SHOPPING
Amazon Pay/PayPal/etc.
銀行振込
Visa/Mastercard/American Express
SHOPPING
Amazon Pay/PayPal/etc.
銀行振込
Visa/Mastercard/American Express
\ 購入その他、気軽にお問い合わせください /
PCはプレーヤーとして利用する以外にも音楽再生環境全般に渡って有用な恩恵を数多くもたらします。
音楽プレーヤーとしてだけにPCを利用するのは実に勿体ない話ですから、この記事を読んで有効活用してください。
今の“PCオーディオ”は従来のプレーヤー(CDやレコード)の置き換えとしてPCを利用するといった考えに留まっています。しかしパソコンが音楽再生に役立つのは音楽プレーヤーに限ったことではありません。
パソコンで高音質化と言えば、パソコン自体あるいはUSB DACを含むプレーヤーとしての高音質化のことが多く語られています。しかし、パソコンはオーディオシステム全体のウィークポイントを発見し改善することのできる従来のオーディオには存在しない第4のオーディオ機器です。
上の図は、グレーの部分が既存のPCオーディオを現しています。ご存じのとおり、PCの音楽再生ソフトの出力音声をDACでアナログ変換してヘッドホンやスピーカーで聴くことができます。
青い部分が再生以外にもPCを活用できる部分です。DACと逆動作のADC(アナログデジタルコンバーター)と録音編集ソフトはレコードなどから音楽ファイルを作ります。マイクとADC、測定ソフトは部屋を含む総合的な音響特性を見える化します。オーディオプラグイン(ソフトまたはハード)は、音響特性の問題を改善したり真空管等のサウンドキャラクターを付与します。
プレーヤー以外でPCが音楽再生にもたらす主なメリットは以下の3点です。
昔ならカセットやオープンリールなどのテープレコーダーやそのデジタル版であるDATがありましたが、現在はこれに置き換わるレコーダーは無いに等しい状況です。音楽CDならリッピングすることでレコーダー要らずですが、レコードやテープ、MDの音源を音楽ファイル化するにはデジタル音声で録音する必要があります。
アナログ音声信号をデジタルに変換してPCに送り出すADC(アナログデジタルコンバーター)機能を搭載したオーディオインターフェイスと録音編集ソフトを使えばPCは高性能なデジタルオーディオレコーダーとして利用できます。MDなどデジタル音源の場合はアナログデジタル変換せずにデジタル信号のままで録音することも可能です。
実時間を要する録音作業はCDの取り込みに比べると少々手間ですが、貴重な音源を所有している場合はPCに取り込む価値は大いにあります。また、アナログ音源のバックアップとしても有効な手段です。カセットテープレコーダーとは比べ物にならない忠実度の高い高音質な録音ができます。
アナログ音源から音楽ファイルを作る録音ソフトは豊富な有償無償ソフトから選ぶことができます。ハードウェアのレコーダーに比べて同等以上の機能・性能ながらもローコストで入手できる点も魅力です。
関連記事:
音楽の再生メディアは、CD・ダウンロード配信・ストリーミング配信・レコード・その他と多種多様です。選択肢が増えたことは一見喜ばしいことのように思われますが、実際には多様化により聴きたい曲にリーチし辛い状況になっています。
例えばあるアルバムを聴こうとします。「はて、あのアルバムはレコードで持ってたっけ?いや、CDだったかな?いやいやストリーミング配信で聴いたのかも。。。」などなど。昔のようにレコードプレーヤー(またはCDプレーヤー)一択の時代の方が聴きたい音楽にすぐに辿り着けて良かったとも言えます。
音楽再生メディアが多様化したことによる前述の問題は、”好みのメディアフォーマットに統一すれば良いだけの事”と単純に割り切る事はできません。レコードが好きだからと言っても絶対にレコードでは入手できない名アルバムは数多く存在しますし、CDその他のメディアの場合も同様ですから再生メディアの一本化は不可能です。
更に、音質が良くなったリマスター盤の登場で魅力を増したアルバムも沢山ありますが、リマスター版はダウンロード配信やストリーミング配信だけで提供されているものも少なくありません。コレクション全楽曲が一種類の再生メディアで聴けることが音楽ファンにとっての理想ですが、これを叶えられる人は極めて稀でしょう。(数枚~数十枚のCDやレコードしか聴かない人は少ないと思います)
CDはリッピング(CD取り込み)することで音楽ファイルに変換することができます。レコードもデジタル録音することで音楽ファイルに変換することができます。
CDもレコードも音楽ファイルに変換することでダウンロード購入した楽曲と同じメディアフォーマットとなりパソコンで音楽を聴けるようになります。
楽曲をファイルとして扱うと、CDやレコードでは実現できない数多くのメリットをもたらしてくれます。
メリット
ライブラリー管理については既にiTunesその他の音楽再生ソフトで活用されている方も多いことでしょう。
レコードやCDの場合は、音楽ライブラリーの管理と言ってもラックに収納したディスクの並べ方に工夫を凝らすくらいしか手はなく、ライブラリーが増えるほどに聴こうとする楽曲にアクセスすることが困難になりがちでした。
PCで音楽ファイルを扱う場合は、CD/レコードのライブラリーの問題をいとも簡単に解決してくれます。アーティストやアルバム、曲名で絞り込んだり並べ替えたりとPCが瞬時に行ってくれます。クラシックの場合などは、作曲者・指揮者・演奏者など様々な視点で音楽に辿り着くことができる点は特筆ものです。CDやレコードのライブラリー管理ではとても真似することはできません。
音楽ファイルには楽曲に関する様々なタグ情報を含めることができるため、このようなライブラリー管理を実現することができます。PCオーディオを実践していてもタグを使わずフォルダー仕分けだけで管理しているのは実に勿体ない話です。フォルダー仕分けによるライブラリー管理は、レコードやCDメディアのライブラリー管理とほぼ変わりはなくラック不要の省スペースを実現しているだけです。
音楽ファイルはPCの他にもネットワークオーディオなどで再生することができますが、ライブラリー管理はPCに比べて劣ってしまいます。
お気に入りの曲を続けざまに再生したい場合、CDやレコードではその都度ディスクを入れ替えなければなりません。ディスクを入れ替えることなく連続再生するために、昔はオープンリールやカセットなどのテープレコーダーに実時間をかけて順番に録音したりしていたものでした。そうでなくても、車のドライブ用にレコードやCDをカセット・MDに録音した経験のある方もいらっしゃると思います。
音楽ファイルなら、プレイリストという方法で複製することなくオリジナルの曲集を作ることができます。プレイリストは曲順が書かれただけのリストですから、実時間をかけて録音することもファイルコピーすることもなく瞬時に作成・編集することができます。
※ 車にPCを持ち込めない場合でも、プレイリストの曲をSDカードその他の車で再生できるメディアに保存すれば良いだけです。車でBluetoothが使えるなら、スマホやタブレットの音楽をワイヤレスでカーナビに接続できて更に快適になります。
プレイリストとは
連続再生したい曲をまとめたリストのことです。音楽再生ソフトでプレイリストを再生するとプレイリストの曲順で再生されます。
音楽再生ソフトは複数のプレイリストを作ることができます。また、Spotifyのように多くのプレイリストを容易に管理できるように、フォルダーにプレイリストを仕分けることができる音楽再生ソフトもあります。
レコードやCDでプレイリストと同様のことをするには、カセットデッキのようなレコーダーに1曲ずつ録音していかなければなりませんが、PCオーディオなら音楽再生ソフトで曲を次々と追加するだけで瞬時にプレイリストを作ることができます。曲順を変更したければ作ったプレイリストの曲順を並べ替えるだけでよく、録音し直す必要もありません。
音楽再生メディアが多様化しカオス状態になっている現状では、パソコンを音楽再生システムの中枢に置くことがベストソリューションです。レガシーメディアを音楽ファイルに変換することで音楽を一元管理できるばかりか、スマホやタブレットをスマートなリモコンとして利用でき快適性がさらに向上します。
昔なら”PCで音楽再生なんて、ありえへん!”でしたが、もはや音質への課題はクリアされ更には利便性・柔軟性・拡張性等多くのメリットをもたらしてくれます。
ネットワークオーディオではCDやレコードを音楽ファイルに変換きない
音楽ファイルを再生する点ではネットワークオーディオもPCオーディオと同じですが、ネットワークオーディオ(NAS+ネットプレーヤー等)ではCDやレコードから音楽ファイルを作ることはできず、結局PCの助けが必要になります。
※PCレスでCDをリッピングする手段はありますが、多くの場合は簡易的なリッピングとなりPCには敵いません。レコードはデジタルオーディオレコーダーを使えば音楽ファイル化できますが、デジタルオーディオレコーダーは影を潜める一方です。
音楽ファイルに加えてストリーミング配信の音楽も一つのライブラリーとして扱えると一気に問題解決するのですが、現状は過渡期といえる状況で解決までにはもう少し時間が必要かもしれません。今のところは音楽ファイルを扱うソフトとSpotifyなどのソフトを併用することになります。※一部のソフトやサービスでストリーミング配信と音楽ファイルの一元管理は既に実現していますが、費用対効果を含め現実的とは言い難い状況に思います。
スピーカーで聴く音楽再生の場合は、スピーカーから出力される音に部屋が与える悪影響を如何にして軽減するかが、音楽を本来の高音質で聴くためのキーポイントです。このことを知ってはいてもなかなか実践できていないのが実情です。
測定用マイクとオーディオインターフェイスをPCのつなぐと、部屋がどれほど再生音に悪い影響を与えているかがグラフや数値として具体的に見えてくるので、誤ったルームアコースティック対策を回避するのに役立ちます。
更に、PCのオーディオプラグイン(ソフトまたはハード)を使うことでルームアコースティックが引き起こす問題を補正して回避することも可能になります。その結果、オーディオ機器をグレードアップする以上の効果を得ることができます。
ルームアコースティックとは無縁のヘッドホンオーディオとてヘッドホン自体の最適化と個々のリスナーへの最適化が高音質化につながります。ヘッドホンは左右の特性に個体差が見られることがあるため、マイク測定による補正で音質改善することがあります。
このように、パソコンは部屋を含めた再生環境全体を最適化し高音質化する最強のオーディオ機器となります。
関連記事:ルームアコースティック記事一覧
オーディオ機器の中で高級機やヴィンテージ機は、その機器でなければ出せないサウンドキャラクターがあり重宝されています。真空管による色付けもその一つです。
高級機やヴィンテージ機を入手することは容易ではありませんが、PCのソフトウェアやハードウェア(周辺機器)を使うとそれらのサウンドキャラクターを簡単に再現することができます。(エミュレーション機能)
音源によっては何も足さず何も引かないピュアな状態よりも真空管などを通して色付けしたほうが魅力の増す音源も少なからず存在しますが、PCを利用することでこの効果を得ることができます。躍動感をあまり感じない(元気のない)音源を魅力的な音楽として蘇らせるためにも有効な手段です。
パソコンはソフトやハードのプラグインにより多様なオーディオプロセッサーの役割を担います。TuneBrowser、JRiver Media Center、VoiceMeeter Banana等のソフトでこのプラグインを利用します。
音源がマスタリングされた環境や時代背景にあわせてオーディオシステムを最適化することで本来の音源のクォリティを再現できる場合があります。
再生環境がマスタリング時のモニターシステムやルームアコースティックと異なると、本来の音の再現とはほど遠いものになってしまいます。トランジスタアンプ登場以前のマスタリング環境で使われた真空管アンプは音を着色するため、再生環境においても真空管のサウンドキャラクターを付加することが好結果につながる場合があります。
SHOPPING
Amazon Pay/PayPal/etc.
銀行振込
Visa/Mastercard/American Express