナーなのです。

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