ボヘミアンラプソディがゴールデングローブ賞を受賞しましたね。おめでとうございます。素直に嬉しく思います。
映画はご覧になりました?例の20世紀フォックスのオープニングファンファーレ。「おやっ?何か音が変!」と思いきや「おぉ、ブライアン・メイのギターやん、凝っとるなぁ」と、いきなり期待感を持たせる粋な演出です。※これ弾いてるのブライアン・メイでしょうか?でしょうね。サントラ盤のこの曲のクレジットにアーティスト:Queenとありますから。
VOXとは

さて、”VOX”の名前をご存知でしょうか?イギリスのギターアンプでクイーンやビートルズが愛用していてギタリストなら知らない人はいないくらい有名なアンプです。近年はKORGのNutubeを搭載したモデルが好評を博しています。(関連記事:KORG Nu I:次世代真空管プリとしての活用)

Nutube搭載アンプVX50GTV(近日発売予定)
VOXアンプは映画ボヘミアンラプソディにもライブやレコーディングスタジオのシーンで頻繁に登場するので記憶に残っている方もいらっしゃるかと。最後のライブエイドのシーンではステージに何台ものアンプがスタックされています。
画像はhttp://www.voxamps.com/Artistsから拝借しました。映画ボヘミアンラプソディとは関係ありません。
そのVOXのユニークなBluetoothスピーカーが、Adioです。

本体での操作の他に無償のTone Roomアプリ(Win/Mac/iOS/Android)を使って様々な機能をリモート操作で拡張できます。

真にマルチパーパスなスピーカー
Bluetoothスピーカーとして

写真からわかるように卓上にも置けるサイズ(360W×165D×163Hmm)で、Bluetoothスピーカーとしてスマホ等に繋がります。

オーディオ用イコライザー内蔵で4つのセッティングがプリセットされています。また前述のTone Roomアプリを使用してパラメトリック・イコライザーで周波数帯域ごとに細かく調整可能な点も注目です。※EQでは得られない低域をカバーするVOXオリジナル回路“Bassilator(ベーシレーター)”もTone Room上で設定でき、サイズを超えた重厚なサウンドを楽しめます。
コンパクトなギター(ベース)アンプとして
普通のBluetoothスピーカーと違ってVOX Adioは本体上部に多くのノブが付いています。

このパネルは正にギター(ベース)アンプ。シミュレーション機能でVOXアンプのサウンド以外にも様々なギター(ベース)アンプを選択したりエフェクトを使ったりできます。出力も50Wですから自宅は勿論、ミニライブでも活躍することでしょう。※Adioにはギターアンプを搭載したAdio Air GTとベースアンプを搭載したAdio Air BSからチョイスしていただけます。
Adio Air GTとAdio Air BS


Tone Roomアプリを使うことでアンプやエフェクトの種類を増やせます。スマホのTone RoomアプリからBluetooth接続でエディットするといった先進的な使い方も!

オーディオインターフェースとして
更にUSBでPC接続してギター(ベース)演奏をPCに録音したり、USBスピーカーとしてPCの音楽を再生したりすることもできます。PCとUSBケーブル一本で高音質なリスニングが楽しめます。
バンドルされるJamVOX IIIアプリ(Win/Mac)での録音・再生は実に使いでがあります。Adio本体のアンプシミュレーター、エフェクトとは別にJamVOX IIIでソフトウェアベースのアンプシミュレーター、エフェクトを使ってみるのもよいでしょう。(以前にこのアプリを使ったことがあるのですが、中でも再生音に対するピッチシフト&テンポチェンジは特筆もののクォリティです。)

音楽は聴くだけでは勿体ない
このようにコンパクトでマルチパーパスなVOX Adio Airは、ギタリスト/ベーシストには欠かせない存在となることでしょう。聴き専の方もギターやベースを始める良いきっかけとなるのではないでしょうか。楽器を弾けるようになると楽しいばかりでなく音楽への理解が一層深まって音楽がもっと好きになります。
さらにアンチエイジングなど、楽器演奏は脳と体に良いとされているようですよ。