オーディオのライトサイド
Fyne Audio F701
Fyne Audio F701
Fyne Audio F701
F701

組み合わせ例

DACXI Audio K-DAC
プリメインアンプNmode X-PM7 MKII

F701におすすめのプリメインアンプ/パワーアンプ

純正スピーカースタンド

F701におすすめのスピーカーケーブル

目次

製品情報

FYNE AUDIO (ファイン・オーディオ) F701は、F700シリーズの中心に位置するモデルF702のメインユニット、200mm口径のポイントソース・ドライバー一基を、ブックシェルフスタイルのコンパクトなキャビネットに組み込んだ2ウェイ・スピーカーシステムです。
ドライバーとシステムのコンストラクションには、もちろん、ファイン・オーディオが誇る革新の三大テクノロジーを投入。
それは、第一に、広大な指向特性をもたらす独自のポイントソース・ドライバー設計「ISOFLARE™」、さらにそのミッド/バス・ダイヤフラムの振動歪を格段に改善する「FYNEFLUTE™」コンストラクション、そして、驚異的な低域レスポンスを得る「BASSTRAX™」ポートシステム。それぞれに、F701専用にカスタマイズされた緻密な設計と厳選素材の登用によって、2ウェイシステムの真髄を極めています。
スコットランドの自社工場での熟練職人による丁寧な手作りによるこのF701は外装にも余念がありません。堅牢なキャビネットのフィニッシュは高級感漂う艶やかなピアノグロスとし、ウォールナット、ブラック、そしてホワイトの全3種類のカラーバリエーションを擁しています。

ISOFLARE™ ポイントソース・ドライバー設計

ISOFLARE (アイソフレアー)ドライバーは、Bass/MidドライバーとHFドライバーの音軸の中心を共有し、優れた位相特性を有する2ウェイ・ポイントソースシステムです。
こうした構成は一般には同軸ドライバーと呼ばれますが、ややもすると点音源の効能と引き換えに鋭い指向性が派生し、スイートスポットが狭まってしまいます。
この、ファイン・オーディオ独自のアイソフレアー技術は、HFドライバーのホーン形状とBass/Midドライバーのコーン形状を統合解析し、その放射角の綿密な計算から、高域エネルギーを等方的に拡散放射する複合曲線を導き出すことに成功。指向特性を大きく改善しています。
アイソフレアーの名の通り、それは、あたかも宇宙の一点から発したフレアー光が全方向に放射拡散されるかのように、リスニングエリアを広くカバーし、優れたステレオイメージングを提供します。

HFコンプレッションホーン・ドライバー

2ウェイ・ポイントソースの高域を受け持つHFユニット(トゥイーター)には、Bass/Midドライバーから独立した強磁界ネオジウムマグネットによる専用の磁気回路を搭載。
25mm口径のマグネシウム・ドーム・ダイヤフラムによるこのトゥイーターは、HFウェーブガイド・ポールピースを備えたコンプレッション・ホーン構成。
高域固有共振は可聴帯域外の30kHz以上に、また、低域共振はクロスオーバー周波数の遥か下方に追いやられ、ミッドレンジとのつながりの極めて自然な、滑らかに伸びきった高域レスポンスを獲得しています。

Bass/Mid & Bassドライバー

  • 中低域を受け持つBass/Midユニットのシャーシーフレームは、高剛性アルミニウムダイキャストで構築し、大振幅による不要振動を徹底排除しています。
  • ダイヤフラムには、200mm口径のリジットなマルチファイバー素材によるコーン型を採用。自然な響きのミッド/バスと、クリーントランジェントを実現しています。
  • そして、エッジには有害な共鳴作用を駆逐するFYNEFLUTE™ テクノロジーが投入されています。

クロスオーバー

  • 低損失LF積層コアインダクター及びCLARITYCAP製高品位HFポリプロピレンフィルムコンデンサーを含む高品質精密部品を登用。
  • コンピューター解析による最適化設計を基に、クリティカルなオーディショニングによる追い込み微調整で徹底追求した回路構成。
  • 高品質バイワイヤー端子。
  • 純度の高い信号伝送を実現するVAN DENHULR高純度銀メッキ線材による内部配線。
  • RF電波などからの干渉が及ぼす微小信号のマスキング現象を防止するためのアース端子を装備。
  • クロスオーバー回路全体をクライオジェニック処理。回路部品とはんだ接合部のストレスを緩和し、信号伝送純度をマキシマイズしています。

FYNEFLUTE™ テクノロジー

ファイン・オーディオは、一般標準的なロールラバー・サスペンション(エッジ)がドライバーの性能に与える有害な影響を改善する方法を開発しました。
一般的なスピーカードライバーユニットの単純な湾曲形状のエッジ構造では、その材質特有の固有共振が存在し、ダイヤフラム(コーン)の振幅によってそれが励起され、反作用として再びコーンに返されます。本来フリーでなければならないコーンの動きはそれによって変調を来し、その結果、音のカラーレーションが発生します。
FYNEFLUTE™ (ファインフルート)テクノロジー は、そうした問題を解決するため、エッジに、コンピューター解析による特殊な溝(フルート)を刻み込んだ複雑な曲面形状を持たせています。
この不均一な曲面が、コーンから受ける振動エネルギーを効果的に収束させ、エッジの固有共振を排除し、コーンへの反作用を無くします。
ファインフルート・テクノロジーによってカラーレーションは徹底排除され、マルチファイバー・ペーパーコーンが元来持つクリーンなトランジェント能力を最大限発揮させた、極めて自然な響きのミッド/バス再生を実現しています。

BASSTRAX™ ポート・ディフューザーシステム

F701には、ファイン・オーディオのもう一つの重要な基幹技術、低域の放射特性を圧倒的に改善するBassTrax™ Tractrix (ベーストラックス・トラクトリックス)ポート・ディフューザーシステムが採用されています。低域ポートは一般的なバスレフとは異なり、エンクロージャーの底部に下向きに配され、さらにその開口部には亜円錐状のディフューザーを設けるという、この独自のシステムは、ポートから発する垂直プレーン波エネルギーを90°向きを変えて360度に亘る均一な波面に変換します。その結果、壁面からの部分的な強い低域反射は抑えられることでスピーカーの設置条件は著しく緩和され、クリアで力強い低域再生が実現しています。このベーストラックス・ポート・ディフューザー は、極めてスムーズな波面変換を実現するTractrix (トラクトリックス)と称する亜円錐ジオメトリーによるプロファイルによって設計されたディフューザーと低域ポートとを融合させた世界初の特許技術です。

キャビネット

  • ピアノグロス仕上げの美しいキャビネットは、高密度のバーチプライ (カバ材による積層合板) 構造によって高い硬度を達成し、キャビネット振動を徹底抑制。不要共振による音の滲みやカラーリングを排した高いクリアネスを実現しています。
  • ドライバーの後部支持も兼ねた高剛性クロスブレース内部構造。堅牢なコンストラクションで箱鳴りを徹底的に抑えたクリーンで重厚な響きを実現しています。
  • 重量級のリジットなアルミニウムプレート台座が重低音の安定性と、ステレオイメージングの再現性を高めています。

専用スタンド”FS8″

専用スタンド”FS8″は、アルミニウムの8mm厚板をツイン構成とした台座と、押し出し加工による美しい曲面を描く堅牢な支柱デザイン。トッププレートとF701とは4本のボルトで固定され高い剛性と安定性を実現しています。市販のダンピング材を支柱パイプ内に充填することでダンプモードの調整が可能です。

Piano Gloss Walnut
Piano Gloss White
Piano Gloss Black

Specifications

  • 形式: 2way フロアスタンディング, ダウンファイアーリング・ポート w/BassTrax™Tractrix ディフューザー
  • 推奨アンプ出力 (W RMS): 30- 180
  • 許容入力 (W RMS): 90
  • 感度 (2.83 Volt @ 1m): 90dB
  • インピーダンス(Nominal): 8 Ohm
  • 周波数特性 (-6dB typical in room): 35Hz- 34kHz
  • ユニット構成: 1 x 200mm IsoFlare™ポイントソース・ドライバー
    (マルチファイバー・コーン w/FyneFlute™サラウンド・ベース/ミッド + 25mm マグネシウムドーム・コンプレッション・トゥイーター) 
  • クロスオーバー周波数: 1.7kHz
  • クロスオーバースロープ: 2nd order low pass, 1st order high pass, クライオ処理
  • 外形寸法: 465H x 278W x 390D(mm) ※専用スタンド”FS8”: 全高;680±10(mm), ベース部;348W x 400D(mm)
  • 質量(1本当り): 13.6kg ※専用スタンド”FS8”: 9.8kg(1本; ダンピング材非充填時) ※ダンピング材は付属しません。
  • 外装フィニッシュ(3種類): ピアノグロス・ウォールナット / ピアノグロス・ブラック / ピアノグロス・ホワイト 
  • マグネット着脱式グリル装備
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