ありのままのサウンドクォリティ

アップサンプリングでクリップが発生する曲をQobuz in Roonで検証

デジタルオーディオでは高音質化の手段としてのアップサンプリングが一部の層で定着しています。一方で、曲によってはアップサンプリングが原因でクリップ(歪み)していることはあまり話題になっていないようです。

一般的にピークメーター付きのオーディオプレーヤーは少なく、付いていても装飾程度の扱いであることが多いためかクリッピングは見落とされがちです。

Roonはオプション設定でクリッピングを容易に知ることができるので、アップサンプリングするとクリップする曲をQobuzの配信曲からピックアップしてみました。

目次

アップサンプリングするとクリップする曲

Roonのクリッピングインジケーターは再生を開始すると緑に点灯しクリッピングが発生している箇所では赤に変わります。例としてRoonで一律に176.4kHzにアップサンプリングした場合にクリップする曲をリストアップしています。

アイドル – YOASOBI
Bad Guy – Billie Eilish
When We All Fall Asleep, Where Do We Go?
Rock N Roll Train – AC/DC
Black Ice
Back East – Joshua Redman
Back East
交響曲第1番ニ長調《巨人》 : 第1楽章 – Gustav Mahler
Claudio Abbado & Chicago Symphony Orchestra

Roonのクリッピングインジケーターを表示するには

サンプルレート変換と同様にMUSE画面でクリッピングインジケーターを表示/非表示できます。

  1. MUSE画面を開く
  2. 「ヘッドルームマネージメント」を有効にする
  3. 「クリッピングインジケーターを表示」をYesにする
Qobuzのプレイリスト

アップサンプリングでクリップする曲をQobuzのプレイリストにしました。Roonで再生するとクリッピングインジケーターでクリッピングを確認できます。

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