ミュージックPCでアーティスト別 > アルバム別でライブラリー管理を行う場合は、アーティスト名としてAlbum Artistタグを利用するのが定番の方法です。
オリジナルアルバムであれば(たとえ曲ごとにアーティストが異なっていても)この方法で上手く管理できますし、様々なアーティストの曲が入ったオムニバス盤の場合でもアルバムアーティストを”Various Artists”とすることでアルバムの曲がバラバラになることなく一つにまとまって表示されます。
Various Artistsの功罪
このようにオムニバス盤にアルバムアーティストとして”Various Artists”を使う方法は、アルバム単位で管理するには良い方法です。
一方で、目的の曲がオムニバス盤に入っていた場合に(どのアルバムに入っていたか覚えていない限り)探しづらくなるという欠点があります。というのもアーティスト(この場合はアルバムアーティスト)から辿っても曲は見つからず、Various Artistsのアルバムの中から探さなければならないからです。


こんな理由でAlbum Artistで分類する方法とは別にArtistで分類する方法があったほうが良さそうです。
オムニバス盤を含むアーティスト別アルバム一覧の作成方法
%@ARTIST,NameIndex%\%@Artist%
具体的な方法は、TuneBrowser設定:アーティスト別アルバム一覧の追加方法と同様です。ツリークエリ―に上記囲みの文字列を入力します。
※%@Artist%以下にアルバムを指定していませんが、アルバムビューではアルバム単位で分類表示されます。(ツリークエリ―名を「アーティスト – アルバム」としましたが「アーティスト」とするべきかもしれません)

アルバムビューにオムニバス盤も表示される
Love the Way You Lie / Eminemは、オムニバス盤のGrammy Nominies 2011とSong for Japanに入っていました。
まとめ
アルバムにフォーカスして曲に辿り着くには、アルバム一覧(またはアーティスト別アルバム一覧)が良いアプローチですが、アーティストにフォーカスして曲に辿り着くには、アーティスト一覧のクエリーのほうが適している場合もあります。
Love the Way You LieはSpotifyやPrime Musicで聴くこともできます。