TuneBrowserは、高品質なリサンプル処理ができるSoX Resamplerを搭載していてきめ細かな設定ができます。

SoX ResamplerはJRiver Media Centerにも搭載されていますが、細かな設定はできません。foobar2000はコンポーネントを追加することでSoX Resamplerが利用できるようになります。foobar2000も細かな設定が可能です。
「SoX Resamplerの設定」一覧
Resamplerの適用
- リサンプル処理する
SoX Resamplerの有効/無効を切替えます。
サンプルレートの設定
- リサンプル後のサンプルレート
リサンプル後のサンプルレートを指定します。
“Base”は元のサンプルレートに応じて44100Hzまたは48000Hzにします。”Base x2″はその “Base”に対して2倍のサンプルレート( 44100Hz であれば88200Hz)、”Base x4″はその “Base”に対して4倍のサンプルレート( 44100Hz であれば176.4kHz)にします。
“x2″は元のサンプルレートの2倍にします。”x4″は元のサンプルレートの4倍にします。それ以外の数値は、そのサンプルレートに変換します。 - このレート以上は変換しない(Hz)
元の楽曲のサンプルレートが、指定したサンプルレート以上の場合はリサンプル処理を行いません。0で指定なしです。ただしリサンプル後のサンプルレートBase指定の場合は、一般にダウンサンプリングを意図していると思いますので、この設定は適用されません。
SoX Resamplerのパラメータ
- 品質の指定
Quickはキュービック補間を行います。以下、Low、Medium、High、Very Highの品質を指定できます。 - Phase Response(%)
位相応答を%単位で指定します。-1を指定すると、SoX Resamplerのデフォルト値を使用します。50(%)がリニアです。 - Passband End
通過帯域を指定します。0から1未満(0.999)の小数点数で指定することができます。-1を指定すると、SoX Resamplerのデフォルト値を使用します。
リサンプル処理の自動適用
- リサンプル処理を自動適用する
「リサンプル処理する」の設定にかかわらず、自動適用するかどうかを指定します。 - Base周波数の倍数を優先する
リサンプル処理を自動適用する場合に、Base周波数(44100Hzまたは48000Hz)の倍数となる設定を優先的に試行します。